この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

帰ってきた律儀なホラー映画『ソウX』。

2024-10-21 21:25:03 | 新作映画
 ケビン・グルタート監督、トビン・ベル主演、『ソウX』、10/20、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円)。2024年49本目。

 一映画ファンとしてちょっとした自慢なのですが、いや、自慢するようなことでもないのですが、『ソウ』シリーズはジェームズ・ワンが監督した第一作からすべて劇場で観ています。
 第一作を劇場で観たという人はかなり少ないはず、、、と思うのですが、そう思いたいだけかもしれません。
 どちらかというと難しいのはシリーズを観続けることですね。
 中には「何じゃ、こりゃ!」みたいな出来の作品もありましたから。

 自分が『ソウ』シリーズを観て思うのは、残酷だとか、衝撃的といったことではなく、律儀だなってことです。
 第一作を観て、スゲェものを観た!って思いました。
 ただ、あれだけのギミックをたった一人で作り上げることが出来るものなのだろうか、と疑問に思ったんです。
 そしたら第二作ではジグソウに協力者が現れ、自分が第一作で疑問に思ったことに対してある程度の答えが示されました。
 ただ、あれだけのギミックを発った二人だけで作り上げることが出来るものだろうかと疑問に思ったら、続く第三作ではジグソウの協力者が一人ではなかったことが明かされました。
 万事こんな感じで、自分が疑問に思ったことが次回作ではそれなりに答えが示されるんです。
 何とも律儀なホラー映画があったものだと思わずにはいられません。
 ただし、答えが示されるからといって面白くなっているかというとそんなことは全然なく、結局『ソウ』シリーズで一番面白いのは(誰もが認めるように)第一作なんですけどね。

 さて、『ソウX』で、自分が疑問に思ったことを挙げていくと、、、
 ジグソウに捕らえられた悪党たちの親玉であるセシリアがジグソウたちの目を盗んで仲間に携帯電話で連絡を取ろうとします。
 しかしそれはジグソウたちの想定内だったことが明かされます。
 いやいやいや、ってことはあれか、ジグソウはセシリアが死体の内臓をロープ代わりに使ってワゴンを引き寄せることも想定していたってこと?
 それはさすがに想定するのには無理があるんじゃないの?
 セシリアがそのことに気づかなかったらどうするつもりだったんだろうか?

 今回もこれまで同様、趣向を凝らした様々な拷問器具が登場します。
 それがこのシリーズのウリなんですけど、今回はいつもと違い舞台がメキシコなんですよ。
 遠いメキシコでよくこれだけの拷問器具を揃えたな!と感心せずにはいられません。

 一番疑問に思ったのは、悪党たちの親玉であるセシリアが最後まで生き残ったことですね。
 それも大した拷問を受けることなく。
 そんなのアリなのか、と思ったのは自分だけではないはずです。

 というような疑問は次回作『Saw Ⅺ』で答えが示されるのでしょう。
 今から『Saw Ⅺ』の公開が楽しみです。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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観に行ってよかった『BISHU 世界でいちばん優しい服』。

2024-10-20 20:36:14 | 新作映画
 西川達郎監督、服部樹咲主演、『BISHU 世界でいちばん優しい服』、10/20、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円)。2024年48本目。

 今日はイオンシネマ筑紫野で映画のハシゴをしてきました。
 いつもの週末であれば映画は土曜日に観ることが多いのですが(やっぱり日曜日だとあまり家に遅く帰れないですから)、それがなぜ日曜日に映画を見たかというと、理由は簡単、20日はお客様感謝デーでイオンシネマでは安く映画を観れるのです。
 700円も安くなれば、そりゃ日曜日に映画を観ようという気にもなりますよね。
 で、今日はイオンシネマ筑紫野で映画のハシゴをしてきたのですが、当初は『ソウ X』と『ボルテスV レガシー』だけ観るつもりでした。
 それがなぜもう一本多く観たかというと、映画comである映画が尋常じゃなく高い評価を受けていたからです。
 その映画とは『BISHU 世界でいちばん優しい服』。
 『BISHU』の映画comのレビュアー評価は現在4.3、相当高いと思います(ちなみに『室井慎次 敗れざる者』は3.6。『室井~』が低いわけではありません。)。
 『BISHU』を観ることで当初観る予定だった他の二本の映画の鑑賞に支障をきたすのであれば、鑑賞のを止めていたかもしれませんが、スケジュール的に上手く繋がったんですよね。
 これは「この映画を観ろ!」という映画の神様のお告げだと思い、観ることにした次第です。
 いや、観てよかったですよ、映画の神様に感謝ですね。

