クリス・プラット主演、コリン・トレヴォロウ監督、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ACチケットBA5、鑑賞料金1000円)。2022年30本目。
トム・クルーズの主演作『トップガン マーヴェリック』の日本での興行収入が100億円を突破したのだそうです。
しかし、言うまでもなく、興行収入が100億円を突破したとしても日本国民全員が観ているわけではありません。
観ていない人も当然いるわけです。
『トップガン マーヴェリック』を観る、観ないは個人の自由だと思います。
ただ、『トップガン マーヴェリック』を観ていないという人になぜ観ないのかと尋ねるとこう答えることが結構多いのです。
前作『トップガン』を見ていないから(続編である『トップガン マーヴェリック』も観ない)。
この答えに「ん?」と首をかしげたくなります。
だって、『トップガン マーヴェリック』を観に行った人で、『トップガン』も見たという人も、見たのは30年以上前のことでしょう。
30年以上前に見た映画の内容を一々細かく覚えているはずがないですよ。
『トップガン マーヴェリック』が面白いかどうかということと、『トップガン』を見たかどうかということはほとんど因果関係がないと自分は思うんですよね。
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のレビューで『トップガン マーヴェリック』のこと語ってしまいましたが、言いたいのはシリーズ最新作が面白いかどうかということと、シリーズの過去作を見たかどうかというのは関係がないってことです。
ちなみに自分はシリーズの過去5作、すべて劇場で観ていましたが、いやぁ、笑っちゃうぐらい過去5作の内容を忘れていましたね。
おかげで『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を新鮮な気持ちで観ることが出来ました。
新鮮な気持ちで観た『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』なのですが、何が驚いたかといって、よくわからない謎のテクノロジーが作中存在するってことでしょうか、それもいくつも。
例えば密売人の女がレーザーポインターで光を照射すると光を当てられた人物にアトロキラプトルが襲い掛かるのです。
襲い掛かるだけでなく、どこまでもどこまでもしつこく追ってきます。
これ、どういうテクノロジーなんですかね?
レーザーポインターで光を当てた人物を襲うように調教した?
それともそのように行動するマシンを組み込んだ?
いずれにしろ、特定の人物を襲うように仕向けることが出来るのであれば、逆に言えば誰も襲わないようにすることも出来るんじゃないですかね?
謎のテクノロジーといえば、本作にはメイジーという名前のクローンの少女が登場します。
彼女のオリジナルはシャーロットと言い、シャーロットはすでに故人で、遺伝的な疾患が原因で亡くなっています。
そのことを聞いたメイジーが心配になって、私も同じ病気で死んでしまうの?と尋ねるんですよ。
すると、異世界に17年間行っていたような風貌のアジア人の博士が、シャーロットが治療したから大丈夫だ、とデイジーを安心させるのです。
そのセリフを聞いた自分は思いましたね、シャーロット、なぜ自分の治療はしなかったんだ、と。
まぁシャーロットが自分の治療をしなかったことには何か理由があったのだとしましょう。
でもメイジーの治療の記録を一切残さなかったのはなぜなんですかね?
遺伝的な疾患を根治させる方法が確立できたのであれば、それって大々的に公表することであっても、ひた隠しにしなければならないことではないと思うんですけれど。
それでアジア人の博士が「それさえわかれば私の過ちも正せるのに!」って嘆くんですよ。
彼の過ちとは何かというと、イナゴを巨大化させ、世界中に解き放ったこと。
そうなんです、シリーズ最終作の最大の脅威はティラノサウルスでもなければアロサウルスでもない、巨大イナゴなのです。
シリーズ最終作でそう来るか、と思わずにはいられませんでした。
っていうか、シャーロットの確立した治療法がわかれば、巨大イナゴを退治出来るって博士は言ってるんですが、そもそもシャーロットの治療法がどのようなものなのか見当もつかないのに、なぜ治療法がわかれば巨大イナゴを退治出来るとわかったんですかね?
