けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

詰め込み

2009-06-07 10:44:08 | football
シーズンオフの週末なので、当ブログものんびりです。

清水の岡ちゃん! 日本の岡ちゃん!!

泥臭い泥臭いって言われますし、確かにこの日のゴールも泥臭かった岡ちゃんですけど、実はテクニックもわりとしっかりしてまして、トラップとかうまいなあと思うのです。ちょっとビジャっぽいかな、というのは親バカ的視点…で、岡ちゃん、スペイン辺りにちょっと旅立ってみるっていうのはどうだろう?


これはASに載ってた画像



パブロ!
おそらくユース年代の代表にもほとんど呼ばれてないであろう、バレンシアのパブロ・エルナンデスが、負傷で辞退となったイニエスタの代わりに、スペイン代表に招集されています。ポジション的にもイニエスタの代わり……なの? パブロはエストレーモ純度の高い選手ですが、中へ入ってアタック、というのもちょっと良い感じです。たまにすごいゴール決めます。使われるかな…。とりあえず、6日のプレスカンファレンスでの、パブロのコメント

「皆、僕を温かく迎えてくれた。彼らのことはほとんど知っているし、彼らも最初から親切だ。一番良いのは、彼らが僕を新米扱いしないでくれること、そういうのは忘れて欲しい。イニエスタの離脱をカバーしたいと願っているよ。
(召集がわかったとき)カステジョンのビーチにいたんだ。来週には家族と一緒にカディスにいくことを考えていた。ところがあっという間に、僕はスーツケースに荷物をつめてここへ来ていたんだ。
(チームメイトにマドリー移籍の噂が出ていることについて)代表では、マドリーのことなど考えない。僕たちはコンフェデレーションズで良い結果を残すことに、ただ集中している。」

実はちょっとだけ、ここでホアキンでなくパブロだったことが切ない感じです。ホアキンの方が出場時間も多かったし、パブロだってシーズン終盤は良かったけど、シーズン通したらホアキンの方が安定していたと思うんだけど…選択の基準の1つには、やっぱり若さがあるのか。
ちなみに現在の代表では、ピケ、シルバ、プジョル、セルヒオ・ラモスが別メニュー。火曜日にアゼルバイジャンと親善試合をするそうですが、この4人の出場は無理だろうとのこと。セルヒオ・ラモスは恥骨炎らしく、これはシーズン中から時々痛いっていってた箇所ですよね。代表がなければ休めただろうに。


メインはパブロです


ビセンテ・ソリアーノ会長の辞任
これはバレンシアのニュース。さすがにスペイン語でまたややこしい話を読む気も起きないので(バレンシアはしょっちゅうそんな話ばっかりだし)、この辺で情報を確認。
記事を見ると、現メスタージャの土地を期限内に売ることができなかったから、というのが理由の1つのようです。それについて言うなら、確かに時期が悪すぎたよな…と思います。
ただ、そもそもどうしてこうなったかとたどっていけば、それはやはりその前のソレールの悪行に行き着くのだろうと。借金を増やしまくったのとか、勝手に決めてきたユニフォームスポンサーが架空会社だったとか、新スタジアムを建設することにしてしまったことも。メスタージャが老朽化しているとはいえ、時機が悪いのならスタジアム建設など先送りにして莫大な金額になるであろうスタジアム建設費を使わないでも済んだかもしれない。ソレールが残した借金やら厄介な問題やらを引き受けた上で、トップクラスの選手を売らずに残したし、新しいスポンサー(ウニベット、カッパなど)との契約も結んだ。シーズン中に給料未払いを初めとした経済的な問題が起こり、銀行や銀行の息がかかった人間が介入し、それ以降は実質的には、実権はソリアーノの手からは取り上げられていただろうと思います。それでもできる限りのことはしていたと思うのですが……。
ただ、ソレールがやっていたことに比べればはるかにまともにみえるソリアーノ会長でしたが、ソレールとの仲が悪くないというか…。ソレールがやっていたことが問題であるなら、たとえばスタジアム建設を延期するとか、ソレールの問題を公的に問うとか、何かのアクションもあり得たかもしれない、けど何もしなかった。そんなところから考えると、何かの権益でつながりがあったんだろうな、と思う点もあるわけです。その辺も含めると、ソリアーノが会長でいつづけることに問題があったのも確かなのか。
次に会長となるのは、ハビエル・ゴメス。公式で発表されました。今年の3月、バンカハという銀行がバレンシアの経営に介入した際、経済面を担当することになった人物です。徹底的にクラブの経済面からの建て直しをするつもりなんだろうと思います。ですが、ソリアーノ会長が拘った「スター選手を放出することは一時的に財政難を食い止めることになっても、長期的にみればクラブの経営にプラスにはならない」という点に、新しい会長、経営陣がどのような意見を持つのか。それは彼らの拘るポイントになり得るのか。それが気になります。

後から追加
ハビエル・ゴメスの会長就任は、暫定的なものらしいです。日曜日(今日?)の総会を経て、月曜日にはマヌエル・ジョレンテが正式に会長に就任するとのこと。マヌエル・ジョレンテは、パメサというバレンシアのバスケットボールチームの会長をしていた人。3月にバンカハがバレンシアの経営に介入してきた際に、ハビエル・ゴメスの手腕を褒める発言がありましたし、やはり経営建て直しに主眼が置かれることには、変わりないと思います。


昔なじみの人
モリエンテスの獲得に興味を持つ新たなクラブとして、オサスナの名前が上がりました。今シーズン途中からチームを引き受け、なんとか残留にまでこぎつけたあの監督が、モリエンテスの獲得を希望している、という感じの報道です。カマーチョ監督ですね。
どうなんだろうな…と、サラゴサの噂が出てきたときほど「おお!」という気分にならないのが正直なところ。2004年の夏、モナコからマドリーに復帰したあの時も、そのまま別のクラブに移籍する可能性もあったモリエンテスでしたが、マドリーの監督に就任したカマーチョに「残ってくれ」と言われたのを信用して残った。元々、親しい関係だったのもあったんですよね。しかしカマーチョは、開幕から1ヶ月もせずに辞任。いわゆる「銀河系」の選手たちがカマーチョのやり方を気に入らなかったなんて話もあったり、モリエンテスが残ることに決めた後でカマーチョが希望もしていないオーウェンをペレス会長が買ってきたりとか、カマーチョ監督自身の問題だけではなかったんですが。とにかく、その様子を見ていたこちらとしては、モリエンテスは屋根に上ったら梯子をはずされた、そんなような感じでした。
プレミアの一部のクラブを除いて、現代のサッカーではいつどんなタイミングで監督が代わるかわかったものではなく、それによって選手の運命が大きく左右されることもしばしば起こる(昨シーズンのアルベルダ、カニサレス、アングロのことを考えても)。監督に欲しがられるというのはそれはそれで重要だし選手にとって嬉しいことかもしれないけど、大きなリスクもある。というのが、個人的に思うことであります。だからといって、今回カマーチョの元に行くことが良くないことだとは言いませんが。
ていうか、同じ記事に、「レキップなどによると、プラシルはマルセイユとの契約に向かって進んでいる。モナコでプラシルを指揮したことのあるディディエ・デシャンは、プラシルをクラブのプロジェクトに組み入れ、バルブエナの後に据えたいとしている」なんて部分が。モリエンテス獲るならプラシルは残していただきたいんですが。
(ちなみに現地オサスナファンの意見では、モリエンテスは微妙らしいです)