 主人公の史織が周りの人に助けられながら自分がデザインした服を自らの手で完成させ、市主催のファッションショーに出品する、というお話で、まぁぶっちゃけストーリー的にはありがちなのですが、ありがちでないこともあって、それは史織が発達障害を患っていることです。
 そのため鑑賞後、いろいろと考えてしまいました。
 障害を持たない人が障害を持つ人をサポートするのはある意味当然だと思います。
 でも障害を持たない人が障害を持つ人の犠牲になるようなことはあってはならないことだと思います。
 そんな浅いことをいろいろと考えました。

 多くの人に観てもらいたい、いい映画なのですが、作品の結末に「え?」っとなりました。
 だって、一人で暮らしたことがない、まともに料理も出来ない、それどころか一人で起きることも出来ない主人公がファッションの勉強のために言葉も通じない遠い異国の地へ一人で旅立つというのですから。
 絶対無理だろ!って思ってしまいました。
 現実的な落としどころとして、主人公の姉が付き添いとしてついていく、というふうにすれば、よかったんじゃないかな。
 事情が事情だけに姉が付き添いとしてついていくことは許されるだろうし、パリへ行くこと自体は彼女自身も望んでいたことだしね。

 まぁ否定的なことも書いちゃいましたが、いい映画ではあります。
 多くの人に観てもらいたいです。

 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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2024年秋ドラマ、見ているのは…。

2024-10-19 23:04:36 | テレビ
 9月の末に飲み会があったんですけど、その時ネットフレックスに入っている人たちの間で『地面師たち』のことが話題になっていました。
 『地面師たち』、面白いみたいですね。
 自分もネットフレックスに入っていたら間違いなく見たと思います。
 ただ、『地面師たち』を見るためにネットフレックスに入るということはないかな。
 同様に『SHOGUN 将軍}を見るためにディズニープラスに入ることもないですね。
 だって、地上波で放映されているドラマでも充分面白いからです。
 前クールに放映されていた『クラスメイトの女子、全員好きでした』、自分の周りで見たという人は皆無だったのですが、自分がこの5年間で見たドラマの中で五本の指に入るぐらいには面白かったですよ。
 こういうドラマがあるから、地上波のドラマは止められないのです。
 と言ってる割には今クール、あんまりドラマは見てないんですけどね。
 一応『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』は見ています。
 面白いことは面白いですけど、このドラマの面白さって映画を観ている人向けの面白さですよね。
 果たして映画を観ていない人は楽しめるのか、疑問です。
 あと、『ウイングマン』も見るつもりだったんですよ。
 時間が空いたので見ようと思ってBlu-rayレコーダーの録画リストをチェックしたのですが、リストに『ウイングマン』が載ってない!
 やべ、録画し損ねた!と思ったのですが、放映は22日からでした。
 そんなに遅くから秋ドラマを放映するなよ、などといちゃもんを言ってみる。笑。
 結局今クールはドラマを見なくていいかなとも思ったのですが、それもまた寂しいなと思い直し、月9の『嘘解きレトリック』を見てみました。
 昭和初期を舞台にした、嘘を見抜くことが出来る探偵助手と頭脳明晰だがお人好しの貧乏探偵のバディものです。
 原作は未読ですが、面白かったですよ。
 丁寧に作られていると感じました。
 昭和初期の舞台セットが素晴らしい出来だと思いました。
 こういうドラマがあるから、地上波ドラマは止められないのだ、とまでは言いませんが、最終回まで見ると思います。

 あなたは秋ドラマ、何か見ていますか?
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続々・一体いくつあるんだ、無明橋!

