団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

医療費負担にマイナンバーの活用を

2019-12-12 11:37:10 | Weblog
 75歳以上の医療費負担が1割から2割に引き上げられる、と世間を騒がせている。私は現在、71歳で医療費負担は2割。70歳になって、3割から2割になって、けっこう財布の負担は軽くなった。
 現在、心臓はハートクリニックに、糖尿病は血液内科のクリニックに、そして眼科も通っている。それぞれ薬も処方されているから、月によって変動はするが、ほぼ1万円以上は遣っている。
 1割になれば、もっと楽になるのだが、こうした年齢だけで仕切っていいのだろうか、と思う。やはり年齢と収入を掛け合わせた負担の決め方はできないのだろうか。
 70歳も超えると、それぞれ年金以外にほぼ収入はなくなるが、その年金も大企業の厚生年金や企業年金などがあれば、けっこう手取りは多い。中小企業でも厚生年金ならまだいいが、国民年金ならわずかな金額しかない。
 そういう差は、それぞれ生きてきた結果だからしかたがないとしても、高齢化の負担はよりフェアにしなければならない。
 そこでどうしてマイナンバーを活用しないのか、と疑問に思う。マイナンバーのデータに所得を入れて、その所得の多寡と年齢によって、負担額を決めることはできないか。
 単純に1割とか2割とするのではなく、もっと細かい設定が可能になるだろう。75歳で年収360万円なら、医療費負担は2割、年収240万円なら1.5割とか、いろいろと考えられよう。
 そのスライド幅にはいろいろな議論があるだろうが、その基本はマイナンバーをしっかりと活用することだ。
 かつて住基カードというのもあって、それがマイナンバーに発展した。しかし、政府の考えていることは、ポイント付与ぐらい。実際、あってもなくてもいいカードになっている。
 無駄遣いのポイントよりも、本気で国民に必要なマイナンバーを構築すべき時ではないか。その端緒が、医療費負担になるのなら、多くの国民は納得しよう。ただプライバシーが漏洩する、という心配もあるものの、収入につては悪いことをしていなければ、税務署に筒抜けだ。今さら隠せるものではない。マイナンバーを活用して、多くの行政コストの削減を行ってほしい。それが国民の願いであろう。

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