団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

オリンピックに意味があるとすれば

2008-08-15 13:43:51 | Weblog
 北京オリンピックのニュースの洪水だ。幸いに今までのところ、オリンピックを覆すようなニュースもなく、順調に進行している。
 そうしたニュースを見ながら、やはりオリンピックの意義はあるものだ、と感じた。それは開催地の話で、次はロンドン、そして次々回は東京などが立候補しているが、もうオリンピックの開催は先進国でやる必要はないのではないか、と思う。
 なぜなら、北京でもオリンピックのために、いろいろな設備の改善があり、インフラも整った。全体ではなく一部で付け焼刃だ、という印象があるにしても、これで中国の人々に恩恵をもたらすことは否定できない。
 東京オリンピックがそうだった。世界に対して恥をかかないために、それこそ応急措置でさまざまなものを作った。無理をして終了後は不況が来てしまったが、東京オリンピックの意義を否定する人はそうはいない。
 となれば、発展途上国にこそ、オリンピックを招致すべきではないか。むろん独裁政権ではなく、民主国家でこれから発展が見込め、オリンピック開催を機に、その国が豊かになれる潜在的なパワーを秘めている国こそふさわしい。
 オリンピック開催が決まれば、先進国はなんらかの形で援助をする仕組みを作ってもいい。競技場の建設は日本、水泳場は米国、他の施設はEU、と相応分の負担を決めて、4年後に向けての建設プランを立てる。開催国も国民が団結して成功に向け努力する。国の目標ができることも、発展途上国にとっては必要なものだ。
 技術援助にもなるから、その国の技術をアップする手立てにもなる。インフラも整備され、周辺の国にもいい影響を与えるだろう。
 そこにこそ、オリンピックの意義があるのではないか。書いていて気がついたが、日本の国体がそうだった。設備の整っていない県に援助をして、国体が開催できるようなレベルにした。最初の全国一巡まではよかったが、あとは予算を食うだけのスポーツ大会に成り下がった。当初の高邁な理想はなくなったが、その精神は正しかった。
 オリンピックもそうなるべきで、その意味から次々回の東京オリンピックなどは必要ないだろう。石原都知事も迷惑なことを考えたもので、そろそろ旗振りをやめたらどうだろうか。たぶんリオが選ばれると予想するが。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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