この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

懲りずにバスツアーに参加してみる。

2013-01-17 21:59:27 | 旅行
 何年か前、長崎のランタンフェスティバルを観光するバスツアーに参加したことがあります。
 参加しての感想、うん、バスツアーも悪くない。でも自分には合わない。でした。

 バスツアーの何がいいかってまず何といっても楽なことが挙げられます。
 車の運転はもちろん嫌いじゃありません。
 何といっても自分は車で十九時間かけて鳥取まで行った男ですからね。笑。
 でもやっぱり長距離を運転するのってきついです。同乗者がいればプレッシャーもかかります。
 その点バスツアーはほんと楽ちんです。
 そしてリーズナブルな料金も気に入りました。
 長崎までの往復の旅費と夕食代込みで¥3980はどう考えても安いです。
 バスツアーって娯楽として貧乏人の味方じゃないでしょうか。

 一方、バスツアーの何が自分に合わないと思ったかというと、それはただ一つ。
 ここだけの話、自分は胃腸が弱くて、自慢じゃないんですけど不意にトイレに行きたくなるんですよね。
 これが自家用車での移動であればコンビニや道の駅で好きな時に好きなだけトイレに立てこもれるわけですが(コンビニでのトイレの長時間使用は止めましょう。笑。)、バスツアーともなるとそういうわけにはいきません。
 トイレ休憩があるとしても十五分程度ですからね。
 こりゃ自分には合わないなと思ったのです。

 にもかかわらず、なぜまた懲りずにバスツアーに参加しようと思ったのか。
 それはもうひとえにツアー内容が魅力的だったから。
 
 九時に久留米に出発して最初に向かうのが大宰府の九州国立博物館です。そこでボストン美術館展を鑑賞します。
 国立博物館、車で三十分ぐらいの距離にあるんですが、今まで行ったことがないんですよねぇ。
 たぶんこういう機会でもないと行かないんじゃないかと思います。

 大宰府を後にして向かうのが武雄神社、そして武雄温泉で昼食です。
 昼食はズワイガニの食べ放題だそうです。う~~~ん、本当にズワイガニか?カニカマじゃないのか?

 昼食後は長崎の野母崎にて水仙祭り見学。
 野母崎ではあの軍艦島も見れるそうです。
 軍艦島、そういえば見たことなかったなぁ。

 最後に長崎の諏訪神社によって帰路につきます。
 つまり太宰府天満宮も含めれば三社参りってことになりますね。

 さて、このバスツアーの料金がいくらかというと、国立博物館の入場料込み、昼食代込みで¥6980なんですよ。
 博物館の入場料は通常¥1500ですから、それを除くと¥5480です。
 この料金で果たして利益は出るんだろうかって余計な心配をしたくなります。
 カニカマじゃないかと疑いたくなる気持ちもわかるでしょう?笑。

 あと、もう一つだけバスツアーに参加してみようと思った理由があって、それはお袋の誕生プレゼントにちょうどいいと思ったからです。
 お袋の誕生日は1/31で、毎年この時期は演劇やミュージカルなどのチケットをプレゼントしているのですが、今年はどうもお袋向きのものがなかったんですよね。
 本当はこんな激安ツアーじゃなくて、もっと豪勢なツアーに連れて行ってあげられたらいいんでしょうけれど、まぁプレゼントというのは気持ちですから。笑。

 そんなわけで残るのはトイレ問題というわけです。
 体調を万全に整えて参加するつもりですが、果たして…。
 決戦は1/20の日曜日です。
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また欲しいDVDが出来ちゃった♪

2013-01-16 21:31:44 | 旧作映画
 先日の記事で『ルパン三世 カリオストロの城』のDVDを買ったら欲しいものがなくなってしまった!というようなことを書きました。

 しかし、、、まぁ十分予想出来ることですが、また欲しいDVDが出来ちゃったんですよねぇ。笑。
 そのDVDのタイトルは『リンク』
 そう、リチャード・フランクリン監督の傑作ホラーが30年近い時を経て、まさかのDVD化です。

