この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

第154回九州友の会例会に参加しました。

2022-08-30 22:07:56 | 折り紙・ペーパークラフト
 8/28は第154回九州友の会例会で、オンラインで参加しました。
 本当はリアル会場での参加を希望していたんですよね。
 それだとついでに佐賀県立美術館で開催されている【錯視展】も観に行くことが出来たからです。
 しかしリアル会場での参加を希望したのは何と自分一人で、赤字になるという理由でリアル会場での開催は見送られました。
 まぁオンライン参加でも(【錯視展】が観に行けないというだけで)特に不都合はないんですけどね。

 例会の前半は講習会で、講習作品は「おすわりネコ」でした。
 どんな作品かというと、、、と、その前に。

 しばらく前のことですが、プライヴェートで折り紙を教える機会があったんですけど、そこでちょっとだけショックなことがありました。

 皆さんは折り鶴を折ることが出来ますか?
 一昔前だったら折ることが出来る人の方が多かったと思いますが、今は折ることが出来る人の方が少ないんでしょうね。
 折ることが出来るという人に質問です。
 折り鶴を折る際、まず最初にどう折りますか?
 変な質問をするなぁと思われた方がいるかもしれませんね。
 折り鶴は最初に対角線で三角に折るに決まっているじゃないかと。
 それからまた半分の三角に折って、三角のところに指を入れて四角の形に折り畳む、そんな感じでしょうか。
 実はこの折り方は間違っているのです。
 間違っているというか、より正しい折り方があるというか。
 折り鶴の正しい折り方は、まず四角を半分に折ります。
 それを一度開いて90度回転させまた同じように半分に折ります。
 そして開いて谷折りで対角線で折ります。
 実際に折ったものがこちら。

   

   

 最初に三角に折っても、四角に折っても、折り進めていくと同じ形になります(専門用語では「正方基本形」と言います)。
 同じ形ではありますが、赤の正方基本形と青の正方基本形には明確な違いが一つありますよね。
 赤の正方基本形の方が折り線が一本少ないのです。
 折り紙において、同じ作品を折る場合、折り線は出来るだけ少ない方がよいので(その方が綺麗に折れます)、折り鶴においても最初は四角に半分に折る方が正しい折り方なのです。

 ということをプライヴェートで折り紙を教えた人に教えようとしたら、「難しい!」と言われてしまいました…。

 あのとき「難しい!」と言った人はこの作品のことをどう思うかな、と思うぐらい難しい作品でしたよ、「おすわりネコ」。
 
   

 一応完成しましたが、もう一度折れる気はまったくしません。
 あ、隣りに置いているのは自作の「クォーターローズ」です。
 講習会に参加すればするほど自分の折り紙力の低さが身に染みます。
 しばらく講習会に参加するのは控えようかな…。

 まぁ折り紙力が低くてもそれなりに楽しめるのが折り紙の良いところなんですけどね。
 ぼちぼちとやっていこうかなって思っています。
コメント
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