当店のお薦めは…。

　美味しいものが好きです。
　と断らなくても大概の人はそうだと思うのですが、これといってリアルでの楽しみが他にない自分は特にそうです（出たよ、ネガティブ発言）。
　食べるものには金に糸目はつけない、、、と言うのはさすがに無理ですが、でも自分なりにこだわりがあって、休みの日のランチはハンバーガーや牛丼といったお手軽なファーストフードでは済ませないようにしています。
　ランチがファーストフードではあまりに楽しみがないですからね。
　
　映画を観るために天神に出たその日のランチも何にするか、かなり迷っていました。
　いつものお寿司屋のランチにするか、それともトンカツにするか…。
　そんなふうに迷いながら歩いていたら、ある中華料理屋さんの立て看板が目に飛びこんできました（言うまでもなく比喩です。立て看板が突風で吹き飛ばされて目に突き刺さったという意味ではないです。当たり前だ。）。
　その日は中華を食べる気分じゃなかったのですが、その中華料理屋の看板に書かれてあるメニューは無視できませんでした。

　マーボ丼定食３９０円。

　安いなぁ、これは安いよ。　
　自分が知る限り、ファーストフードを除いて、天神界隈で食べられる最安値のランチは渡辺通り一丁目のサンセルコ地下一階にある《ＳＵＮＱカレー》の３９０円カレーだったのですが、それと同額だったのです。
　というわけで、《中華料理　竹園》で激安のマーボ丼定食を食べてみることにしました。

　席について、お店のおねーちゃんにマーボ丼定食を注文してから、自分が一つミスを犯したことに気づきました。
　マーボ丼定食を頼むぐらいですから、自分は辛いものが苦手というわけではありません。ただ辛い物を食べると尋常じゃなく、それこそ滝のように額から汗が出るのです。
　そのため辛い物を食べるときは汗を拭くためのタオルが必須なのですが、それをリュックに入れ忘れていたのです。
　
　まぁ忘れてしまったものは仕方ない、ハンカチで代用しようと思いつつ、待つこと１０分（弱）、注文していたマーボ丼定食が来ました。


　　　

　結構量が多い、、、味はというと、もぐもぐ、激ウマ！！というわけではないにしても３９０円であれば充分満足出来るレベルでした。
　毎回ここでランチを食べようとまでは思いませんでしたが、また来てもいいな、とは思いました。

　さて、激安のマーボ丼定食が食べられる《竹園》のお薦めは何かというと実はマーボ丼ではありません。
　《竹園》のお薦めは何と！料理長その人なのです！！
　料理長がお薦めってどーゆー意味？と思われる方もいるかもしれませんが、言葉通りの意味です。
　だってメニューにそう書いてあるんだもん。笑。


　　　

　ほら、「料理長を薦め」って。
　自分はそーゆー趣味はないですが、お薦めとあらば次に来たときは料理長を味わわなくっちゃいけないかなぁ、、、ってそういう意味じゃないですね。笑。

　料理長が味わえる（かもしれない）《中華料理　竹園》は天神三光橋交差点そばにあります。