 リンクは大学教授フィリップの屋敷に勤める召使。彼には恋い焦がれる女性がいた。彼女の名前はジェーン。知的で聡明な彼女にリンクは会った瞬間心を奪われる。必至に自分の想いを伝えようとするリンク。だが彼の想いがジェーンに届くことはなかった。
 なぜなら彼はチンパンジーだったから…。

 優れたホラーは鑑賞後、怖さ以外の何かが残る、というのが持論です。
 切なくなることが多いかな。
 『エスター』とか、『屋敷女』とか、見終わったらすごく切なくなりましたよ。
 激痛ホラーの『屋敷女』のどこが切ないんだよ!と言われる方もいるかもしれませんが、あれは切ないですよ。
 彼女が求めていたのは普遍的な幸せだったのだろうに、何が彼女をあそこまで狂わせたのか、、、そう思うと切なくなります。
 あと、『フレイルティー』や『エンゼル・ハート』なんかを見ると脚本の上手さに感心しますね。
 ツイストの効き具合はホラー映画ならではと思います。

 話を『リンク』に戻すと、『リンク』も切ないお話なんですよ。
 道ならぬ恋に悩むリンクの姿はまるで自分自身を見ているようで、、、いや、自分は別に恋に悩んじゃないけど。っていうかそれ以前にチンパンジーじゃないですけどね。笑。

 『リンク』にはもう一つ特筆すべきことがあって、それは何かというと自分がこれまで見たことのあるホラー映画の中で一番ヒロインが自分好みなんですよねぇ。
 清楚で、聡明で、それでいて凛としていて。
 演じるのはエリザベス・シュー。
 最近の出演作は『ピラニア3D』。
 彼女はその中で肝っ玉母ちゃん役を演じてました。
 う~ん、三十年の時の流れは残酷だ…。

 DVDの発売はまだちょっと先の2/22。
 気になるという方がいたらチェックしてみて下さい。
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ツイッターを始めてみましたよ。

2013-01-15 22:17:52 | インターネット
 ツイッターを始めてみましたよ。こちら(よかったらフォロワーになってくださいませ♪)
 年も明けたことだし、何か新しいことを始めてみようかと思ったのです。
 確か1/3ぐらい登録したのですが、しばらくの間、放置してました。
 なぜかというと最初に何てツイートすればよいかわからなかったのです。
 どうせだったら記念すべき最初のツイートは気の利いたものにしてやろうと思ったのですが、考えれば考えるほど何て呟けばいいのかがわからなくなってしまって…。

 で、三連休初日、どうせツイッターを始めるならミクシィに反映させた方がいいな、と思ってその設定をしました。
 上手く反映されているかどうかは気になったので、とりあえず話題になっていたAKB48の河西の手ブラ写真について呟いてみました。
 あまり深い意図はなかったんです。
 はっきりいってAKB48に興味ないし。
 ただ、あの写真を児童ポルノだの何だのと言って騒ぐのは大袈裟だと思ってました。
 それだけならまだしもヤンマガが自主回収となると立ち読みしている者としてはたまったもんじゃないですからね(←立ち読みすんな)。
 だから、いい加減にしてくれよ、と思って、
【AKB河西の手ブラ写真で騒いでいる奴多すぎ。何よりそれが秋元の思う壺であることがわかってなさ過ぎ。秋元のほくそ笑む顔が目に浮かぶ。 】と呟きました(全然気の利いたツイートじゃない。笑。)。
 繰り返しますが、深い意図はなかったんです。
 そもそも人目を引くとすらまったく思ってなかったので。

 でもそのツイートにミクシィで絡んできたマイミクさんがいて…。
 絡んできた、というと語弊があるかな、「え?」とは思ったんですが、どちらかというと「絡んできてくれたんだ」と嬉しくもありました。
 世の中にはあの写真が絶対に許しがたい、と思う人もいるのですね。
 予期せず始まった議論ですが、議論には全力で応じる、それが礼儀!!と考える自分は反論を試みました。別に自分の考えが間違っていると思っていたわけじゃなかったので。

