スーペルより、バレンシアのレナンとミゲルについて。記事は短くまとめました。
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レナンとミゲルは、この先1日たりともウナイ・エメリの指揮下につくことを望んでおらず、できるだけ早く移籍できる道を探っている。ミゲルには、プレミアのアストン・ヴィラ、スパーズ、ブラックバーンなどからオファーがある模様。移籍金は600万ユーロ。レナンは、ブラジルに戻るつもりはなく、リーガ・エスパニョーラでの移籍の道を探している。サラゴサとシェレスの名前が挙がっている。レナンは、昨シーズンのシーズンオフ、オリンピック代表に参加してチームへの合流が遅れたことを悔いており、プレシーズン開始時から他のチームメイトと共にトレーニングし、同じコンディションを作っていくことを望んでいる。クラブ側も、放出はできるだけ早く済ませたい意向。現在12人の余剰選手がいること、レナンもミゲルも現時点ではサブでしかないため。
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シーズンオフに入ってから、バレンシアの状況にはほとんど触れなくなるかな、と思ってました。が、移籍マーケットの準主役というか、いろいろなニュースが入ってきます。
加入についてはまだ全員が公式発表となってはいませんが、既に左ラテラルのマテュー、GKのモヤ、セントラルのデアルベルト、右ラテラルのブルーノの4人。それなりの移籍金を払ったケースもあり、フリーで手に入れた場合もあり…ディフェンスばっかりだ。いずれにしても早い段階から動くのは、どのチームであっても、チーム作りという意味では重要です。
が、出すほうについては……。既にアルビオルが決定し、さらにはモレッティ、ミゲルにも実現しそうな噂がある。何年もレギュラーだったとかカンテラから育ってきたとかそんなことは考慮の対象外で、少しでも金になりそうな選手は放出、というのが今のバレンシアの方針に見えます。おそらく選手たち(または代理人)には、シーズン終了後にクラブから、次シーズンの扱いについて連絡がいってるんでしょう。主力と考えているか、移籍してもいいよ残るならサブだけど、とか。ミゲルとレナンはもうウナイ・エメリの指揮下に入ることを望んでいない、というこの記事。この2人も「移籍可、残留しても先発はない」と言われたんだろうし、移籍希望したくなるようなクラブ内での問題が、昨シーズンからあった可能性もあります。
もちろん、スペイン独特のマスコミ操作かもということも、考えてしまうわけですが。例えばクラブが放出したい選手について、マスコミに「その選手自身クラブに残りたいと思っていない、クラブの関係者を良く思っていない」みたいなことを書いてもらえば、ぐっと放出の方向に動きやすくなる……なんて。
皮肉も交えて言うと、バレンシアの新しいクラブ首脳陣とウナイ・エメリは、考え方が一致していて最高の蜜月状態なのかもしれません。若手やそれほど有名ではない選手を使っていく(そしてベテランを好まないように見える)ウナイ・エメリには、こうして長年クラブにいた選手やベテラン選手が放出され、新しく若い選手が揃えられていくチームの方がやりやすいでしょう。
昨シーズン放逐されたヒルデブラントやエルゲラのこと、シーズンの終わりに「ウナイ・エメリとは考えが合わなかった」とモリエンテスが吐露したこと、エドゥも既に移籍する方向で動いていること(ブラジル、コリンチャンスが有力)、そして今回のミゲルやレナン。長年クラブにいたベテラン、トップレベルで経験を積んだ選手は、それぞれに主義や主張がある。人によっては「わがまま」と捉えるのかもしれませんが、各選手が自分のベストパフォーマンスを出すのに適した条件を知っているからこそ、「こうしたい」「こうしてほしい」という主張をすることもあるだろうと思います。悪いことだとは思いません。もちろんそのことを、扱いが難しいと考える監督がいるのはわかりますが。
ただ、それを上手く御していかないと、いわゆるビッグクラブでながく監督をしていくことはできないだろうな、と思います。そうでなければ、チームとして長いシーズンやビッグトーナメントを戦いきれないから。でもウナイ・エメリは、ベテラン選手やを御そうとするのではなく排除する方向で、自分の指揮権を守ろうとしているんだろう、という感じがするのです。ちょっと嫌な言い方ですが、それが選手としてトップクラスを経験したことのない監督の弱みなのかなと思います。その辺が同じように若手有望監督といわれても、ペップと決定的に違うところかな、と。かつてスター選手だった監督なら、そういう選手がどう考えるか、どう感じるかを理解できるだろうと思うからです。
