けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

3~4週間…

2007-03-29 11:08:23 | football
今のところ、モリエンテスは3~4週間の離脱と診断されているようです。そこまで酷いとは…ちょっと言葉がありません。

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MARCA試合後の様子が動画で見られます
フェルナンド・モリエンテスはアイスランド戦の前半42分に肩の亜脱臼で交代した。このため来月4月4日のCLチェルシー戦への出場の可能性は低いだろう。スペイン代表のボラス医師は、試合終了後モリエンテスについて次のように述べた。「モリエンテスの肩は外れていて15日間は固定しなければならないだろう。そして3週間から4週間は無理だろう」「モリエンテスの肩に問題が起きたのはこれが初めてではない。不確かな状態で離脱期間もその箇所しだいだ」
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脚の筋肉ばかり心配していましたが、肩でしかもかなり酷い結果になるとは…。1日でも全治期間が短くなれば、と思います。

ちなみに4月のバレンシアの試合予定。

4月1日:第28節 エスパニョール(C)
4月4日:CL-QF 1st-leg チェルシー(F)
4月8日:第29節 アスレチック・ビルバオ(F)
4月11日:CL-QF 2nd-leg チェルシー(C)
4月15日:第30節 セビージャ(C)
4月22日:第31節 レアル・マドリー(F)
4月24-25日:CL-SF 1st-leg 対戦相手未定(C)
4月29日:第32節 レクレアティーボ・ウエルバ(C)

4月は試合がいっぱいですねえ…しかもチェルシー戦2試合にセビージャ、マドリーと上位対決か。

後から追加:何か情報が出たら追加したいと思います。
スーペルより。幸いなことに手術の必要はないが、2週間はプレイできない。少なくともエスパニョール、チェルシー(1stレグ)、ビルバオとの試合には出場不可。(ぴったり2週間なら)チェルシーとの2nd-legでの復帰の可能性はあるが、ちょっと厳しいだろう。

●いつもは午前中にトレーニングがあるバレンシアですが、代表組が合流するためか木曜のトレーニングは17時から行われました。その後発表されたparte medicoから。
フェルナンド・モリエンテス:スペイン代表に参加中に右肩を脱臼した。明日9時30分よりERESA(バレンシアにある医療用画像検査施設)にて、MRIを用いた精密検査を行う予定。

●一夜明けてパテルナに帰ってきたモリエンテス。笑顔も戻り、楽観的な気持ちでいるとのこと。


ASから。最終的な全治期間などは、今日の検査しだいのようです。
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フェルナンド・モリエンテスはタオルを投げたりはしない。モリエンテスは、4月10日に行われるCLチェルシー戦の2nd legでプレイする準備をしていくことを考えている。原則として、水曜日に行われたスペイン対アイスランド戦で負った肩の脱臼は非常に厳しいものだと感じている。それにもかかわらず、バレンシアのメディカル部門もモリエンテス同様に、記録的に間に合って復帰するというオプションを放棄しようとはしない。理論的には、2週間から3週間は離脱しなければならないのだが。
しかしながら、すべては今日(30日)9時30分から行われるMRI検査の結果次第となるだろう。そこでモリエンテスの負傷の程度がはっきりする。モリエンテスは昨日シウダ・デポルティーバに肩を固定した姿で現れた。そしてチェルシー戦の第2戦でプレイできるだろうというオプションにとても楽観的な気持ちを持っていた。
モリエンテスの離脱は、キケにとって厳しい不運だろう。チーム1のゴレアドール(リーガ11点、CL5点)なしでいかなければならない。さらにモリエンテスは03/04のCLでチェルシーに引導を渡した選手でもある。モナコに所属していたモリエンテスは、チェルシーに対して2つのゴールを決めた。1つは公国で、もう1つはロンドンで。
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●現地も日が変わっているのに続けて書いてしまうのもなんですが、同じ話題なので。3月30日分のparte medicoより。今週末はダメですが、まだまだ希望は捨てません。
フェルナンド・モリエンテス:本日、MRI検査を実施した。今週中は安静にして肩を固定する。来週初めからは肩にプロテクションをつけてトレーニングを再開し、その時点で試合に出場できるかどうかの可能性を査定することになるだろう。外科的処置、完全な治療はシーズン終了後に考慮する。

水際

2007-03-29 07:18:17 | football
UEFA EURO2008 Qualifying Round Group F
España 1-0 Islandia

スペインの得点:アンドレス・イニエスタ(80)

やれやれ…見てて疲れました。とにかく勝ちを積み上げられたことが良かった。イニエスタよくやった。


前半は、ウォーターポロかウォーターフットボールか、というくらい水との戦いでした。こんな状況になると、やっぱりスペインすごいですね。足元の技術が活きてくるようです。丁寧に足元でボールをキープできるし、パスは思ったように走りませんが、ボールスピードが遅いのでボールロストしにくい。ディフェンスラインも慎重にボールを扱っていますが、気を抜いた横パス以外はそれほどヒヤリとするところはありませんでした。もっとも丁寧さ慎重さがいつもの感覚を失わせたのか(それともいつもと同じなのかわかりませんが)、得点は入らず。相手GKが当たっていることもあって、微妙に嫌な雰囲気。