 それで、反論しようとしたのですが、、、うわっ、字数制限があると言いたいことが上手く言えない!!
 ブログでだらだらと書くのに慣れ過ぎた!!
 有名人や文化人のツイッターではしばしば論争が起きてる印象があって、自分にもそれぐらい簡単簡単♪と思っていたのですが、そうじゃなかったみたいです。汗。

 ちなみに議論そのものはすぐに決着しました。
 別にどちらが言い負かすとか言い負かされたとかそんなこともなく、平和裏の決着でした。理性のある人間同士で議論すればそんなもんだよね。

 ところで、自分の考えを上手い具合に代弁してくれてるなと思ったのがこちら
 自分で言うのもなんですが、自分の考えってしばしば他人とは違っていて、自分が主張せねば誰が主張する!!と思って、必要以上に力んじゃうんですよね。
 自分が思っていることを自分以上に上手く言える誰かがいるっていうのは非常に楽でいいですね。
 これからもそうだといいんだけどなぁ。 
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96時間でも何でもない『96時間リベンジ』。

2013-01-14 20:40:45 | 新作映画
 リーアム・ニーソン主演、『96時間リベンジ』、1/12、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2013年4本目。


 前作『96時間』はとてもよく出来たアクションエンターティメントだと思うのですが、唯一不満だったのが幕の引き方でした。
 娘を命懸けで犯罪組織から救い出したブライアンが、最後に娘の腕の中で息絶える、そういう結末であれば作品としてすごく締まったものになるのに、と残念に思ったのです。
 でも続編製作の報を聞いて納得。
 なるほど、続編が作られるのであれば主人公を死なせるわけにはいかないですもんね。
 キャラクター創作の難しさは充分理解出来ます。

 というわけで、前作で主人公が死ななかったことは納得したのですが、タイトルまで前作から引き継いだせいで若干おかしなことになっちゃってます。
 前作の原題は『TAKEN』で、邦題の『96時間』は「誘拐事件の被害者の無事が予想される時間」から取られ、作中流れる時間もおおよそそれぐらいなのですが、続編の『TAKEN2』は別段時間的に「96時間」でも何でもないのです。
 正確なところはわかりませんが、感覚的に5、6時間のお話なんですよね。
 いいのか、それで?(ま、気になるのは自分ぐらいか)

 重箱の隅を突きましたが、前作ほどでないにせよ、そこそこ面白かったです。
 あれほど用心深いブライアンが場所は違えど同じヨーロッパに妻子を呼び寄せるものだろうかとか、小型の携帯電話を隠し持つぐらいならもっと使えるものを持ち歩くべきじゃないかとか、誘拐犯はもう少し慎重に身体検査をするべきじゃないかとか、いろいろツッコミたいことはあるのですが、まぁいいです。
 何といってもリュック・ベッソン印ですからね。笑。

 まぁでもいいところもありましたよ。
 何といっても前作ではお荷物でしかなかったブライアンの娘キムがそこそこ見せ場があったのは意外で面白かったです。
 『TAKEN3』(邦題は『96時間デッドエンド』あたり?笑。)が作られれば更なる活躍が見込めることでしょう。


 お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ゴメン、イマイチよくわかんなかった、『LOOPER/ルーパー』。

2013-01-13 15:36:29 | 新作映画
 ライアン・ジョンソン監督・脚本、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演、『LOOPER/ルーパー』1/12、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2012年3本目。


 う~~~ん、尊敬する映画評論家の町山智浩氏が2012年に観た映画ベストテンに選出していたから、もっと面白い映画なのかと思っていたんだけど、残念ながらそれほどでもなかったかなぁ。
 どうもタイムトラベルものとしてしっくりこないんだよね。

 2044年の世界が主な舞台でそこではまだタイムトラベルが実用化されてない。
 2077年の世界ではタイムトラベルは実用化されているが違法で、犯罪組織が邪魔な人間を消すときにだけ利用していた。この世界では殺人行為が実質不可能だから。