ウナイ・エメリの意思だけでチームができていくわけではないので、一方的に彼を批判するのは見当違いかもしれませんが、こういうクラブの流れには少なからず監督の方針が影響しているんだろうと思う。いや、監督の方針が影響するのではなく、クラブがバレンシアなりの経済再建策に見合った監督を利用しているということか。
試合後のグイサ
コンフェデレーションズ杯3位決定戦の試合直後インタビューで、こんなことを言ったそうです。
「早くスペインに戻ってプレイしたいと思ってるよ。もしビッグなマルチェナ(スペイン語ではpadre Marchena 。マルチェナ親父と訳そうかと思ったが思いとどまった)が、あいつはクラックだけど、あいつがバレンシアでプレイできるように俺にちょいと手を貸してくれればね。」
ブランキ・ネグロなグイサ。グイサがリーガに、しかも上位いじめができそうなクラブに戻ってきたら…とか素晴らしいですが、バレンシアでは……。上述の現在のクラブの流れに、グイサはシンクロしづらいと思うので。
試合後のアルビオル
las provinciasから。
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レアル・マドリーへの移籍が決まって以来初めて、ラウル・アルビオルは、彼の新しいチームについて話をした。まず最初にアルビオルは、メスタージャへの別れについて話しをした。
「僕は幸せだ。バレンシアから離れるというのは僕にとって簡単なことではない。でも、これが最高の道だった。僕がマドリーでプレイできるということを示すという、大きな希望を持っている。」
フロレンティーノ・ペレスが、セルヒオ・ラモスに次いで獲得した2人目のスペイン人であるアルビオルはそう述べた。
「良いオファーであり、クラブどうしが合意に至った。両クラブとも僕のために多大な努力を尽くしてくれた(1500万ユーロ)。僕はレアル・マドリーで、高いところに到達したい。」
そう付け加えたアルビオルは、バレンシアから離れたくなかったという躊躇を示した後であるが(3日ほど前のスーペルに、コンフェデ開始前にアルビオルが「マドリーに行くとしたら望んでではなくクラブのために行くのだ」という旨の発言をしていたことが載った)、今は白いユニフォームを着ることが「夢である」と強調する。
昨日、アルビオルはピケと共にスペイン代表の中央で守備をした。彼は、EUROに行ったルイス・アラゴネスのときよりも、ビセンテ・デル・ボスケによって戦力とされている。成長しバレンシアを離れなければならなくなった今、アルビオルは、レアル・マドリーで成長し続けていくことを予見する。意思が勝る。
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スーペルの記事を信じるなら、6月頭には、アルビオルの元にマドリーからのオファーが行っていたか、移籍の可能性があると信じるに足る情報が行っていたか。マドリーとバレンシアの公式がご成約を発表した後でも、何かすっきりした表情ではないというか、むしろ「行きたくないけど売られたからクラブのために仕方ないんだ」のまさにドナドナな表情だったアルビオル。それでも、コンフェデ最終戦のあとに応じたらしいインタビューでは、ずいぶんさっぱりした顔をしてたと思います。もちろんコンフェデが終わってスペインに戻れるから、というのもあると思うけど。
マドリーも応援する身としては選手本人が「仕方ないんだ…」のままだと、やっぱり残念です。素行が多少問題ありだろうがパリスヒルトンにゲイだといわれようが「来たかったゼ!」とか言って頂ける方がすっきりします。とはいえ、ほとんど抵抗なくバレンシアから売られたアルビオル、しかも移籍の話し合いがされていた所からはるか離れた場所で自分の行き先を知らされる、なんて展開を経ているわけで、そこにはやはり同情する。代表でのチームメイトもいるし、馴染んでがんばってねとしか言えません。
ちなみにマドリーのファンは、アルビオルに何を期待するかアンケートでは「将来展望」がダントツ1番でした。がんばれ。
左から、国際経験、将来展望、ポジショニング、ボールクリア、ボールコントロール、ポリバレント性、空中戦
バカンス…そしてどこへ戻るかわからない
MARCA記事なので、それなりに割り引いてお読みください。
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ビジャ、シルバ、シャビ・アロンソ、アルベロア、セスク、そしてグイサは、プレシーズンの行き先がわからないまま休暇に入る
「やっと休みだ」と何人かの選手たちは、ルステンブルグのロイヤル・バフォケンスタジアムを後にしながら繰り返していた。この試合で長いシーズンも終了、23人の代表選手たちは、約11ヶ月前に今シーズンに入った。では、彼らのうちの6人は、来シーズンをどこで始めることになるのか?
