けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

かんさつきろく

2009-07-16 21:49:11 | football
アイルランドでのトレーニングが始まって3日目。ラウル曰く、キャリア初の3部練習が2日間繰り返され、選手たちはだいぶ絞られているようです。マドリー公式のソフトな語り口にもそろそろ飽きてきたので、もうちょっと選手の気持ちが透けて見えるASから、トレーニングの様子を。

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ペジェグリーニのメソッドは選手たちを驚かせている
多くのベテラン選手は3部練習をしていなかった

レアル・マドリーの選手たちはマヌエル・ペジェグリーニのトレーニング方法に驚いている。
「トレーニングのためにこんな早く起きたことはなかったし、これまでのどのチームでも1日に3回トレーニングなんてしたことがなかったよ。」
これは早起きで知られるクリストフ・メツェルダーのコメントだ。

フィジカルコーチ(プレパラドール・フィジコ)のフランシスコ・カベージョは、選手たちを朝も昼も疲れ果てさせている。選手の日課は早い時間に始まる。7時だ。しかし、このチームの第4キャプテンであり15シーズンに渡ってプロフェッショナルとして生活しているミチェル・サルガドは、この種の準備には多くの良い側面があるのだと見ている。
「3部練は、人生で2度目だ。ダッシュや負荷をかけたフィジカルワークの合間に少し休憩を挟むというのは適切なことなんだ。」
13シーズン前、ウニオン・デポルティーボ・サラマンカでポルトガル人監督ジョアン・アウベスに出会ったとき以来、こんなに絞られることはなかっただろう。

ベテランもカンテラの選手も幻惑される
ラウルは、彼の15シーズンに渡るマドリーでのキャリアにおいて、1日3セッションというのは経験したことがなかったことを認めた。カピタンは15人の監督と共に仕事をし、その中にはカペッロのような鬼コーチ(原語は、鉄の軍曹)もいたのだが、ペジェグリーニのような監督に会ったことはなかった。
「僕がマドリーに入って以来、3セッションなんてしたことなかったよ。」

マドリーで2度目のプレシーズンを送っているパレホは、ただ休みたいという願いだけを持って部屋にたどり着くのだと認めた。
「ちょっと筋肉痛がある。でも、このトレーニングはこの先僕たちにとって、とても良いものになるんだ。」

ひと息
その他に、例えばペペなどは、この非常に負荷のかかったトレーニングを楽しんでいる。
「俺はプレイしなくなってだいぶ長い時間が過ぎている。だけど、こういうハイなリズムでトレーニングするのは大好きだ。」
カベージョはこの日は負荷を抑え、トレーニングが4時間を越えることはなかった。選手たちは、今日(16日)の午前はひと息いれることになるだろう。午前の2セッションはフリータイムとなったからだ。クリスチアーノ・ロナウドのプレスカンファレンスが、マドリーの日課を麻痺させている(12時15分開始予定)。

クリスチアーノとベンゼマ、トップでプレイ
夕方のセッションは、ペジェグリーニがマドリーで実施したい戦術コンセプトに、選手たちを同化させていくものだ。ペジェグリーニは、攻撃のトレーニングと守備のトレーニングを組み合わせている。ベンゼマとクリスチアーノ・ロナウドが攻撃の2トップとして、ボールを供給する責務を持つグティとパレホの中盤と組んだ。このフランス人とポルトガル人は、ミチェル・サルガド、メツェルダー、エインセ、ドレンテ、そしてラスで構成された守備を驚かせていた。
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7時起床がなんだー。こっちはシーズン中に4時起きして、試合見て、それから出勤するんだからなー。
とかズレた話をするのはやめまして、選手の皆さん大変ですね、というお話でした。でも、プレシーズンにしっかりフィジカル作っておかないと、シーズンのどこかで調子が落ちてきたり負傷につながったりするわけだから。歯を食いしばってがんばれパレホ。泣くなパレホ。でも、ペペの人外っぷりは、さすがとしか……皆がヘトヘトに死にそうな顔していても、ぱーっとした笑顔で走ってそうなペペ(そして実際そうなのだろう)。


行動観察
クリスチアーノ・ロナウドやらベンゼマやらが加入してシーズンが始まり、1週間が過ぎました。マドリー公式その他が載せてくれるトレーニングの様子など見ていますと、微妙な緊張感といいますか、何かお互いを観察しあっている様子があるんですね。こいつどんな動きするんだとか、どんなキックするんだとか、もう興味津々っていう。被観察対象は、やっぱりクリスチアーノ・ロナウドやベンゼマ……に限らないようで。


この逆立ちが、正規のフィジカルメニューなのか、Cロナウド専用メニューなのかは謎



ガゴは



見てばっかりじゃなく、自分でもやりなさい。(パレホもね)。



ベンゼマ凝視



見るほうに回った。


ま、当初は保護者(クリスチアーノ・ロナウドならペペやエインセとか、ベンゼマならラスとか)に付き添われていたり、カンテラ出身同士で固まったりしていた選手たちも、次第になじみあってきた様子も見て取れますので、これから追々、もっと融合していくでしょう。ていうか、なんか幼稚園辺りで、集団内での仲間形成過程を観察しているような気分になってきた。