 まぁここまではいいとして。

 2074年の世界から2044年の世界へオールド・ジョーがやってくる。
 目的は愛する妻が殺される運命を変えるため。


 この時点で自分にはよくわかんない。
 オールド・ジョーの妻を殺せるのであれば、他の不要な人間も同じように殺しちゃえばいいんじゃないの?わざわざ30年前の世界にタイムトラベルさせて、その世界の人間の手を借りなくても。
 もっと言えば邪魔な人間を消すことだけが目的なら、30年前じゃなくて、さらに過去の世界に飛ばせばいいんじゃない?
 300年前とか、いっそのこと3000年前とか。
 30年前じゃないといけない理由って作中説明されたっけ。
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にしろ、『ターミネーター』にしろ、タイムトラベルものって突き詰めれば何かしらタイムパラドックスを抱えていて、それでも鑑賞中にはそれに気づかせない工夫がされていたものだけど、本作はあまり細部まで考えられているようには思えなかったなぁ。
 作中、ヤング・ジョーがオールド・ジョーにタイムトラベルについて尋ねると、オールド・ジョーは「そんなことはどうでもいい!!」みたいに怒鳴るのだけれど、「そんなことはどうでもいい」精神は作品全体に言えることなのだと思う。
 細かいことが気になる人間は本作を観るべきじゃないよね。

 革新的SF誕生に世界驚愕!!
 『マトリックス』以来の衝撃!
 本年度最高傑作!!

 などとやたら観る前に期待値を上げる宣伝文句が公式サイトに踊るけれど、同じタイムトラベルものの変化球であれば『ミッション:8ミニッツ』の方が個人的には好きですね。
 まぁ観て損だとまでは思わないけど…。


 お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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やるときゃナマ派の鈴木先生が帰ってきたよ!映画『鈴木先生』。

2013-01-12 22:59:40 | 新作映画
 武富健治原作、河合勇人監督、長谷川博己主演、『鈴木先生』、1/12、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2012年2本目。


 世間ではAKB48の河西知美の手ブラ写真が物議を醸しだしているようですが、自分には何が問題なのか、ぶっちゃけよくわかんないですね。
 一部では、あの写真は児童ポルノを想起させるなんて言ってる人もいるようですが、それはさすがに無理があるだろうと思います。
 あれが児童ポルノだというなら、西洋絵画の宗教画なんて見てらんないですよ!!こちら
 ブグロー「春の再来」、ジェローム「ヴィーナスの昇天」、アンリ・カミーユ・デンジャー「アフロディーテとエロス」etc、あられもない恰好をした女性に男の子がまとわりついている絵ばっかり。笑。
 断っておくと、AKBや手ブラ写真、まして児童ポルノを擁護しているわけじゃないですよ。
 AKBのあこぎな商売のやり方には嫌悪感しかないし、手ブラ写真はセンスがなさすぎる。児童ポルノは根絶して然るべきでしょう。
 ただ、裸婦と少年の組み合わせは必ずしも児童ポルノではないだろうと言いたいのです。

 なぜいきなりこんなことを持ち出したかというと、手ブラ写真を見て問題だと思った人は映画『鈴木先生』を観てどう思うのだろうと興味があるからです。
 何しろ主人公である鈴木先生は妊娠中の妻がいるにもかかわらず教え子である生徒(それも中学生!)に欲情してしまう先生ですからね。
 劇中、その教え子を欲望のはけ口にしてしまう(夢を見る)シーンが三度もあるんですよ。
 どんだけ溜まりまくっとんねん!と言いたくもなります。
 ヤバさだけでいえば、手ブラ写真の比じゃない。笑。

