団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

見えなくなる恐怖

2018-05-11 14:54:09 | Weblog
 最初は目の端に何かが跳ねているような気がした。次の日、額の上に何かが引っ掛かっているように思えた。翌日、それが増えて、まずいと思い、慌てて眼科に飛んだ。案の定、眼底出血だった。その時点で、私の右目は白内障を発症しており、これでは両目が見えづらくなる、と慄いた。
 地元のクリニックから大学病院の紹介状をもらった。症状はますます悪化する。5月8日に受診し、右目の白内障手術を優先して6月6日に決まった。約1ヵ月後である。
 その間に、私が発行している月刊誌を作成しなければならない。両目が不自由で、そんな仕事ができるわけがない。気持ちが悪くなるほどのストレスが襲った。
 そうか、早く手術をしてくれる眼科を探せばいいわけだ、と考えて、ネットにアップロードしている眼科クリニックに電話しまくった。ほとんど受診後1ヵ月、早くて2週間。これでは話にならない。
 半ばあきらめかけて、足立区のある眼科に電話した。看護師が出た。かくかくしかじかと説明して、受診後いつ手術できますか、と質問した。
 毎週木曜日が手術日で、それ以前に受診・検査をしていれば、最短の木曜日に手術ができます、との回答に耳を疑った。「本当ですか」「ええ、早めの希望でしたら明日にでもいらっしゃってください」
 翌8日受診、10日に手術。そして現在、右目の白内障は治り、くっきりとした視界が確保されている。まさに感謝である。
 あとは左目の硝子体手術と白内障手術、両目のレーザー治療で出血の可能性を根治するのがスケジュール。
 1つの目に約10万円程度はかかるが、見えなくなるのを考えれば安いものである。
 どうしてこうなったかは、右目の白内障の進行をほっておいたから。まさか左目が眼底出血するとは想像もしなかった。大馬鹿者である。
 大学病院の医師に、手術は早められないか、と何度も懇願したが、一度決めたスケジュールを動かせないと突っぱねられた。現に困っている患者を前にして、冷たいものである。
組織の医師は裁量に限界がある。元気な個人経営の開業医がそれを補って余りある。探せば、そういう病院があるということが分かって、救われた。ちなみにその眼科クリニックは足立区梅島のあおば眼科クリニック。手術日の木曜日には20人の患者をこなす。足を向けて寝られない心境である。

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