2024-10-18 21:10:02 | 戯言
 昨日の続きですが、《湯布院カントリーロードユースホステル》のオーナーであり、登山イベントのインストラクターでもあるRyoさんにメールで無明橋のことを訊ねたところ、Ryoさんは無明橋は天念寺の裏山、中山仙境、津波戸山、それに両子寺(ふたごじ)にある四つだと思っていたそうです。
 両子寺!?
 また聞いたことのないお寺が出てきましたね。
 調べてみたところ、両子寺の境内にある赤い橋は本当に「無明橋」と呼ばれているようです。
 ただ他の「無明橋」と違うのは他の三つ(もしくは四つ)の無明橋が大なり小なり行き着くのが大変なところにあるのに対し、両子寺の「無明橋」はお寺に参りさえすれば簡単に渡れちゃうってことでしょうか。
 正直ありがたみはあまりないかな。
 だって天念寺の裏山の無明橋って渡るのに命がけですからね(渡る以前にたどりつくのも、そして帰るのも命がけだし)。
 それに比べればお寺に参れば渡れちゃう両子寺の「無明橋」は単独であれば間違いなく興味が持てない案件ではあります。
 でも「無明橋」を完全制覇しようと思ったら外せないのでは、とも思うんですよね。
 っていうか、そもそも「無明橋」って完全制覇するようなものなのか、とも思うし。
 あぁ、よくわからん!
 とりあえず、来月の17日に由布院に行く用事があるので、前日にでも無動寺と両子寺に行ってみようかと思います。
 五つの「無明橋」を渡れば、いい加減「無明橋」を完全制覇した!と胸を張ってもいいでしょうからね。
 でも六つ目、七つ目の「無明橋」が現れたりして…。

 本当に一体いくつあるんだ、無明橋!って言いたいです。
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続・一体いくつあるんだ、無明橋!

2024-10-17 21:20:48 | 戯言
 昨日の記事で、
>この「無明橋」も実は他にも二つの「無明橋」と呼ばれている橋があって、三つ合わせて「三大無明橋」と呼ばれているようなんです。
 なんて訳知り顔で書きましたが、実は「三大無明橋」がどことどことどこの橋なのか、よくわかっていなかったりします。
 自分は「三大無明橋」を天念寺の裏山の無明橋と中山仙境の無明橋と津波戸山の無明橋のことだと思っていました。
 このうち天念寺の裏山と津波戸山は《湯布院カントリーロードユースホステル》のツアーで登り、中山仙境には一人で登りました(こちら)。
 中山仙境、低山ですが、お薦めの山ですよ。
 奇岩も拝めるし、無明橋もありますしね。
 中山仙境は後々登る天念寺の裏山に比べたら危険度はぐっと低いと思います(といっても数年前に転落事故があって死亡者が出たそうですが)。
 自分が登った時期はコロナ真っ盛りで、登山中、登山者は一組しか会いませんでした。
 今でも思うんですけど、コロナが流行っているから密を避けるのはわかるんです。
 でもコロナが流行っているから外出を控える、山登りも自粛するってのは何なんですかね。
 登山中にコロナに感染することなんてありえないのに(富士山みたいに人だらけの山ならともかく)。

 中山仙境に登った翌月、今度は天念寺の裏山に登りました。
 昨日の記事にも書きましたけど、この時は本当に怖かったですね。
 人生における恐怖体験のベスト5に入る怖さでした(スカイダイビングは10位以下)。

 その二年後に津波戸山に登ります。
 この山でも恐怖を味わいました。
 鎖を伝って急な斜面を降りていたのですが、足元を見たら地面まで50センチほどもなかったんですよ。
 この高さならこのまま手を離しても問題はないだろう、そう判断し、手を離しました。
 実際大した高さではなかったのですが、着地して、二、三歩後ろによろめいたんです。
 そしたらよろめいた先が崖になっていて、気がついたら20メートルの高さの崖を滑落しかけてました。
 ギリギリのところで何とか這い上がって事なきを得たのですが、あの時は本当に危なかったです。

 ともかく、どの山でも石橋を渡ったので、自分は「三大無明橋」を制覇したのだとばかり思っていたのですが、どうもそうじゃないっぽいんです。
 というのもこちらのyoutubeに三つの無明橋が紹介されているのですが、三つ目に紹介されている無明橋が津波戸山ではないからです。
 何か勘違いしていたのかなぁ?
 今度湯布院に行く機会があるのでホステルのオーナーさんにもう少し詳しい話を聞いてみるつもりです。
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一体いくつあるんだ、無明橋!

2024-10-16 21:20:47 | 戯言
 世の中にはいろいろな「三大〇〇」がありますよね。
 例えば「世界三大珍味」だったら、フォアグラ、キャビア、明太子ですよね(違う)。
 まぁ「四大〇〇」も無きにしも非ずですが、「三大〇〇」の方が収まりがいいような気がします。

