この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

少年サンデーは本当に子供向けか?

2016-09-28 22:26:56 | 漫画・アニメ
 またまたミクシィニュースから(元ネタはこちら)。

 先日、週刊少年ジャンプにおいて、40年もの長きに渡って連載されていた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が最終回を迎えたことが話題になりました。
 そしてその裏で、『こち亀』ほどではないにしても、40巻以上の長期連載漫画がここ一、二年の間に立て続けに連載が終了し、現在40巻以上の作品が3作しかないことが、一部のジャンプファンの間でやはり話題になっているようです(その3作を当てられる人っている?)。

 40巻というと、ものすごく長い間連載されているようなイメージがありますが、週刊連載であれば通常8年連載していれば達成できる巻数ではあります。
 8年、、、長期間ではありますね。
 ただ、天下の少年ジャンプで8年連載されている作品が3作しかないというのはやはり異常事態と言えるようです。

 といっても自分は現在ジャンプを読んでいないので、他人ごとではあるのですが。笑。

 自分が最後に少年ジャンプを読んだのはいつだったかなぁ、確か『バクマン!』の最終回を機に読むのを止めたと記憶しています。
 とはいえ、読むのを止めたのは少年ジャンプだけでその他の少年漫画誌は絶賛立ち読み中なんですけどね(立ち読みするな)。

 話をミクシィニュースに戻すと、記事とはあまり関係ないのですが、次のようなつぶやきが目につきました。
 少年サンデーは子供向け、というつぶやきです。
 少年サンデーが子供向け、ですって?
 少年サンデーが子供向けの漫画雑誌だと思っている人って、少年サンデーに連載されている、どの作品を指して子供向けだっていってるのでしょうか?
 もちろん少年サンデーに子供向けの作品が一つもないと言ってるわけではありません。
 けれど少年サンデーに連載されているすべての作品が子供向けってことは絶対にないです。
 例えば、藤田和日郎の『双亡亭壊すべし』なんて、自分が子どもの頃に読んでいたら確実にトラウマになっていただろうな、ってぐらいに怖いですよ。何しろ双亡亭に乗っ取られたら、目がえぐられるんですからね。ヴィジュアルが怖すぎるっちゅーねん。でも面白いけど。

 コメディ寄りの作品でも子供向けとは言えないものもありますよ。
 例えば、自分が今週刊連載されている漫画の中で一番好きな『なのは洋菓子店のいい仕事』、主人公の兄はすでに死んでいて(つまり幽霊)、そのことを知っているのは主人公だけ、という設定ですからね。この先どう転んでもいつかはそのことが公然となる日が来るわけです。コメディだけど、重いですよ。

 月一連載の田辺イエロウの『BIRDMEN』なんて、主人公の仲間になりうるキャラクターたち40名が皆殺しにされちゃいましたからね。
 読んでいて呆然としましたよ。
 これでもまだ少年サンデーは子供向けだっていうんでしょうか。

 少年サンデーが子供向けだとつぶやいた人は、単純に少年サンデーが子供が読む漫画誌だと言いたかったのではなく、少年ジャンプや少年マガジンに比べて、漫画誌としての格が劣ると言いたかったのではないかと思います。
 少年ジャンプを読んでいない自分はこの二誌を比べることは出来ませんが、少年サンデーは決して少年マガジンに劣るものではない、と思っています(まぁマガジンで読んでいるのは『はじめの一歩』と『七つの大罪』ぐらいですけど、どちらも大して面白いとは思えない)。

 サンデーの難点は発行部数が少なすぎて立ち読みするのが大変、ってことでしょうか。
 え?そんなに高く評価しているなら購読すればいい?
 仰る通りですね。
 貧乏が憎いです。。。
コメント
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