けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

猫は7回?

2007-03-27 23:02:34 | football
いつもの通りそのうちどこかに出るかもしれませんが、Las Provinciasよりモリエンテスのインタビュー。いつもより少しはっきりした言い方をしている気がします。



Q:猫みたいに7回生きるんじゃない?(不死身だね、という意味らしい)
M:いや、1回だけだよ。でもトレーニングをすることで道が開けることを知るように、フットボールで積んだ十分な経験があるんだ。

Q:W杯で落選した時に話してくれたことを覚えている?
M:うん。思っていたことをすべて話したと思う。本当にひどくがっかりしたんだ。リバプールで悪いシーズンを過ごしたからああなったんだろう。でもいつでも望みはあるんだ。あの時自分が言ったことを後悔しているよ。

Q:悪いことは何も言ってなかったね。ルイス・アラゴネスはいつも君の馴染む能力を評価していた。
M:今こうして彼と色々話すことができて嬉しいよ。彼は、すべてを話すことができる人間だ。僕たちの関係は緩やかに穏やかになっている。彼は考えたことをしゃべる人だ。そして僕も自分が考えたことを彼に話す。僕たちは共通の友人、フットボール、人生について話し合っているよ。

Q:ラウルについても…
M:そう(笑)。ルイス・アラゴネスは、僕たちが友人同士であることも僕が考えていることも知っている。何も問題はないよ。友人関係は何にも勝るから。僕は何でも彼の気に入るようにする必要はないし、彼は僕の考えを知っている。ルイスは僕のことを理解していると思うよ。

Q:誰があなたが代表に復帰しスタメンになると言っただろうね?
M:それこそがこの世界だよ。フットボールは常にリベンジする。

Q:そしてバレンシアに現れた。
M:そう、こうして話すことができる。そして僕は彼らにとても感謝している。キケかカルボーニかわからないけど。カルボーニは僕と交渉してくれたし、キケは僕に全幅の信頼を寄せてくれてそれを示してくれる。バレンシアが僕の人生に登場してくれたことに感謝しなければ。僕の人生はそれで急速に変化したんだ。

Q:リバプールでのことを説明できる?
M:いや、そう上手くは。はっきり説明できるのは、僕がリバプールを離れなければいけなかったことだ。力強さが失われて、僕はその道から外れなければならなかった。僕はリバプールにたくさんの夢とともに到着した。特別なクラブだよ。彼らがCLで優勝するのを僕は観客席から見ていた。その前にもうマドリーでプレイしていたからね。彼らと共に戦うことはできなかった。大切なのは、彼らにどのような扱いを受けるかということ、それでどんな気分になるかということなんだ。彼らは僕をスターとして扱ってくれた。そして僕は自分が価値があると感じたし、そうなりたかった…

Q:でも馴染むことができなかった。
M:そう、ダメだった。怪我をしていた時のこと、得意じゃないポジションでプレイしていた時のこと、良いものではなかった…

Q:ベニテスは君を理解しなかった…
M:違う、全く逆だよ。チームには必要なことがある。ゴールから遠く離れたところでプレイしなければならなかった。ディフェンスに対してよりも、自陣の真ん中に近い位置だった。バレンシアでは、エリアにより近い位置でやっている。その方が良い。モナコではセカンドトップでも上手くやれたけど、でもフランスサッカーはイングランドともスペインとも違うからね。


Q:代表について話しましょう。
M:今僕たちがいるからね。ここにいられてとても誇らしく感じている。わかるよね。僕にとって代表は、いつでも特別なものだ。僕は微妙な時に代表に復帰した。どの試合もファイナルだ。僕たちは勝ちに勝ちを重ねなければならない。でもかかるプレッシャーはありがたいよ。ここにいられることの重要さが増すし、皆が僕たちを信じてくれる。

Q:チームではハビ・ナバーロの次に年長だから、あなたはそうなんでしょうね。
M:ベテランだね。皆がそう見ているのがわかるよ。そう思ったのはこれが初めてだ。でも自分では年寄りだと思ってないよ。代表には何歳になっても来れると思っている。76年生まれはいない。そして僕は、皆が期待する以上のことをしたと思う。僕自身にとっては驚くことじゃないよ。何より、「終わった」と予言していたたくさんの人たちが僕がここにいるのを見ていることが僕は嬉しい。復讐じゃないよ。彼らが僕の不幸を喜んだことと、僕が自分が上手くいってることを喜ぶのは同じことだ。恨んではいないよ。

Q:「大人」の怪我をするまでは…
M:あははは、腱膜瘤の話だね。ノーマルなことだよ。僕は脚で人生を手にしてきた。手の怪我ではなんともないだろうけどね。

Q:代表でベテランであることは怖くない? 知っていると思うけど君の友人のラウルやカマーチョは先頭に立たなければならなかった。
M:それは怖くはないよ。僕は自分の責任には立ち向かう。でもここには、僕ほどの年齢ではなくベテランではなくても、国際試合で経歴を重ねた選手が何人かいる。彼らにもチームを引っ張るように求める必要があるだろう。

Q:先週の土曜日の試合、後半は見ていられない出来でした。ルイスは基本的なフィジカルコンディションについて話していましたが、でも同じように問題なのは…
M:そう、フィジカルよりもはるかにメンタルの問題だ。それが僕たちにのしかかる。この間の土曜日だけの問題じゃない、歴史的に伝統的にそうなんだ。僕たちは強豪チームのメンタリティに到達していない。だから僕たちはすべての試合を勝つことが出来ない。最近だってそうだよ。あんな形で土曜日の試合を終えることになったのは残念だ。こういう事態が起こるのは初めてじゃないんだよ。
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