団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

新型コロナウイルス猖獗

2020-04-12 11:28:04 | Weblog
  とうとう日本もここまで来たか、という感慨が強い。毎日、感染者の数が更新されている。あれこれ考えると、やはり本当のことをいってこなかったツケをいま払っているわけだ。
 それは、ある時期から一定程度の感染者が周りに増え始め、それを放置していた結果ではないか。ある時期とは特定できないが、3月のはじめころであろう。この時期、まだ海外からの帰国者は入れ放題だし、外国からの入国も武漢ぐらいで、ほとんどフリーだった。
 彼らの中に、たぶん多くの感染者がいたのだろう。むろん陽性ではあっても、自覚症状はなく発症はしていない。だから動き回り、いろいろな人と接触した。
 そういう状況があって、多くの日本人にも感染したろう。この時点でも、まだPCR検査をやっていなかった。態勢が整っていないこともあるが、政府にまだ緊張感がなかった。
 実際、日本は外国と比べ、感染者数も少なく死者はもっと少ない。だから油断をしていたのだろう。3月の3連休以降、気が緩み、あちこちで人との接触が起こったから、現在の急増に結びついている。それでも大した数ではない。
 一説では、わが国では1万人罹患したとして、発症する人は約2割で2000人。その中で重症化する人は5%。100人である。多くは高齢者で持病のある方。
 症状のない感染者の8割の人が動き回れば、どんどん感染は広がっていく。ようやくそのことが分かって、緊急事態宣言になったわけだ。
 軽症の人は、2~3日程度高熱が続くぐらいで、深刻な事態にはならないらしいが、人との接触は当分避けなければならない。
 いろいろなメディアを見ていると、新型コロナウイルスは空気感染はせず、多くは人からの飛沫感染でうつるようだ。人から発せられる飛沫をそばの人が吸い込んで発症する。マイクロ飛沫というのがあって、一定時間空気中に漂い、保菌者がその場所から離れても、浮遊していることが多い。
 ただこのマイクロ飛沫は換気によって飛んで行ってしまう。密閉を避ける換気が重要なことで、密集と密接は前記のことで納得がいこう。
 国は人との接触を8割減らせといっている。まあ、8割といわずとも接触を極力抑え込むことが国民の責務になっている。
 以前のブログで、私はマスクをしない、と書いたが、さすがこうなると戸外ではしないが、スーパーなどに入る時にはマスクをつける。自らの防御策である。
 早く収まってほしいが、コロナ禍後の世界はどうなっているのだろうか。
 
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