 突然ですが、すこぶる美人の女性がいたとして、その女性を犯したいと思うことって悪いことですかね?
 また、ムカつく奴をぶっ殺してやりたいと思うことは?
 何言ってんだ、どちらもダメに決まってるだろうという人がいるかもしれませんが、自分はそうは思いません。
 むしろ、いい女がいれば抱きたいと思うこと、ムカつく奴がいれば殺してやりたいと思うことは健全であるとすら思います。
 じゃ、いい女がいれば好きに犯していいのか、ムカつく奴がいれば好きにぶっ殺していいのかというとそんなことは絶対にない。
 好きな女性が出来ればその女性に気に入られるように努力する。
 ムカつく奴がいればそのストレスを自分の中で消化する。
 つまり、どのような(不健全な)ものであれ、欲望を持つこと自体は健全だと思うんですよね。
 そしてその欲望が世間的に見て非常識なものであれば理性によって抑え込む、もしくは消化する。
 それが人間の心の在り様だと思うのです。
 欲望と理性、車でいえばアクセルとブレーキですね。
 今の世の中って欲望を持つこと自体が悪だ、と捉えられてませんかね。
 そうかな?って思うのです。
 問題なのは欲望を持つことではなく、それを理性で抑えられないことなのでは?
 一昔前でいえばキレやすい子供?
 犯したい女は犯し、ぶっ殺したい奴はぶっ殺す。
 それはブレーキの壊れた車ですよね。
 
 鈴木先生は教え子に欲情はしても、もちろんそれを実行に移すなんてことはしません。
 自らの欲情に対峙し、分析し、最終的には自分自身をより高みに進めるための原動力とする。
 実に人間らしいと言えるのではないでしょうか。
 今までの教育ドラマって結局のところ主人公の教師が聖人君子ばかりで、そこが胡散臭くて好きになれなかったのですが、そうではない『鈴木先生』はそれが画期的で魅力的なのではないか、と思います。

 テレビシリーズを見ていた人は必見ですが、先に映画を観て、その後テレビシリーズをDVDで見るという逆パターンもアリだと思いますよ。
 なかなかそういう人はいないと思いますが…。


 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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プレゼントの行方。

2013-01-11 22:47:01 | 戯言
 拙ブログの映画レビューにはお気に入り度とお薦め度という二つの評価ポイントがあります。
 この二つの評価は文字通りの意味で、お気に入り度は自分がその作品をどれぐらい気に入っているか、お薦め度はその作品をどれぐらい一般の人にお薦めできるかという評価の度合いです。
 なのでお気に入り度が高くてもお薦め度は低い作品もあれば(これは主にホラー映画が多い)、その逆もあります(最近観た作品では『レ・ミゼラブル』などがそうですね)。もちろんどちらのポイントも高い作品もあります(『ショーシャンクの空に』など)。

 自分は男女を問わず、誕生日やクリスマスのプレゼントにDVDを贈ることが多いです。
 それは自分が流行りものには全く疎いこと、アクセサリーなどの小物を選ぶセンスが皆無なこと、DVDは案外安価なことなどが理由です。
 DVDを選ぶ際、自分が気に入っているものではなく、相手が面白いと思えるものを贈るようにしています。
 それで、どうしても自分はその人が見たのかどうかが気になっちゃうんですよね。

 ほとんどの人が鑑賞後、感想を述べてくれます。
 きっちりとした、レビューと呼んで差支えない感想を述べてくれる人もいれば、面白かったですの一言で済ませる人もいます。
 前者が望ましいですが、後者でも一向に構いません。
 見てくれたかどうかかわかればそれでよいのです。

 時には面白くなかったですという否定的な感想を聞かされることもあります。
 そういうときは、どうして面白いと思わないんだよ!!とは思いません。
 もちろん薦める以上はその人に合うと思って薦めるわけですが、外れる場合もあるわけです。
 どちらかというと、むしろ時間を無駄にさせて申し訳ないことをした、と思います。

 残念なのは、DVDを贈ったのに一向に見てくれない人がいるってことです。
 断っておくと、映画鑑賞が趣味じゃない人にDVDを贈ることはないですよ。
 映画を見ることがそもそも苦痛でしかない人にDVDを贈ったから見ろ、などとは言いません。
 それはさすがに押し付けになる、と思うので。

 一ヶ月ぐらいなら、まぁ忙しいのかな、と思います。
 でも二ヶ月が過ぎ、三ヶ月が過ぎると、さすがに忙しさが理由で見ないとは思いません。
 半年を過ぎると、あぁ、この人は一生見る気がないのだな、と思うようになります。
 その人とその作品についていろいろ語り合いたかったのになぁと残念でなりません。

