団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

除雪誰がやる

2014-02-18 10:44:52 | Weblog
 関東地方を2週連続で大雪が見舞った。ほとんどこれまでに経験のないことで、車の立ち往生や山間部の集落の孤立など、今頃になってメディアも含めて騒ぎ出している。なにやら大震災の後に似ているようだが、取材されている運転手などは、なぜかみんな明るい。もうちょっと辛抱してれば、という見通しがあるからだろう。
 それよりも、やはり除雪の問題がある。幹線道路などは、自治体が解決する筋合いではあるが、路地や裏通りなどは、やはり住民がやるしかない。しかし、見ていると特定の人がやっている感じだ。
 一戸建てのあるところは、そこの家の住人が自分の前の道ぐらいは除雪するのが常識であるだろう。それでも、出てこない家もあって、しかたなく他人の家の前もやっているのが現状であろう。
 問題は共同住宅で、やはりまず管理人がやることになるのだろうが、すべてのアパートやマンションに常駐の管理人がいるわけではなく、有志が集ってスコップなどを持ち寄ってやることになる。少しの雪ならいいが、あれほどの大雪になると、肉体的にかなりな重労働になり、より多くの人に参加してほしいものだ。
 うちのマンションは200世帯の大所帯で、コの字のマンションの真ん中は駐車場。40台ほど駐車しており、その前のスペースを自転車や通勤で利用しているが、除雪については、まず駐車している車の前のスペースを契約者が除雪するのが義務であるだろう。
 ところが、あまり出てこない。結局、マンションの自治会の役員や有志が集って、通り道を作っているのが実態だ。共同住宅である以上、それぞれに責任と義務があるものだが、除雪についての決まりなどはなく、ケースバイケースになっている。
 今回の雪では、わが家の2階の通路にも雪が積もり、階段も昇り降りが危ないので、女房が出て除雪していた。このように、結局は自分の周辺の雪だけは、人に迷惑がかからないように除雪するのが当たり前であろう。
 商店街でもすぐに除雪する店があるかと思えば、いつまでたっても雪が残っている店もあり、ばらばらの状態。あとできっと除雪していない店なんかで買わないよ、という客が増えていよう。
 共同住宅に限らず、生活がある以上、地域全般が共同体であるから、やはりそれぞれにやるべきことがある。今回の大雪の除雪については、そんなことを考えてしまう。
 温暖化といわれているが、ニューヨークで大雪もあり、海流や北極周辺の氷床の変化で、一部の地域が寒冷化に向かう可能性もあるという。今回の大雪は、その予兆なのだろうか。除雪をしながら、寒冷化よりは温暖化がいいな、と思ってしまうのは、年寄りのわがままだろうか。 

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