 今年のゴールデンウイークに「三大投入堂」のトリで《不動院岩屋堂》を観てきました。
 これで「三大投入堂」は制覇したことになります。
 自慢じゃないですが、「三大投入堂」を制覇した人ってあまりいないんじゃないかと思います。
 なぜかというと三つの投入堂は同じ地域にあるわけではないからです。
 《不動院岩屋堂》と《三徳山三佛寺投入堂》は同じ鳥取にあるのですが、残る《龍岩寺奥院礼堂》は遠く大分にあるのです。 
 自分は10年ほど前に《三徳山三佛寺投入堂》へ行き、去年《龍岩寺奥院礼堂》へ、そして今年《不動院岩屋堂》に参りました。
 《不動院岩屋堂》は鳥取といっても兵庫寄りにあるのでめちゃめちゃ遠かったです。
 でも三つの投入堂のうち、二つを見たなら残る一つも見てみたいという思いから、意地で行ってきました。
 まぁ「一生のうち一度は見ておいた方がいい」というレベルなのは《三徳山三佛寺投入堂》だけで、残る二つの投入堂は「近くに行くことがあったら見ておいた方がいい」というレベルなんですけどね。笑。

 「無明橋」という橋の名前を聞いたことがあるでしょうか。
 大分の国東半島にある別名「日本で一番危険な橋」です(こちら)。
 日本で一番危険な橋って大袈裟な!と思われるかもしれませんね。
 まぁ自分も日本の橋をすべて知っているわけではありませんが、そう称されても不思議はないほどに実際危険ではあります(自分はツアーに参加して行ってきました)。
 橋そのものも危険なのですが(手すりなどはない、橋の両側は100メートルほどの奈落)、橋にたどり着くまでがまた危険なんです。
 たどり着くのが危険ということは帰る時もまた危険ってことに他ならず、大岩を鎖を伝って降りたのですが、オーバーハングになっていて、鎖の先がどうなっているか、わからないんですよ。
 他の人たちが降りているので、降りられるようにはなっているんだろうな、ということは頭ではわかるのですが、身体が硬直して動けないんです。
 とはいえ、降りられませんといったからといって、じゃあ降りるのを止めましょうか、というふうにはならないので、結局半べそになりながら降りましたけどね。
 去年スカイダイビングをして、怖くなかったですか?と訊かれることがあるのですが、あの大岩を降りるときの恐怖に比べたら、スカイダイビングなんて屁でもないですね。
 そしてこの「無明橋」も実は他にも二つの「無明橋」と呼ばれている橋があって、三つ合わせて「三大無明橋」と呼ばれているようなんです。

                                  続く。
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どうして続編を作ったんだろうと思った『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』。

2024-10-15 21:35:00 | 新作映画
 トッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演、『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』、10/14、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ハッピーマンデー割引につき鑑賞料金1100円)。2024年47本目。

 14日は『ビートルジュース ビートルジュース』に引き続いて『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』を観ました。
 でもまさか二作続けて「どうして続編を作ったんだろう」と思うような映画だとは思いませんでしたよ。
 ただ、『ビートルジュース ビートルジュース』の方が純粋に首を捻りたくなる疑問であるのに対し、こちらの方は明確な答えがあります。
 単純に一作目が大ヒットしたから、ですよね。
 そしてあのヒットは監督であるトッド・フィリップスにしても予想外だったのではないか、続編である『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』を観て、そう思いました。

 なぜ一作目の『ジョーカー』がヒットしたのかというと、まず人々がジョーカーがどのように誕生したのか、興味があったから、というのと(ジョーカーが登場する映画は多くとも、ジョーカーの誕生を描いた作品はなかった)、平凡で、どちらかといえば無害なアーサーという男が、悪のカリスマである「ジョーカー」になる、その痛快さが受けたのではないか、って思っています。
 フィリップス監督自身そのことは充分にわかっていて、わかった上で作った続編がこの『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』ではないでしょうか。
 見事なぐらいに一作目とは真逆な作品なんですよね。
 一作目が平凡で無害な男が悪のカリスマになるお話であったのに比べ、本作では悪のカリスマも一皮むけばただの平凡で無害な男だったってお話ですから。
 よくまぁ一作目を踏襲しないものだ、と(好き嫌いとは別に)感心しました。

 感心したことは他にもあって、これまでの映画に登場したジョーカーって特定の誰かだったじゃないですか。
 でも本作における「ジョーカー」は個人ではなく、狂気の集合体を指すんですよね。
 アーサーだったジョーカーは死んでしまったわけですが、そのアーサーを殺した男が次のジョーカーになるってことなんでしょう。
 その次のジョーカーにしても死んだらその名を継ぐ者が現れる。
 まさに狂気の感染で、それこそがサブタイトルの「フォリ・ア・ドゥ」なのではないでしようか。