 それで、そのことをある友人に愚痴ったんですよね。
 DVDを贈っても見てくれない人がいるんですよね、って。
 そしたらその友人はとても心のこもったアドバイスをしてくれました。
 自分のような偏屈な人間によくそんな真摯な対応ができるものだな、と感心するぐらいのアドバイスでした。
 でも自分はそれを受け入れることが出来ませんでした。
 なぜかというと、そのアドバイスは、プレゼントというものは贈った後のことは一切気にするべきでない(DVDであれば鑑賞を強制することはよくない)という考えが前提のものだったからです(ちなみにその友人はDVDを贈ったら強制などしなくてもさっさと見てくれるタイプの人)。

 私事になりますが、お正月、兄貴一家が帰省してきました。
 自分とお袋は姪っ子と甥っ子にそれぞれお年玉をあげたんですよ。
 それで四人が帰った後、片づけをしていたお袋はゴミ箱の中にポチ袋を見つけたそうです。
 もらったポチ袋は宝物として一生大事に取っておけよ!とは言いません。
 でも、最低限、処分するとしたら自宅に帰ってからじゃないですかね。
 どこの世界にもらった家でポチ袋を捨てる奴がいるというのか(それが誰かまではわかりません。もらった当人なのか、義姉なのか、兄なのか。)。
 自筆のポチ袋を見つけて、お袋はすごく落ち込んだそうです。
 その気持ちはよくわかります。

 結局言いたいことは、どんなものであれ、贈り物には贈り主の心が込められているということです。
 その心は踏みにじられていいわけがない。
 ポチ袋はもらった家で捨てていいわけがないし、DVDは時間が出来たら見て欲しい。
 どんなプレゼントだってそうじゃないですかね?
 心が込められている以上、粗雑に扱うべきではない。
 それは強制とか押し付けとはまた別の話だと思います。
 そんなふうに思うのは自分が誰かからプレゼントをもらうことが滅多にないからかもしれません。
 普通の人はプレゼントなんて日常茶飯事だからそう思わないのかな…。
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十年ぶりぐらいで、、、

2013-01-10 21:57:39 | 日常
 十年ぶりぐらいで、知り合いの女性ととある場所で再会しました。
 自分の方は気づかなかったんですけど(自分は極端に人の顔を覚えるのが苦手なので)、向こうが気づいて、「私のこと、覚えてる?」って声を掛けてくれたんです。
 そういうことって滅多にないのでめっちゃ嬉しかったんですけど、それどころか、別れ際、メルアドを書いたメモ紙まで渡してくれました。
 これにはほんと涙が出るぐらい感激しました。
 それで、家に帰ってから思い切って、再会を記念して今度の休みの日にでもどこか食事に行きませんか、ってメールを送ったんですよね。
 そしたら彼女から返事が来ました。こんな感じ。
こちらの事情を無視して自分の都合だけで誘うのはやめてください
 ・・・・・・・。
 思い切って誘ったら、思いっ切り断られました。笑。
 十年間会ってなかったんだからそっちの事情なんてわかるわけないやん…。
 女心ってほんとわからんわ!って新年早々思いましたとさ♪


ps.ここに書いてあることは言うまでもなくフィクションですから!!もしくは友だちから聞いた話です!! コメントはそれを踏まえた上でよろしくお願いします…。
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三連休の予定。

2013-01-09 23:04:51 | 日常
 この前正月休みが終わったばかりだというのに、今週末はまた三連休がありますね。
 皆さん、何か予定はありますか?
 自分は何もありません、、、これが四月以降の、春になってからの三連休であれば、愛車のフィットに乗ってどこか遠くに出かけてみるか、とも思うんですけど、一月は車中泊をするには厳しいものがありますからね。この時期の車中泊はほとんど自殺行為と言ってよいです。
 って自分の場合、車で遠出=車中泊になってますね。笑。

