けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

禁止事項

2007-03-19 19:03:48 | football
グティの契約書類には「ペナルティエリア近辺からのミドルシュートは絶対に打ってはいけません」という条項があるに違いない。


06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 27
Real Madrid C.F. 2-0 Nastic de Tarragona

マドリーの得点:ロビーニョ(56)、ダビド・ガルシア(P.P.=85)

最近の試合で良くあるように、前半か後半か、ある一定時間は良いんだけれども試合を通して圧倒したり試合を支配したりできない。そんなマドリーでした。
攻撃陣に関してはファン・ニステルロイ、イグアイン、カッサーノ、ラウルを先発させ、そこにグティが絡む。だったわけですが、開始早々に相手が1人少なくなったのに試合を支配できない、点が入らない。後半頭からカッサーノにロビーニョを代えると、そのロビーニョが大活躍。ポジションを変えながら前線に動きをもたらし、自分でゴールも決め、マドリーはリーガでは久しぶりにベルナベウで勝利を収めました。

てことになるんですが、じゃあ次からロビーニョを先発させれば良いんだ、とはいかない気もします。これまでを見ていると、ロビーニョが次も良いパフォーマンスを見せる保証はどこにもない。ロビーニョだけの問題ではなく、今シーズンのマドリーは「このパターンで行けば一定のレベルの試合ができる」という組み合わせがないように思うのです。フィジカルにもメンタルにも波があり、怪我人が多く、サスペンションも多く、一定のレベルが保てない。今シーズンはいったい何パターンの先発があったことか…。

以下、箇条書き風に思いついたこと。
1)突如として最前線まで上がり、豪快なクロス兼シュートを見せたエルゲラ。セルヒオ・ラモスと組んでいるときは、ラモスの方が上がりたがりのようで自重していますが、カンナバーロだと自分が上がる元気が出てくるようです。さすがエルゲラ。
2)バックラインが攻撃参加すると、ちょっと懐かしいマドリーな感じになりますね。カシージャスとマケレレを残して皆で上がってしまうマドリー。
3)エリア内ではわりと良い仕事をするサルガド。2点目はエリア内に入ったサルガドのクロスにラウルが触ったような相手オウンゴールになったような。エリアに入ったサルガドで思い出すのは、99/00のCLファイナルでモリエンテスの先制点。アネルカ→サルガド→モリエンテス。
4)本日2点目、上にはP.P.と書きましたけど、ラウルのゴールとしているところもあるようです。武士の情けなのかそういう決まりなのかわかりませんが、最後に触ったのが守備側の選手で一見オウンゴールでも、攻撃側の選手のゴールで記録してしまうことは往々にしてあるように思います。だからもしかしたらラウルのゴールかもしれません。
5)前半最初のCKを蹴ったのはラウル。珍しい。
6)ラインを気にしなさ過ぎるファン・ニステルローイ、トラップを焦りがちなイグアイン。
7)だからグティ、自分でシュートしろ~!

そういえばマドリーが勝った事で、バレンシアと順位入れ替えです。さあ大変だ。


第4回
今年もやるようです。国連親善大使の2人がキャプテンを務めるチャリティマッチ、ジダンフレンズvsロナウドフレンズ(貧困に対抗するキャンペーン)。会場はスタッド・ベロドローム(マルセイユ)。こういう親善試合のメンバーなんてものは直前まで誰が出場するかわからないものですが、主宰の2人の仲の良い選手を中心に(だからフランス人選手、元フランス代表、ブラジル人選手が多いのですが)、なかなか華やかなチャリティマッチになりそうです。監督にデル・ボスケとイダルゴ、レフェリーがコッリーナさん。懐かしい名前(ストイコビッチとか大砲ソニーとか、ロラン・ブランとか)、お馴染みの名前。ご近所のよしみでモナコからも3人お呼ばれしています。全員の名前を書くのが面倒だったので、リンク先でご確認ください。