団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

民主党マニフェストでようやく選挙モード

2009-07-29 08:27:56 | Weblog
 民主党が衆議院用のマニフェストを発表して、蜂の巣を突いたような騒ぎになっている。その声の多くが自民党の閣僚で、ほとんどが財源の根拠がない、という金太郎飴的な反応だ。
 確かに、画に描いた餅のようなマニフェストではあるが、それによってようやく選挙モードに入ったということだろう。
 自民党の先生方が言えばいうほど、選挙への関心が高まるし、自民党が行ってきた政治へもまた矛先が向く。つまり墓穴を掘ることにつながることが分かっていない。
 ここまで国債を膨らませた責任はどこにあるのか。それひとつとっても、自民党の責任であり、現在の国の歪みの大半が、政治の責任であるとしたら、自民党がその責を負うわけだから、なにを言っても唇寒しとはことのことだ。
 民主党は、これまで築き上げてきた自民党政治をチャラにしよう、といっている。自民党はまさかチャラにして出直す、というわけにいかず、結局あれこれケチをつけるしかない。
 じゃあ、自民党のマニフェストはどうなるのか。これほど苦しいマニフェストはないのではないだろうか。
 結局、麻生さんは景気対策だけだった。そのバラマキで恩恵を受ける人もいるが、やはり定額給付金などは、どこか胡散臭さがつきまとい、いただくものはいただく多くの国民は、こんなことでいいのか、と思っているのが本音だろう。
 広くばら撒きながら、エコ減税とかエコポイントなどといって、車や家電の特定の業界に蜜を与えている。自民党はある意味、特定の団体・組織の利益を擁護する政治で生きてきた。それが地域であることもあるし、業界団体ということもあった。
 ここから抜け出さない限り、国民のための政治はできないと思われるが、たぶん民主党も引きずることだろう。すでに興石なんとかという人が、教職員の免許制度をやめろ、と声高に言い出している。その人が日教組の出身で、やはり特定の団体の利益追求に走る。
 左派から右派まで、うじゃうじゃいる民主党でどうなることやら、と溜め息が出るが、とにかくオバマさんではないが「チェンジ」というのが、いまの日本にとってもっとも必要なことだろう。
 その先の混乱は目に見えているが、混乱もまた民主主義のツケであるのだ。混乱を乗り越えて、まっとうな国をめざす、というのが国民の真意であろう。

 カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」(http://shashingin.web.infoseek.co.jp)で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村