この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

それなりに楽しめた『スカイスクレイパー』。

2018-09-24 22:59:28 | 新作映画
 ドウェイン・ジョンソン主演、ローソン・マーシャル・サーバー監督、『スカイスクレイパー』、9/22、Tジョイ久留米にて鑑賞。2018年33本目。


 三連休初日の土曜日は仕事だったのですが、昼過ぎに仕事が終わってから、映画を観に行きました。
 観たのは「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンの最新作『スカイスクレイパー』。
 正直、なぜこの映画を観に行くことにしたのか、自分でもよくわかりません。
 単なる気紛れなのか、それともやっぱり自分は高所が好きなのか、、、後者ってことはないと思うけどどうなのかな。笑。

 超高層ビルを舞台に、愛する家族を守るため、現金強奪を企むテロリストを相手に、単身戦いを挑むというプロットは共通するので、何かと『ダイハード』と比較する人が多いですが、ただ『ダイハード』がアクション映画の歴史を変えたと言われるほどの作品であるのに対し、本作は間違っても5年後人々の記憶に残るような作品ではないです。
 かなり脚本がテキトーでしたね。

 ドウェイン・ジョンソン扮する主人公ウィルの家族が火災炎上したプレオープン中の超高層ビル「ザ・パール」の96Fに取り残されるんですよ。
 ウィルとしては家族を助けるために炎上している階よりも上に行かなければならない。
 そのための手段というのがザ・パールの隣りに建っているクレーン塔のてっぺんから飛び移る、というものなんですが、そもそもそんなクレーン塔がプレオープンを控えている超高層ビルの隣りに建っている、というのがまず不自然なんですよ。
 だって超高層ビルであればそこから見える眺望も重要ですから、クレーン塔なんて目障りなだけですよね。さっさと解体しているはずです。

 まぁ何かの理由があってクレーン塔の解体が遅くなっていたとしましょう。
 クレーン塔のてっぺんにウィルがどうやって行ったのか、普通に考えればエレベーターですよね。
 でもエレベーターは電源がオフになっていて使えないのです。
 そこでウィルがどうしたかというと、、、ズバリ、クレーン塔の外壁の鉄骨部分をキングコングのようにグワシグワシと登って行くんです。およそビル100階分。主に腕の力だけを使って。

 無理、、、だよね?
 ビル100階っていったら、階段で普通に登って行くのも相当キツいでしょ。それを腕だけで登る?
 無理無理、絶対無理。

 などといったらこの映画は観れません。笑。
 「無理を通せば道理が引っ込む」の言葉通り、細かいことを気にしなければ本作はそこそこ楽しめます。
 まぁ愛する娘のために死地に赴く父親、っていう構図はいつの時代でも燃えますよね。
 自分に娘はいませんが!

 そんなわけで細かいことを気にしなければそこそこ楽しめる映画ですが、脚本の雑さや中国資本がどうこうといったことが気になる方は観に行かない方が良いです。
 あ、高所恐怖症の方は観ない方がいいのは言うまでもありません。笑。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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