団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

不快なだけの社民党と国民新党

2009-09-09 07:53:32 | Weblog
 やはり政治の季節である。ブログの内容も政治抜きには語れない。とはいえ、なんとも不快なのが、社民党と国民新党である。
 タナボタの政権が落ちてきたからといって、当然のような顔をして、鳩山代表と握手をしている福島、亀井の両氏には、情けなくて声も出ない。
 両党はもともと衆院選に勝ったわけではない。民主党がたまたま選挙前に、連立を組むことを約束しておいたから、こうなっているまでで、だからとしゃしゃり出てきて、大臣だ閣僚だ、と浮かれているのは、なんたるざまだと思う。政治家という人種は右も左も、図々しいものである。
 せめて閣外協力を申し出て、自分たちのマニフェストの実現を民主党に託すぐらいのことはできないか。それが、投票をしてくれた支持者に対する誠意というものであろう。
 民主党の魂胆は、来年の参院選までの協力要請であることは分かっている。それが見え見えでも、尻尾を振っておいしい権力がほしいのか、とお二人に問いたい。
 かつて村山内閣が誕生したときに、自民党と社会党が手を組んだ。その結果、社会党は党の存立基盤そのものを失った。
 野党であり、対自民の立場を貫いてきたからだ。それが180度転換し同じ政権に収まれば、支持者は離れる、自民党はこれ幸いと切り崩しにかかる。かくて社会党は崩壊し、いまの社民党という情けない政党に成り下がった。福島党首は、その二の舞を演じようとしている。
 確かに民主党と自民党とは違うが、大政党に取り込まれて行き場を失い、結局は党の崩壊という事態を招くことは必定だ。
 国民新党も情けない。じゃあ、民主党が郵政民営化の撤廃をしてくれるのか。その約束があるなら、閣内に入ってやってもいいが、もしそんなことをやれば、今度は民主党が有権者から見放される。そもそも郵政民営化反対だけで、自民党を出るなんぞ、大人気ないことをやっているから選挙に負ける。
 今回の閣内協力で、たぶんこの2つの政党は消えてなくなるだろう。小政党の存在は、大政党の政策に対して批判しチェックすることにある。連立によって、その批判政党としての存在意義がなくなってしまう。
 こうした混乱期には、それぞれの底が見える思いがある。その底をこそ、よく見ておくべきだろう。

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