南アフリカに滞在中、その将来が決まったのは唯一ラウル・アルビオルだけだった。レアル・マドリーの新しいセントラルは、ブレームフォンテーンで自身の移籍が時間の問題であることを知らされ、その翌日、両クラブがバレンシアから出ることを公式に発表した。今週、メディカルチェックを行った後、ベルナベウでプレゼンテーションとなるだろう。
アルビオルと異なる運命にあるのが、ビジャ、シルバ、シャビ・アロンソ、アルベロア、セスク、グイサだ。バレンシアの選手たち(ビジャ、シルバ)は、ジョレンテ(バレンシア会長)の呼び出しを受け、最終的にはテーブルの上に乗っているオファーのひとつを受けるかということを伝えられる。レアル・マドリーとバルセロナは「グアヘ」を当てようとし、一方でリバプールもこの2大クラブに割って入り、シルバの件で争おうとしている。
実際、リバプールはこのマーケットにおける大きな問題となっている。「レッズ」は、ちょうどバレンシアと同じように、難しい経済状況にある。それは、彼らの所有選手のうち何人かを売らねばならないほどで、シャビ・アロンソやアルベロアは、スーツケースに荷物を詰めるのに良い位置づけにある。フロレンティーノは彼らを希望し、コンフェデレーションズ杯が終わった今は、まさにそのちょうど良い時機なのだ。両選手ともチャマルティン(マドリーのこと)でのプレイを望み、唯一の障壁はイングランドのクラブが求める高い移籍金にある。
セスクとグイサの場合もまた、似通ったところがある。それぞれのクラブは、彼らが継続してくれることを望んでいる。しかしどちらもスペインに戻りたがっている。彼らの将来はまた、各クラブが契約による残りを放棄することにかかっている。なぜなら、アーセナルもフェネルバフチェも、最大のよりどころを失うような、彼らの売却を望んでいないからである。
こうした展望をはらみながら、代表は月曜の早朝2時に、チャーター機でマドリーに到着する。大部分は休暇を始める。この6人については、真に将来に対峙する時である。
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ということで、無事に帰ってきました。
カピタンお疲れのようで…顔が険しい
ビジャのTシャツかわいい
私服とジャージが混在しているのはなぜか。
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レナンとミゲルは、この先1日たりともウナイ・エメリの指揮下につくことを望んでおらず、できるだけ早く移籍できる道を探っている。ミゲルには、プレミアのアストン・ヴィラ、スパーズ、ブラックバーンなどからオファーがある模様。移籍金は600万ユーロ。レナンは、ブラジルに戻るつもりはなく、リーガ・エスパニョーラでの移籍の道を探している。サラゴサとシェレスの名前が挙がっている。レナンは、昨シーズンのシーズンオフ、オリンピック代表に参加してチームへの合流が遅れたことを悔いており、プレシーズン開始時から他のチームメイトと共にトレーニングし、同じコンディションを作っていくことを望んでいる。クラブ側も、放出はできるだけ早く済ませたい意向。現在12人の余剰選手がいること、レナンもミゲルも現時点ではサブでしかないため。
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シーズンオフに入ってから、バレンシアの状況にはほとんど触れなくなるかな、と思ってました。が、移籍マーケットの準主役というか、いろいろなニュースが入ってきます。
加入についてはまだ全員が公式発表となってはいませんが、既に左ラテラルのマテュー、GKのモヤ、セントラルのデアルベルト、右ラテラルのブルーノの4人。それなりの移籍金を払ったケースもあり、フリーで手に入れた場合もあり…ディフェンスばっかりだ。いずれにしても早い段階から動くのは、どのチームであっても、チーム作りという意味では重要です。
が、出すほうについては……。既にアルビオルが決定し、さらにはモレッティ、ミゲルにも実現しそうな噂がある。何年もレギュラーだったとかカンテラから育ってきたとかそんなことは考慮の対象外で、少しでも金になりそうな選手は放出、というのが今のバレンシアの方針に見えます。おそらく選手たち(または代理人)には、シーズン終了後にクラブから、次シーズンの扱いについて連絡がいってるんでしょう。主力と考えているか、移籍してもいいよ残るならサブだけど、とか。ミゲルとレナンはもうウナイ・エメリの指揮下に入ることを望んでいない、というこの記事。この2人も「移籍可、残留しても先発はない」と言われたんだろうし、移籍希望したくなるようなクラブ内での問題が、昨シーズンからあった可能性もあります。