何かもう、それは気にしても仕方のないことだと自分に言い聞かせたのですが、それでも気になって仕方がなかったです。
恐竜を現代に蘇らせるという根幹のアイディアが荒唐無稽なものなので、その枝葉にあるものにはリアリティを持たせてもらいたいと思います。
お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
トム・クルーズの主演作『トップガン マーヴェリック』の日本での興行収入が100億円を突破したのだそうです。
しかし、言うまでもなく、興行収入が100億円を突破したとしても日本国民全員が観ているわけではありません。
観ていない人も当然いるわけです。
『トップガン マーヴェリック』を観る、観ないは個人の自由だと思います。
ただ、『トップガン マーヴェリック』を観ていないという人になぜ観ないのかと尋ねるとこう答えることが結構多いのです。
前作『トップガン』を見ていないから(続編である『トップガン マーヴェリック』も観ない)。
この答えに「ん?」と首をかしげたくなります。
だって、『トップガン マーヴェリック』を観に行った人で、『トップガン』も見たという人も、見たのは30年以上前のことでしょう。
30年以上前に見た映画の内容を一々細かく覚えているはずがないですよ。
『トップガン マーヴェリック』が面白いかどうかということと、『トップガン』を見たかどうかということはほとんど因果関係がないと自分は思うんですよね。
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のレビューで『トップガン マーヴェリック』のこと語ってしまいましたが、言いたいのはシリーズ最新作が面白いかどうかということと、シリーズの過去作を見たかどうかというのは関係がないってことです。
ちなみに自分はシリーズの過去5作、すべて劇場で観ていましたが、いやぁ、笑っちゃうぐらい過去5作の内容を忘れていましたね。
おかげで『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を新鮮な気持ちで観ることが出来ました。
新鮮な気持ちで観た『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』なのですが、何が驚いたかといって、よくわからない謎のテクノロジーが作中存在するってことでしょうか、それもいくつも。
例えば密売人の女がレーザーポインターで光を照射すると光を当てられた人物にアトロキラプトルが襲い掛かるのです。
襲い掛かるだけでなく、どこまでもどこまでもしつこく追ってきます。
これ、どういうテクノロジーなんですかね?
レーザーポインターで光を当てた人物を襲うように調教した?
それともそのように行動するマシンを組み込んだ?
いずれにしろ、特定の人物を襲うように仕向けることが出来るのであれば、逆に言えば誰も襲わないようにすることも出来るんじゃないですかね?
謎のテクノロジーといえば、本作にはメイジーという名前のクローンの少女が登場します。
彼女のオリジナルはシャーロットと言い、シャーロットはすでに故人で、遺伝的な疾患が原因で亡くなっています。
そのことを聞いたメイジーが心配になって、私も同じ病気で死んでしまうの?と尋ねるんですよ。
すると、異世界に17年間行っていたような風貌のアジア人の博士が、シャーロットが治療したから大丈夫だ、とデイジーを安心させるのです。
そのセリフを聞いた自分は思いましたね、シャーロット、なぜ自分の治療はしなかったんだ、と。
まぁシャーロットが自分の治療をしなかったことには何か理由があったのだとしましょう。
でもメイジーの治療の記録を一切残さなかったのはなぜなんですかね?
遺伝的な疾患を根治させる方法が確立できたのであれば、それって大々的に公表することであっても、ひた隠しにしなければならないことではないと思うんですけれど。
それでアジア人の博士が「それさえわかれば私の過ちも正せるのに!」って嘆くんですよ。
彼の過ちとは何かというと、イナゴを巨大化させ、世界中に解き放ったこと。
そうなんです、シリーズ最終作の最大の脅威はティラノサウルスでもなければアロサウルスでもない、巨大イナゴなのです。
シリーズ最終作でそう来るか、と思わずにはいられませんでした。
っていうか、シャーロットの確立した治療法がわかれば、巨大イナゴを退治出来るって博士は言ってるんですが、そもそもシャーロットの治療法がどのようなものなのか見当もつかないのに、なぜ治療法がわかれば巨大イナゴを退治出来るとわかったんですかね?
何かもう、それは気にしても仕方のないことだと自分に言い聞かせたのですが、それでも気になって仕方がなかったです。
恐竜を現代に蘇らせるという根幹のアイディアが荒唐無稽なものなので、その枝葉にあるものにはリアリティを持たせてもらいたいと思います。
お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。