団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

お彼岸だから一筆

2009-09-23 08:50:19 | Weblog
 お彼岸の時期は、私にとって難行苦行である。東京の地理を知っている人には理解されようが、葛飾から高尾の八王子霊園に向かう。東京の西の端から東の端である。
 朝の7時過ぎに、葛飾の青砥から都営線に乗って東日本橋接続、馬喰横山で乗り換え、京王線直通で高尾まで行く。そこからバスに乗り換えて霊園に到着。ここが私の方の墓。
 お墓参りを終えて、急いで次は福生に行く。立川で乗り換え青梅線で福生下車。こんどは西多摩霊園までバス、霊園に着いて園内の巡回バスに乗る。高台の見晴らしのいい場所に、女房の姉の墓がある。
 墓参りを終えて、福生の駅に戻るとほぼ正午である。昼食を終えてその日は帰る。別の日にこんどは女房の家の墓がある千葉県の八柱に向かう。こちらは距離はさほどではないが、高い運賃で悪名高い北総線に乗る。わずか15分程度で570円である。
 松飛台駅で降り、延々と歩き墓までたどり着く。秋のお彼岸はまだ暑く、くたびれてしまうのだが、年中行事になっている。
 もし福生に行かなければ、高尾と八柱を同じ日に行く。高尾から西国分寺乗り換え、武蔵野線で新八柱まで行く。武蔵野線に乗っている時間だけで正味1時間である。
 3ヶ所も行くのだから、お金がかからないようにしている。交通費はできれば私鉄の安い方を使うし、お線香は事前にスーパーで購入。花は500円程度に抑える。
 かつてはお茶屋さんに寄ったものだが、来るたびに値段が変わってあきれて使うことはなくなった。先日、店頭をのぞいたら1900円だった。花とお線香、保管されている桶、そして出がらしのお茶とうまくもないお菓子を出されて、この値段である。
 八柱なら、すべてのお茶屋がこの価格に統一している。談合のなにものでもない。狭い地域の価格協定だから、政治も無関心だろうが、割り切れないものがあり、一事が万事であるだろう。
 だから特別な法事でもなければ、利用することはないのだが、こうした地域社会や業界にある談合体質を変えていくことができるのは結局、利用者である。納得できないものには、ノーとして利用しなければいい。利用しなければ、当事者がいずれは気がつき改善されるし、そのままなら淘汰していこう。

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