もちろん、スペイン独特のマスコミ操作かもということも、考えてしまうわけですが。例えばクラブが放出したい選手について、マスコミに「その選手自身クラブに残りたいと思っていない、クラブの関係者を良く思っていない」みたいなことを書いてもらえば、ぐっと放出の方向に動きやすくなる……なんて。
皮肉も交えて言うと、バレンシアの新しいクラブ首脳陣とウナイ・エメリは、考え方が一致していて最高の蜜月状態なのかもしれません。若手やそれほど有名ではない選手を使っていく(そしてベテランを好まないように見える)ウナイ・エメリには、こうして長年クラブにいた選手やベテラン選手が放出され、新しく若い選手が揃えられていくチームの方がやりやすいでしょう。
昨シーズン放逐されたヒルデブラントやエルゲラのこと、シーズンの終わりに「ウナイ・エメリとは考えが合わなかった」とモリエンテスが吐露したこと、エドゥも既に移籍する方向で動いていること(ブラジル、コリンチャンスが有力)、そして今回のミゲルやレナン。長年クラブにいたベテラン、トップレベルで経験を積んだ選手は、それぞれに主義や主張がある。人によっては「わがまま」と捉えるのかもしれませんが、各選手が自分のベストパフォーマンスを出すのに適した条件を知っているからこそ、「こうしたい」「こうしてほしい」という主張をすることもあるだろうと思います。悪いことだとは思いません。もちろんそのことを、扱いが難しいと考える監督がいるのはわかりますが。
ただ、それを上手く御していかないと、いわゆるビッグクラブでながく監督をしていくことはできないだろうな、と思います。そうでなければ、チームとして長いシーズンやビッグトーナメントを戦いきれないから。でもウナイ・エメリは、ベテラン選手やを御そうとするのではなく排除する方向で、自分の指揮権を守ろうとしているんだろう、という感じがするのです。ちょっと嫌な言い方ですが、それが選手としてトップクラスを経験したことのない監督の弱みなのかなと思います。その辺が同じように若手有望監督といわれても、ペップと決定的に違うところかな、と。かつてスター選手だった監督なら、そういう選手がどう考えるか、どう感じるかを理解できるだろうと思うからです。
ウナイ・エメリの意思だけでチームができていくわけではないので、一方的に彼を批判するのは見当違いかもしれませんが、こういうクラブの流れには少なからず監督の方針が影響しているんだろうと思う。いや、監督の方針が影響するのではなく、クラブがバレンシアなりの経済再建策に見合った監督を利用しているということか。
試合後のグイサ
コンフェデレーションズ杯3位決定戦の試合直後インタビューで、こんなことを言ったそうです。
「早くスペインに戻ってプレイしたいと思ってるよ。もしビッグなマルチェナ(スペイン語ではpadre Marchena 。マルチェナ親父と訳そうかと思ったが思いとどまった)が、あいつはクラックだけど、あいつがバレンシアでプレイできるように俺にちょいと手を貸してくれればね。」
ブランキ・ネグロなグイサ。グイサがリーガに、しかも上位いじめができそうなクラブに戻ってきたら…とか素晴らしいですが、バレンシアでは……。上述の現在のクラブの流れに、グイサはシンクロしづらいと思うので。
試合後のアルビオル
las provinciasから。
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レアル・マドリーへの移籍が決まって以来初めて、ラウル・アルビオルは、彼の新しいチームについて話をした。まず最初にアルビオルは、メスタージャへの別れについて話しをした。
「僕は幸せだ。バレンシアから離れるというのは僕にとって簡単なことではない。でも、これが最高の道だった。僕がマドリーでプレイできるということを示すという、大きな希望を持っている。」
フロレンティーノ・ペレスが、セルヒオ・ラモスに次いで獲得した2人目のスペイン人であるアルビオルはそう述べた。
「良いオファーであり、クラブどうしが合意に至った。両クラブとも僕のために多大な努力を尽くしてくれた(1500万ユーロ)。僕はレアル・マドリーで、高いところに到達したい。」
そう付け加えたアルビオルは、バレンシアから離れたくなかったという躊躇を示した後であるが(3日ほど前のスーペルに、コンフェデ開始前にアルビオルが「マドリーに行くとしたら望んでではなくクラブのために行くのだ」という旨の発言をしていたことが載った)、今は白いユニフォームを着ることが「夢である」と強調する。