 何も予定がないというのは嘘です。そういえば映画を観に行くつもりでした。それも三本。


   
     写真は購入済みのムビチケ五枚。


 その三本とは、『96時間/リベンジ』と『鈴木先生』と『ルーパーズ』です。
 他の二本はだいたいどこの映画館でも上映してるんですが、『鈴木先生』は九州ではここだけ!!みたいな感じなので、三本ともユナイテッドシネマキャナルシティ13で観ようか、と思っています。
 
 問題は今の自分に果たして三本続けて映画を観る体力があるのかどうかってことですが、、、ま、いっか、ぶっ倒れても。
 映画をハシゴしてぶっ倒れるのも三連休の醍醐味だよね(そんなん醍醐味言わん)。

 あと、今回初めてムビチケなるものを使います。
 ムビチケというのは事前の座席予約が可能な前売り券といったところなのですが、去年48本劇場まで映画を観に行って、劇場が満席だったのは映画の日に観た『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』だけだった自分には、座席予約機能ってそんなに魅力的な機能ってわけじゃないんですよね。
 あまり必要性を感じない機能がついて価格が割高になるのはやっぱりちょっと納得出来ないかなぁ(同じ映画の場合、ムビチケは通常の前売り券に比べ100円高い)。
 とはいえ、ムビチケしか販売されない映画もあって、それが上の画像の5作品なのだけれど。
 この先、映画の前売り券は全部ムビチケになっちゃうのかなぁ。
 100円でも安く観たいものだけれど。。。
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お年玉で買っちゃった♪

2013-01-08 21:20:12 | 漫画・アニメ
 自分へのクリスマスプレゼントとしてに『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のDVDを買った、ということは既にブログで報告しました(たぶん誰も覚えてないとは思うけど)。
 ネットでの評価はそこまで高くないようなんですが、自分は大好きなホラーコメディです。
 去年観た映画の中で一番笑わせてもらいました。
 唯一難を言えば日本語の吹き替えが収録されてないことですかね、、、それさえあればほんと完璧なんですが。

 それでですね、お正月休みに今度は自分へのお年玉ということで長い間ずっと欲しかった『ルパン三世 カリオストロの城』のDVDを買っちゃいました。
 何気なく入った(レンタル店でも何でもない)リサイクルショップの片隅に置いてあったんですよね。
 そんなに安いってわけではありませんでした。アマゾンで買うより気持ちだけ安い、ぐらいかな。
 っていうか、安い高い以前にそもそも買う必要がないんですけどね。金曜ロードショーで放送した分の録画を残していたから。
 でも、やっぱりどうしても欲しかったんです。
 個人的に日本のアニメ史上、最も面白い作品だと思っていますし、また、マイDVDコレクションの『未来少年コナン』の横に置きたかったというのもあります。
 でも何よりたまたま入ったリサイクルショップに置いてあった、というのが運命だ、と思ったんですよね。
 普通にDVDショップで売られていただけならたぶん買わなかった、と思います。
 今月、これで贅沢が出来なくなっちゃったな、と思いつつもレジに持っていっちゃいました。笑。


   


 購入して改めて気づいたことがあって、それは何かというと、この作品、案外アンチが多いんですよね。
 アマゾンでのレビューでは197件のレビューのうち、8名のレピュアーが☆一つの評価です(トータルの評価は5つ星のうち4.6)。
 評価が低い理由は原作とイメージが違うから、だそうで…。
 その人たちはよっぽどモンキー・パンチの原作が好きなんでしょうね。
 自分は原作にまったく思い入れがないから素直にこの作品を高く評価出来ますが、思い入れがあると逆に完成度が高い分、受け入れがたいものがあるのでしょう。

 このDVDを手に入れたことで欲しいDVDが何も無くなっちゃいました。
 っていうか、欲しいものが無くなった、と言ってもいいかもしれません(お金は欲しいですけどね、もちろん。笑。)。
 元々物欲は乏しいのですが、何も欲しいものがないという精神状態は宜しくないような気がします。
 早く次の欲しいものを見つけなくっちゃ…。
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