夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

篆刻(てんこく)勉強会に行く

2024年02月18日 | 篆刻
今日は打瀬公民館で篆刻サークルの勉強会でした。
全員集合で先月1月の課題講評を先生から受ける。
1月の課題は(新年にふさわしい吉語)
以下先生の講評です。

輝光日新(きこうひにあらたなり
 徳の輝きが日ごとに新しくなること
 日を追うにしたがって輝きが増し、
 実りあるものになる)

印面に力感あふれる刻で見応えあり。
文字の画数を考えて対角の文字の大小を
つけてバランスをとるベテランの味見ゆ

春雷

一見印の形状に驚かされたがほとんど
変形印と言っても良いか。代償の大きさや
刻し方には氏の彫り味あり個性的印たり


鵲瑞(じゃくずい)

二字を印面の大きく刻されて迫力あり
左字「王」の上下の朱が特徴であるが
上下に伸展して、なおかつ縦画を細目に
しても」良かったか

「この文字(鵲)なんと読む?」に
「分からん」とみんな。
Oさんがネットで調べてくれカササギとでた。
この辺(千葉県)では見たことがない。
カササギは百人一首にも出てくる。
おめでたい鳥ということです。

鵲瑞

辺縁の変化が見られ古色を打ち出している
文字はやや平板にてもっと大胆な構成を
考えてもよいと思う


梅花舒両歳之装 柏葉汎三光之酒
(梅花両歳の装(よそおい)を舒(の)べ 
 柏葉三光の酒を汎(うか)ふ
 梅の花は新旧両年から正月に亘って開き
 柏の葉は日月星三光の酒を浮かべている)

5cm角に多字数を刻しているが、大変な
時間と根気を考えると、あっぱれというしかない
一点一画丁寧に刻し技の高みを見せている


發祥致福(しょうをはっし ふくにいたす
 小さな幸せが福を招く)

四字を丁寧に刻しており刀法の高味を感じさせられる
回文にしたため左右の風趣の差が出てしまったか
あえて回文が必要だったか一考のいこと


一陽来福

一見して「一」の太さが気になる。他字と同じ
太さで上下空間を広くとるか「陽」字を伸展
させることも一考。「一」の字補刀をされよ


慶雲昌光

八分印に四字を均等に配して一見満白印の
如くみせている好印たり。印面ややうすめなので
印泥の状態を確認されたし。


慶雲昌光

右二字がはっきりせぬのは彫りが不安定なのと
印泥のせいか。使用前に少し暖めてよく練って
使うこと大事。辺縁やや変化多すぎたようだ。

確かに印泥の油分が少ないとよく押せない。
「次回油をもってきてあげる」とSさん。
ありがたいこっちゃです。押印のやり方もいろいろ
あるらしい。

鳳鳴朝陽

印面の四分割の白文印篆の作で落ち着いた
作たり。刀線はやや弱いため印篆が生かされない。


宝在心

点画線を曲線的に丸みをつけて刻した個性的な
刻といえる。ややデザイン的に感じられる点は
一考の余地あり。


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