やはりカカの時のように「どーん」と派手にはならず、ただ粛々と(?)アルビオルのメディカルチェック、ベルナベウ&マドリーのオフィス訪問(ベルナベウにある)などが続いているマドリー公式ですが、
デラレの件で公式発表が出ました。手回しよく
日本語にもなっていたので、日本語をそのままコピペ。
オフィシャルリリース
レアル・マドリードC.F.は、ここ数ヶ月間実施してきた精密検査の後、選手ルベン・デ・ラ・レーがトップチームに復帰しないことを伝える。医療レポートは選手のスポーツ競技実践を勧めないものであり、レアル・マドリードC.F.は解決策を追求し続け、選手へ個人的及びプロフェッショナルとしての助力を提供する。
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数日前にいっせいに報道に出ていたものの公式発表だと思います。気になるのは、「今シーズン」とかそういった期限を限る言葉がないことで、読みようによっては、暗にもう復帰できないことを意味しているようにも取れます。
ただ、スペイン語のニュアンスはよくわからないので「こうだ」と断言できませんが、それでも報道の様子やMARCA等の読者コメントから見るに、先日決まったこと、つまり今シーズンのトップチームへの登録はしない、という以上の意味はなさそうです。先日のニュースでも、この先またデラレは検査が必要になるということでしたが、それがこのオフィシャルリリース内の「解決策を追求し続け」という表現につながるのかな、と。
9ヶ月検査をし続けてきて、でも未だに原因は特定できていない。おそらく「○○が原因ではないだろう」を積み重ねているのだろうと思います。原因が特定できなくても、日常生活を送ることも、おそらくプロとして生活することもできる。ですが、原因が特定できていなくて、根本的な治療ができていない今、「大丈夫だよ、復帰しても良いよ」と言うこと、それに責任を持てる人など、いるわけがないと思う。そんなことできない。デラレがどんなにプレイしたがっているか、それがよくわかっているクラブの人間であっても、現状では誰もGoサインは出せない。デラレの命も、彼の家族の運命もかかっている。プエルタのこともあるし、プエルタ以外にも何人の選手が心臓の問題で試合中に倒れ、二度と帰ってこなかった。たとえ、デラレが行くところどこにでも専属の医師が付いていってピッチ脇に待機しているなんて措置をしても、「万が一」の時に「大丈夫」である保証はどこにもない。
今は、仕方ないと思うしかない。
1シーズン、デラレにとってはまだ苦しく長い時間が待っています。でもまったく復帰の道が絶たれているわけではない。一日も早く、原因が特定できて治療が済むように。そして来期は戻って来られるように。