団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

東金の幼女殺人を推理すると

2008-09-27 08:36:32 | Weblog
 悲惨な事件が多いが、最近の千葉・東金市の幼女殺人事件は痛ましい。わずか30分の隙に、拉致し殺し捨てる、という残虐な行為が行なわれた。しかも割りと周りに人がいる状況の中でだ。
 裸で捨てられていたから、幼児性愛者という線もあるが、この30分の時間が気になる。計画性というものが感じられないからだ。幼児性愛者なら、拉致し、たとえ殺しても、ひと時も長く一緒にいようとするだろう。
 以下は勝手な推理だが、もともと祖父の病院か母親になんらかの恨みがあったか、衝動的にたまたま目についた幼女を誘拐した。たぶん身代金も目当てであったが、幼女に騒がれた。周りに人がいる。耳に入ったら、ばれてしまう、思わず口と鼻を覆った。しばらくしたら、ぐったりとしてしまい、死んだことが分かった。
 そこで犯人は、変質者を犯人に仕立てて捜査が混乱するように仕組んだ。それが、裸にして捨て去る行為だったのではないか。車が犯行に使われたそうだが、狭い道路で目につかないはずはない。
 30分という短時間で、一連の犯行があったことを考えると、そうしたケースがもっとも近いような気がするが、正確なところは捜査を待つしかない。
 よく犯罪の専門家が、事件が起こってもっともらしく推理しているが、その多くは当たっていない。最近の刑事ドラマには、プロファイルがつきものだが、これも当たるものではない。犯行の不可解さも犯人が捕まって分かってしまえば、なあんだ、ということが多い。
 犯罪がこれほど一般化して、ドラマや映画などにも取り上げられれば、多くのアマチュアもプロに近い思考ができるようになる。警察の裏をかくこともできるし、捜査の撹乱だってできよう。そうした犯人を追うのだから、警察ももっとプロにならなければならないだろう。
 ポーランドで本人の同意なしで、性犯罪者を去勢する法案を可決するという。他のヨーロッパ諸国は人権侵害で反対しているが、世界各国で性犯罪について取り締まりや対応に苦慮している。ポーランドの事件の場合、娘と性交し子どもを2人も作っている。たぶんこれは性犯罪ではなく、近親相姦であろうが、許されることではない。
 貧困ゆえの子どもに対する犯罪とは別に、性犯罪は大人の劣情を満たすための行為で、豊かな国でも頻発している。どう抑止するのか。人間の異常性に根ざした犯罪だけに、根絶はむつかしいが、被害者を出さないための知恵を社会全体が考えなければならない。
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