団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

たばこの問題あれこれ

2009-11-09 19:24:59 | Weblog
 たばこの増税が急浮上している。今朝のNHKの政治討論番組でも取り上げていたが、現在300円のたばこの税金は約175円という。つまり半分以上の煙が税金である。喫煙者は高額とはいえないまでも、高率の立派な納税者であるが、どこか肩身が狭い。
 というのも、健康に悪い、というおまけがつき、将来の高額医療の対象者になりやすい可能性があるからだ。
 しかし、みんな昔からたばこを喫っていて、たばこによって急激に肺ガンが増えているような兆候はなさそうで、いまさらやめたからといって、もう肺はたばこに汚染されている。
 と考えれば、健康に悪い、というより、周囲のたばこを喫わない人間によるたばこ悪玉論がイメージを作り、みんなその風潮に洗脳されたしまったからだ。
 要するに、たばこの被害は程度の問題をいうべきで、全面否定というのは大人気ないのではないか。もしそれほど健康に悪いなら、即刻たばこの販売をやめるべきだ。やめられないなら、悪玉論を引っ込め、税収があることのありがたさを国民に説いてもいいだろう。
 カフェでたばこの煙が流れて、よく手で振り払っている健康大事の禁煙家がいるが、煙いことは分かるが、顔をしかめ正義面をしているのを見ると、お人好しだなあ、と思う。たばこどころではなく、街にはいまウイルスや排気ガスや二酸化炭素が充満し、たばこの煙などはさほどの被害ではないのである。
 健康被害のことをいえば、紙巻たばこの害なのであって、喫いやすい形を作ったものだから、1日に数箱も喫うことになった。日本のキセル、水たばこ、パイプ、葉巻を復活すれば、そんなに喫えなくなる。
 うちに戻って、本当にリラックスして一服する愉しみが増える。本来、たばこを喫うことは儀式であり、日常的にスパスパ喫うものではなかったと思う。ヨーロッパでは依然として禁煙ゾーンなどはあまりなく、喫い放題とか。
 税金に戻るが、増税しても喫わない人が多くなるから、反対に減収になるという。酒もセットにして考えられているが、この辺で大衆課税についての理念を打ち出すべきだろう。
 半分以上が税金、というのは国民の考えではなく為政者の都合が優先している気がする。国民の判断としては、やはり50%以下というのが許せる範囲だろう。酒もそうで、そうしたひとつの課税の哲学を論議する時期に来ている。
 ちなみに私は禁煙中で、70歳になったら、ゆっくりとパイプをくゆらせたい。それまでたばこがなくならないでほしい。たばこはやはりおいしいのである。

 カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」(http://shashingin.web.infoseek.co.jp)で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村