 ミュージカルシーンも賛否両論のようですが、自分は「アリ」だと思いましたよ。
 ジョーカーが歌っているシーンは、要はアーサーが歌い出したいぐらい感情が高ぶっていることを表現しているんでしょう?
 よくある演出だと思うんだけど、、、少なくとも「ヘルシンキ」より全然「アリ」です。笑。

 何だかやたら持ち上げているようですが、そういうわけでもないのです。
 認めざるを得ない部分も多々あるのですが、好きか嫌いかで言えばあんまり好きな映画ではないです。
 自分はやっぱり平凡な男が悪のカリスマとして成り上がっていく、そんな単純明快なお話の方が好みなのです。
 まぁそういう映画だったら、賛否両論どころか、全方位から否定されそうですが。笑。

 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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どうして続編を作ったんだろうと思った『ビートルジュース ビートルジュース』。

2024-10-14 20:51:11 | 新作映画
 ティム・バートン監督、マイケル・キートン主演、『ビートルジュース ビートルジュース』、10/14、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ハッピーマンデー割引にて鑑賞料金1100円)。2024年46本目。

 三連休最終日の14日は映画を観てきました。
 それも二本。
 映画を観てきました、それも二本、何て事のないように思われるかもしれませんが、実はきつかったのです。
 というのも二日前の土曜日は朝目覚めたら起き上がれないぐらい気分が悪くて…。
 吐き気がして、頭が痛くて、これで体温が高かったら「風邪かな?」と思えるのですが、体温は平熱でした。 
 体調が悪い時に平熱だと逆に不安になりますよね?(自分だけ?)
 そんなわけで土曜日は一日中伏せっていて、日曜日は何とか起き出し庭の草むしりをして(少しは家の手伝いをしないと次の日遊びに行けないため)、そして月曜日、気力を振り絞って映画を観に行った次第です。
 まぁ映画って気力を振り絞って観に行くものじゃないと思うけど…。

 当初は観るのは『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』だけの予定でした。
 『ビートルジュース ビートルジュース』も観るつもりではあったのですが、他に観たい作品があったりして、二週続けて観逃がしていたので、観ないのも運命か、と思ったりしました。
 しかし今日の上映スケジュールを見たら、いつもより10分早く家を出たら観ることが出来るじゃないですか(上映が夜中だったりすると上映されていても観に行けないことも多い)。
 これはもうこの映画を観る運命なのだと思い、普段より10分早く家を出て観に行きました。

 自分たちの世代でティム・バートンのことが嫌いという映画ファンっているのだろうか、って思えるぐらいティム・バートンって影響力のある存在でした。
 今でこそ『バットマン』と言えば、クリストファー・ノーランの『ダークナイト』三部作を思い浮かべる人が多いと思いますが、ティム・バートンが『バットマン』を世に送り出した時、カルチャーショックはハンパなかったんですよ。
 そのティム・バートンが35年ぶりに出世作の『ビートルジュース』の続編を作るというのですから、何かしら思うことがあった、そう思うじゃないてすか。
 35年の年を経て、続編を作らなければいけない何かが。
 実際観て、ビックリしました。
 特にこれといったこだわりが何も感じ取れなかったので。
 いや、ティム・バートンらしいといえばらしいのですが、どちらかというと35年ぶりに続編を作って、出来たものがこれ?感が強かったです。
 一つ一つのエピソードが本当に薄っぺらくて、ヴィジュアルもヘンテコではあっても最盛期のティム・バートンならもっとヘンテコだったよなと思える出来栄えで、何よりオチが夢落ち!
 こんな作品を本当にティム・バートンは作りたかったのだろうかと思っちゃいました。
 まぁそう思うのも自分が思っていたよりもティム・バートンに対して思い入れが強かったからかもしれませんが…。

 お気に入り度★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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2024年公開の注目作。

2024-10-13 22:18:36 | 新作映画
 2024年も10月も半ばになり、年内に公開される作品もほぼ上映リストに載っているようです。
 今日はそれらの作品の中から個人的な注目作を紹介したいと思います。
 
 まずは10月公開の作品。
 10/18に『ボルテスV レガシー』『ソウ X』『破墓/パミョ』が公開されます。
 『ボルテスV レガシー』は言わずと知れた日本のアニメをフィリピンでテレビシリーズとして実写化されたものを日本公開用に再編集された作品です。
 巨大ロボットアニメ大国である日本ですが、今さらながら巨大ロボットの実写化作品ってないんですよねぇ。
 『ガンヘッド』ぐらい?
 『ソウ X』、あまり期待してなかったのですが、前評判はいいようです。
 『破墓/パミョ』は余裕があれば観に行くつもりです。
 公式サイトに2024年韓国No.1ヒットって書いてあるのですが、2024年ってまだ二ヶ月以上あるのにこの作品がNo.1ヒットって決めつけるの、早くないですかね?

