けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

あと8日

2009-07-19 08:50:08 | football

アルビオルのお披露目がどうこう、と書いたら、その本人のインタビューがASにありました(そのまま公式にも載った)。公式が日本語にしてくれると信じつつ、いけるところまでざっくりと。(一応完成。公式は日本語にしてくれなかった・・・)。

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Q:休暇があと8日しか残ってませんね。十分に休んでいますか?
A:本当は、もう始めたいんだ。チームに合流して、スタートしたいよ。

Q:既にプレゼンテーションで8000人を目の前にして、クラブに同化できているのではないですか?
A:そうだね、でもまだ驚いているんだよ。あとでテレビで見直して、髪の毛が逆立つ気分だった。それにカカやクリスチアーノ、ベンゼマのも、驚きだったよ。

Q:好奇心ですが、ディ・ステファノがどの街にいたかわかりましたか? (ディステファノがバレンシアで監督をしたことがあるから?)
A:プレゼンテーションのごちゃごちゃで、よくわからないんだ(笑)。でも、彼をバレンシアに招待して、彼もよく知っているはずの、Villamarchante(アルビオルの出身)のパエージャをご馳走する。いつでも偉大な存在である、ドン・アルフレドと一緒にいられたのは名誉だったよ。

Q:あなたは、イケルやセルヒオ・ラモスとともに27日に戻ってきますが、彼らがガイドしてくれるでしょうね……
A:そう願うよ! 絶対に僕をうまく扱ってくれると思う。彼らは素晴らしいチームメイトだし、それ以外の選手たちについて知ることも、僕の強い願いだ。

Q:多くのスター選手たちとロッカールームをシェアすると思うと、ちょっとめまいがしませんか?
A:そう思うよね……。最初からスター選手たちの傍にいることは緊張するだろうね。最初の日は、緊張がほぐれるまではナーバスになるものだよ。

Q:クリスチアーノ、カカ、ベンゼマ…… こういったマドリーの攻撃のクラックたちは、ピッチでのライバルです。息がつまりませんか?
A:夜はよく眠れると思うよ(笑)。そういうわけで、彼らを守る必要がないんだ。彼らの傍でプレイするのは楽しいだろうね。スペクタクルになると思うよ。チームは、止めるのがとても難しい攻撃陣を擁することになるんだ。

Q:シルバやビジャが来るようだと思われていましたが、今残っているのはあなただけ……
A:カルフールのパックを破ったら、1個しか残ってなかったってことだね(笑)(よくわからないジョークだ)。2人が来てくれていたらと思うよ。彼らはとても素晴らしいし、チームの前方に彼らを置くのは最高なことだ。

Q:彼らは移籍してきませんでしたが、他のよく知っている2人の名前も挙がっていますね。シャビ・アロンソとアルベロアです。彼らが来るほうに投票しますか?
A:もちろんイエス。アルベロアはディフェンスでとても近い存在だし、すごく仲の良い有人だ。僕には大きな希望になるよ。シャビについても同じだ。

Q:ただ、彼のケース(シャビ・アロンソ)は厳しくなっているようです……
A:そうだね、リバプールが難しくしているから……。でも、彼は僕たちにとって非常に素晴らしい選手になるだろう。彼の成熟を考えても、ここにくるのに相応しい年齢だ。僕にとって、彼はとても完璧な中盤の選手だ。チャンピオンズ優勝を彼の経歴に加え、ここでプレイするだけの輝かしいものを持っている。

Q:バレンシアでは、マドリーに向けて明言される愛はわずかなものだと知られていますが、あなたのケースについては、人々は良く受け止めてくれた……
A:そう、それは僕がバレンシアーノだから、僕はここで成長し、常にバレンシアに対して感じる愛情を示してきたからだ。人々はそれを知っているし、僕がメスタージャでプレイするときもそれを理解してくれるだろう。バレンシアを離れることは、僕にとって簡単なことではなかった。でも、マドリーでプレイするべき理由もわかっていた。選手が行ける中では最高の場所だ。彼らは、僕のために大きな努力を尽くしてくれたし、それにとても感謝している。

Q:身分証を持っていますか? こう言うのは、フロレンティーノはチームをスペイン化していないという人たちがいるからです。あなたは軍神かなにか、そういったものにならないといけない……
A:僕のカードには、僕はバレンシアーノです、とあるよ(笑)。僕はスペイン人だ。だけど、人々がそう言うのは、自国のクラックたちを求めているからだと思うよ……。

Q:そう自分で過小評価しないで……
A:ありがとう(笑)。僕たちは、スペイン人と外国人の良い混成を作り出さないといけないね。でも心に留めておかないといけないのは、代表が良いレベルにあることが、クラブがスペイン人のスターたちを手放さないことにつながると思うんだ。マドリーはスペイン化を続けて欲しいし、さいごまでそうする努力を続けていくだろう。

Q:選手の獲得にこれだけの金額をかけて、もしバルサの支配にストップをかけられなかったら、非難の嵐になるのではありませんか?
A:そういうことは考えるものじゃない。僕たちは、自分たちの目標に集中しないといけない。つまり、求める限りの最高のものを目指すということ。良いチームが作られてきているんだから。