昨日、アルビオルはピケと共にスペイン代表の中央で守備をした。彼は、EUROに行ったルイス・アラゴネスのときよりも、ビセンテ・デル・ボスケによって戦力とされている。成長しバレンシアを離れなければならなくなった今、アルビオルは、レアル・マドリーで成長し続けていくことを予見する。意思が勝る。
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スーペルの記事を信じるなら、6月頭には、アルビオルの元にマドリーからのオファーが行っていたか、移籍の可能性があると信じるに足る情報が行っていたか。マドリーとバレンシアの公式がご成約を発表した後でも、何かすっきりした表情ではないというか、むしろ「行きたくないけど売られたからクラブのために仕方ないんだ」のまさにドナドナな表情だったアルビオル。それでも、コンフェデ最終戦のあとに応じたらしいインタビューでは、ずいぶんさっぱりした顔をしてたと思います。もちろんコンフェデが終わってスペインに戻れるから、というのもあると思うけど。
マドリーも応援する身としては選手本人が「仕方ないんだ…」のままだと、やっぱり残念です。素行が多少問題ありだろうがパリスヒルトンにゲイだといわれようが「来たかったゼ!」とか言って頂ける方がすっきりします。とはいえ、ほとんど抵抗なくバレンシアから売られたアルビオル、しかも移籍の話し合いがされていた所からはるか離れた場所で自分の行き先を知らされる、なんて展開を経ているわけで、そこにはやはり同情する。代表でのチームメイトもいるし、馴染んでがんばってねとしか言えません。
ちなみにマドリーのファンは、アルビオルに何を期待するかアンケートでは「将来展望」がダントツ1番でした。がんばれ。
左から、国際経験、将来展望、ポジショニング、ボールクリア、ボールコントロール、ポリバレント性、空中戦
バカンス…そしてどこへ戻るかわからない
MARCA記事なので、それなりに割り引いてお読みください。
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ビジャ、シルバ、シャビ・アロンソ、アルベロア、セスク、そしてグイサは、プレシーズンの行き先がわからないまま休暇に入る
「やっと休みだ」と何人かの選手たちは、ルステンブルグのロイヤル・バフォケンスタジアムを後にしながら繰り返していた。この試合で長いシーズンも終了、23人の代表選手たちは、約11ヶ月前に今シーズンに入った。では、彼らのうちの6人は、来シーズンをどこで始めることになるのか?
南アフリカに滞在中、その将来が決まったのは唯一ラウル・アルビオルだけだった。レアル・マドリーの新しいセントラルは、ブレームフォンテーンで自身の移籍が時間の問題であることを知らされ、その翌日、両クラブがバレンシアから出ることを公式に発表した。今週、メディカルチェックを行った後、ベルナベウでプレゼンテーションとなるだろう。
アルビオルと異なる運命にあるのが、ビジャ、シルバ、シャビ・アロンソ、アルベロア、セスク、グイサだ。バレンシアの選手たち(ビジャ、シルバ)は、ジョレンテ(バレンシア会長)の呼び出しを受け、最終的にはテーブルの上に乗っているオファーのひとつを受けるかということを伝えられる。レアル・マドリーとバルセロナは「グアヘ」を当てようとし、一方でリバプールもこの2大クラブに割って入り、シルバの件で争おうとしている。
実際、リバプールはこのマーケットにおける大きな問題となっている。「レッズ」は、ちょうどバレンシアと同じように、難しい経済状況にある。それは、彼らの所有選手のうち何人かを売らねばならないほどで、シャビ・アロンソやアルベロアは、スーツケースに荷物を詰めるのに良い位置づけにある。フロレンティーノは彼らを希望し、コンフェデレーションズ杯が終わった今は、まさにそのちょうど良い時機なのだ。両選手ともチャマルティン(マドリーのこと)でのプレイを望み、唯一の障壁はイングランドのクラブが求める高い移籍金にある。
セスクとグイサの場合もまた、似通ったところがある。それぞれのクラブは、彼らが継続してくれることを望んでいる。しかしどちらもスペインに戻りたがっている。彼らの将来はまた、各クラブが契約による残りを放棄することにかかっている。なぜなら、アーセナルもフェネルバフチェも、最大のよりどころを失うような、彼らの売却を望んでいないからである。
こうした展望をはらみながら、代表は月曜の早朝2時に、チャーター機でマドリーに到着する。大部分は休暇を始める。この6人については、真に将来に対峙する時である。
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ということで、無事に帰ってきました。
カピタンお疲れのようで…顔が険しい
ビジャのTシャツかわいい
私服とジャージが混在しているのはなぜか。