 10/25はM.ナイト・シャマラン監督最新作『トラップ』が公開されます。
 前評判はあまり高くないようですが、一応観に行くつもりです。

 続いて11月公開作品。
 11/1に『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が公開されます。
 正直これまでの二作はそれほど面白くはなかったのですが、今度はまぁまぁ面白そう、、、そう思いたいだけかもしれません。

 11/8に『レッド・ワン』『イマジナリー』が公開されます。
 「レッド・ワン」はサンタクロースが誘拐されるお話なのですが、毎年毎年クリスマスを舞台にした映画がクリスマスの時期を外して公開されます。
 クリスマスの映画はクリスマスの時期を外して公開しなければいけない、というような決まりでもあるのでしょうか。
 「イマジナリー」は主人公の女の子の可愛く無さにビックリです。

 11/15はリドリー・スコット監督の『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が公開されます。
 今年は何だか続編映画ばかり公開されるような気がします(毎年のことかも)。
 それにしても御年86歳のリドリー・スコット監督のパワフルさと言ったら!
 生涯現役を貫くのでしょう。

 12/13は『クレイブン・ザ・ハンター』が公開されます。
 何となく作品の雰囲気が同じマーベルの『モービアス』を思い起こさせるのですが、『モービアス』はどうなったんでしょうね。

 12/27は『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』が公開されます。
 公開は年内ですが、自分が観に行くのはおそらく来年の1/1になるでしょう。

 紹介しといてなんですが、2024年に公開される映画ってこんなもの?って思っちゃいました。
 もしかしたら配給会社もまだ隠し玉を持っているのかもしれません。
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とにかくミスを無くせ!

2024-10-12 23:02:42 | 戯言
 金曜日の夜は今期の売り上げ目標の達成を祝した会社の飲み会でした。
 場所は久留米の六ツ門にある《焼鳥 心》
 移転後初めての訪問でしたが、以前と同様に美味しかったです。
 ここのレバーは絶品だと思います。
 それに希少部位である心残りもこのお店に来ることがあれば必食です。
 焼鳥だけではなく、一品料理もどれも美味しかったのですが、ただ同じ二階席のもう一組の客が「あなたたちは大学生か!」というぐらい騒がしくて、こちらのテーブルでは隣りに座っている人の声すらまともに聞き取れませんでした。
 貸し切りじゃないんだから、もう少し静かに飲もうよ、ほんと。

 話はちょろっと変わりますが、自分はうちの営業所の5S活動のリーダーをやっています。
 5Sとは何かというと「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字のSですね。
 「整理」「整頓」って同じことじゃないのかって思うし、「しつけ」って何?とも思うのですが、ともかく今5S活動を熱心にやっている企業は多いようで、うちの営業所も5S活動を真面目にやるようにと上の方からお達しを受けているわけですね。
 5S活動のリーダーと言えば聞こえはいいのですが、リーダーだからといって権限はなく、報酬も特にないんですよ。
 あるのは仕事だけ。
 リーダーといっても正式には雑用係と言った方が正しいかもしれません。
 その雑用係、、、訂正、リーダーである自分に上の方から、今回の棚卸しの差異をさらに少なくするためにはどうすればいいか、皆で話し合ってその結果を報告してくださいというメールが送られてきました。
 ほげぇ!って感じです。
 今回の棚卸しも相当差異が少なくなってきてはいるのですが、上の方では最終的に差異ゼロを目指しているわけですね。
 そんなの無理だっちゅーの!
 仕事で完全にミスを無くせって言ってるのと同じだよ!
 無理なものは無理なんですが、無理ですと返信することは出来ません。
 さらに「みんなで差異が起こらないように気を付けていきます」というような具体性を欠く報告もNGなんです。
 本当にどう返事をすればいいのやら、って思っていたのですが、飲み会の場で少しはそのことについて話が出来るかもしれないと淡く期待していました。
 そこに隣りの席の馬鹿騒ぎですよ。
 話し合いもへったくれもありゃしない、、、まぁ隣りが騒いでなくても話し合いなんてしなかったかもしれませんが。

 連休明けの火曜日あたりに何らかの報告をしないといけないのですが、どうすりゃいいんですかね。
 本当にほげぇ!って感じです。
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