Q:昨シーズン、マドリーがどういうシーズンを過ごしたか見たと思います。ファンは最後には非常に落胆して終了しましたが、今、新たなシーズンを目の前にして……
A:そう、マドリーは素晴らしいリーガの戦いをしたと思う。いろいろな問題があったのに、多くの勝ち点を稼ぎ、バルサと2-6になるまでやりあった。今は皆、新しく加入した選手も含めて、希望を持っていると思う。でも、今はトレーニングをすること、クラックを擁したチームがすべての試合で勝つだろうと考えることではない。

Q:ペジェグリーニをどう見ていますか?
A:とても良いよ。バレンシアでは、彼と対戦していつもひどい目に遭っていたからね。彼はビジャレアルで素晴らしいシーズンを作り出したし、彼のチームは非常に良いプレイをするということも強調したい。

Q:(あなたのポジションは)メディオセントロ(ピボーテ)から右ラテラルに移り、今はセントラルです。あとどこが残っているでしょうか?
A:GKは無理だよ。手の舟状骨を手術して、手首が十分に曲がらないんだから(笑)。バレンシアでは多くの選手が負傷して、僕はそういったポジションに対応しないといけなかった。与えられるポジションに応じていかなければならないけど、でも今の僕はセントラルだよ。

Q:今後わかるかと思いますが、ベルナベウではセントラルというものはあれこれと吟味するような見方をされるものですが……
A:イエロがいなくなって以来、このポジションは非常に良い評判を得ている、とはいっていないね。これは僕にとって重大なチャレンジだ。マドリーで成功するセントラルになりたいよ。

Q:バルサに対応して、マドリーにも3冠が可能だと思いますか?
A:もちろん可能だ。そうなったらマドリディスモにとって最高のことだろう。でも、そのためには多くの働きをすることになる。可能だよ、確実にね。

Q:W杯が狙えるところにあります。マドリーは、南アフリカでのタイトルを狙うのに最高ではありませんか?
A:僕たちもそう見ているよ。もし僕が良いレベルを示せなかったら、もし僕が良いプレイができなかったら…だれも何も確約はできないよ。W杯は何かすごく素晴らしいものだ。でもその前に、マドリーでしっかり仕事をしなければ。

Q:あなたのキャリアを振り返ります。ラウル・アルビオルのフットボールでのキャリアはどこで始まりましたか?
A:僕はRibarrojaのベンハミンでスタートした。生まれた町、Villamarchanteの隣の町だ。その年に、僕は自分の町に戻って、バレンシアが僕に興味を持つまでそこでプレイしていた。それからは皆が知っているとおり。僕はステップを上がってヘタフェに行き、2005年にキケの手で戻ってきた。そして今は、マドリーでの僕の新しいキャリアを楽しもうとしているところだ。

Q:あなたのフットボールのお手本は誰ですか?
A:いつでも僕はヴィエラが好きだった。僕が彼を見たのは、メスタージャでボールボーイをしていた時、アーセナルがチャンピオンズで、クーペるのバレンシアと対戦した試合だ。あれはスペクタクルだったし、あの試合は僕に大きなインパクトを与えた。

Q:アルビオル一家には良い遺伝子がありますね。あなたの兄のミゲルは、U-21の代表だったし、今はムルシアにいる。
A:父もフットボールをしていて、僕たち子供はいつもボールと一緒だった。兄のミゲルはプロフェッショナルだし、弟も挑戦しているし……

Q:他にもアルビオルがいる?
A:そう、ブライアンといって15歳だ。Villamarchanteにいるよ。我が家では、皆がフットボール選手になりたがっているんだ!

Q:2004年に、あなたはヘタフェへ契約に行く途中で、重大な交通事故に遭いました。 いろいろな良いことが、その後悪夢を忘れさせる役に立ったでしょうか?
A:いつでも、あの時のことが頭によみがえってくるよ……。例えば、ペルニアの事故のことを見ても(先日、バカンスを過ごしていたアルゼンチンで自動車事故に遭い、数日間ICUで治療を受けるほどの怪我を負った)、今日起こった事故と同じように感じるし、明日も…… ありがたいことに、僕は回復できた。僕に許された2度目のチャンスを大切なものと見ている。それを最大限に生かさなければならない。

Q:ほとんど奇跡的なものでしたね。昏睡状態に陥り、脾臓を摘出して、それでもわずか5ヵ月後には再びプレイをしていた……
A:最初の頃、僕は非常に悪い状態にあった。負傷から回復できても、再びプレイできるようになるかどうかについては、多くの疑問があった。事故があったのはプリメーラでデビューするかという時で、そのレベルでプレイできるのか考えていた。自分の身体がどう反応するのかわからなかった。

Q:内気な性格だという話ですが、そうなんですか?
A:最初はちょっと恥ずかしがって、控えめなんだ。少し自身が持てるようになると、リラックスしてくるよ。

(終わり。途中1問、最後の2問を勝手に割愛……よくわからなくて面倒になったので…すいません)
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バレンシアの2人についてとか、リバプールの2人についてとか、そんな言い方していいものか…と思ったり思わなかったり。わりと饒舌に思えるのですが、これはバレンシアでなじみの記者か何かがインタを取りにいったんでしょうか。残りは……当分先。