後半頭からカプデビラが下がってアングロが入りました。どうなったんでしょう、これ。バックラインが3枚、アルベルダは守れ、その前にイニエスタチャビ、その前にサイドに開いてシルバアングロ、一番前にトーレスビジャ?このあたりはよくわかりませんでした。
雨が小止みになり、かなり水はけが良いピッチのようでボールがいつもと同じ程度に走るようになります。相変わらずトラップとシュートの精度が気になって仕方がないトーレスですが、ディフェンスラインを破って裏へ抜けようとしたり左右サイドに出たり、動きは良かったですね。点入らないけど。ビジャは相変わらず、下がったりサイドに出たりパス裁いたりとよくやってました。シルバは雨が苦手なのか、よく動いてボールに触るけどいつもほどの精度がない。
あまりレフェリーが、とか言いたくないですが、今日のレフェリーはかなり嫌な感じでした。公平さを保とうと意図することで判定が歪んだんじゃないか…。トーレスが脚狙われたのはペナルティかと思いましたし、前半のプジョルへの後ろから蟹バサミに紙も出さない。GKのこぼしたボールをつついてシュートを決めたシルバのプレイはファウル取られる。なかなか点が入らないのとあいまって、苛立ちと焦りが…。
それでも何とか決められたのは良かった。真ん中でボールをキープしたビジャ、相手守備がセンターにぎゅっと集まったところで左寄りに上がってきたイニエスタにパス。イニエスタは落ち着いてよく決めました。
最後は危なげのないオーレオーレで無事勝ち点3を獲得。圧倒できないのは相変わらずですが、とにかく勝てたのが一番です。


前半終了間際、モリエンテスが負傷で交代を余儀なくされました。転倒する際の腕の突き方が悪く(現地紙はゴールポストへの激突だとしています)、右肩を痛めたようです。1月13日のビジャレアル戦でも同じ箇所を痛めていますが(右肩亜脱臼)、この時は4日後の国王杯には出てます。ただ、その時よりも痛がり方が酷かったのが心配です。週末のエスパニョール戦はどうなるんでしょう。アングロとビジャのセットか、ビセンテが戻って来れるならシルバとビジャのセットか。

バレンシアは8人の選手を代表に出し、今日の試合でマルチェナ、ビジャ、シルバがフル出場、アルベルダが80分、アングロが47分、モリエンテスが42分+怪我つき。ポルトガルではミゲルが72分(フル出場ではありませんでした)、ビアナは出場しないで済んだようです。あんまり言いたくありませんが、週末の試合の展開が想像できてしまいそうでして…。

減刑

2007-03-29 00:59:12 | football
代表話から少し外れて。今日、スイスのニヨンでUEFAの聴聞会がありました。CLのバレンシア-インテルの試合後に起きた、大乱闘事件の件です。
3月14日に最初の裁定が下っていました。ダビド・ナバーロが7ヶ月あらゆる試合への出場停止、カルロス・マルチェナが4試合のUEFA開催試合(クラブレベル)への出場停止(あとクラブに罰金)。バレンシアはこの裁定に控訴をしていまして、本日当事者を集めて聴聞会を行い、改めて制裁措置が決定されました。

カルロス・マルチェナ
UEFA開催試合2試合の出場停止に減刑
。ただし条件付きで、今後2年のうちに同様の暴力事件を起こした場合には、さらに2試合の出場停止措置が科されます。

ダビド・ナバーロ
6試合の出場停止に減刑
。こちらも条件付きで、今後2年のうちに同様の暴力事件を起こした場合にはさらに2ヶ月の出場停止が科されます。ナバーロの出場停止措置は最初の裁定が下った2007年3月14日を基点とし、2007年9月14日までの出場停止ということになります(17日にリーガの試合に出ちゃったのは大丈夫なんだろうか…)。

チームの弁護士としてはまだ言いたいことがあるようですが、2人共に減刑を勝ち取れたことにはそれなりに満足しているようです。マルチェナの停止期間が短くなったことは、バレンシアにとって大きいと思いますし、実際ニヨンに赴いたナバーロも。

ダビド・ナバーロ
この状況で減刑を勝ち取れたことに満足している。この制裁措置は厳しいものだ。でも起きた事件のことを考えると、もっとも適切な措置だろう。バレンシアで僕がプレイできるようになるのは9月だ。そのときにはできるだけ最高の準備をして戻って来るよ。この件では一番最初からあらゆるサポートをしてくれたクラブに感謝したい。

一方のマルチェナは、代表の合宿先であるマジョルカからビデオ会議で聴聞会に参加しました。代表の試合直前にこんなストレスフルな目に合わなければいけなかったのが心配です。全体で4時間ほどかかったそうなので…。減刑されたことがメンタル面で良い方に働けば良いと思いますが。



ということで、あと4時間です。