しまなみ海道を走ってきた。
早朝。
JRの出発時刻は5時58分。ここから波止浜という駅へ行く。波止浜からサンライズ糸山までは約2キロ。
スタンプ用紙をもらい記念ワッペンをヒップバックにつけ出発。この時7時半。この30分は正直痛いが仕方がない。
ここから尾道の終点まで約72キロを休憩込みで9時間で行く。1時間に8キロペース。キロ7分半。ゆっくり目に走るときの通勤ランのペース。ウルトラの「大会」ならまあまあ確実に行ける時間だが、イベントなんで、着替えやら食べ物やらも自分で担いで持って行くのとか(今回ヒップバック使用。荷物はかなり減らしたが最後はベルトがあたる部分が痛くなった)、写真撮りながら進むのとかも考えると、ギリギリになりそうな気がしている。
まずは来島海峡大橋。つい先日「かじった」ためか、ここは立ち止まらずにどんどん行く。
まだまだ肌寒い。
朝の海は穏やかである。漁船が沢山出ている。
想定していたペースでまずは大島着。チェックポイントには飴が置いてある。有り難く頂戴する。
ここからは、自転車はもちろんランでも未知の領域。さっそく楽しい交番発見。
以前記したようにしまなみには、いろいろ思い出がある思い入れがある。本当にいろいろ、いろいろあるところであるウチの家族にとって(今回のしまなみ走は、本当は、そのいろいろ、いろいろを自分でトレースしてみたいという、そういう気持ちがあって、機会をうかがっていた)。家族だけでなく、個人的にもである。
海宝ロードプランニングというところが毎年行っている「しまなみ海道ウルトラ遠足(とおあしと読む)」に参加したのが、初ウルトラで初しまなみ。福山から橋を渡って今治まで100キロ。初ウルトラは13時間44分だった。大島に入ってからはほとんど歩いていた気がする。
その時は海岸沿いのルートだったのでここは初めてということになる。今回は、道に延々と刻まれた「青い」サイクリングロードを走る。
自転車の人、徒歩の人、それぞれが好きな場所から好きな時間に始めるというルール。チェックポイントは16カ所で、島と橋に一つずつ(最後の尾道大橋は、路肩が狭いらしく、コース設定はされていない。複数設けられている島は1カ所でいい。チェックポイントが開いているのは7時から17時の10時間。
もちろん行けなくても、スタンプは次の年も有効だという。
参加料もいらない。のんびりとしたイベントである。こういうの大好きである。後はどうぞ御自由にみたいな。
大島は石の産地である。
石を切り出した山があちこちにある。大島のコースだけでなく、最後までこの細かなアップダウンに体力を消耗させられたが、自転車の人は案外大変かもしれない。
やがて橋が見える。島も見える。
伯方・大島大橋。
橋を渡り、道の駅で島でのスタンプをもらう。
飲み物まで用意してくださっている。感謝。
しまなみは造船所が多いなと思いながら進む。ちなみに伯方島名産って、やはり塩なんだろうか。
広くてのんびりとした雰囲気のコースを進んでいく。伯方島の区間は短くて、高架の下に入るとすぐに左手に曲がって大三島を目指す。
大三島橋。
ここは昔小学6年生の時に宿泊学習でここを訪れた時、すでに出来ていた。この時、ぜんそくの発作で校長先生の車の中で、級友が橋を往復するのを眺めていた。本当に体が弱かった。
遠くに多々良の橋が見える。この橋は最後の方にできたはずだ。
大三島は、高校の部活で「合宿」したところでもある。合宿と聞いていたのに、全然卓球の練習をせず、ずっと海で泳いでいた。そういうトレーニングだったのかも・・・。
泊まるところも民宿とかではなくて、納屋みたいなところ。近所かどこかのおばさんが3年前ぐらいのコーラを持ってきてくれた記憶がある。この辺、先輩の話を十分に聞き取っていないためか曖昧。でも、やたらと楽しかったのを覚えている。その時は、今治まで自転車で行ったか。40キロもは走っていないはずだが。
梅桃桜区別はできない。できなくてもきれいなもんはきれい。
自転車の中にはペットを乗せて走っている人がいる。丁度牽引する感じで。いいな。でも結構速いぞわんこは酔わんのかな。
多々良大橋が見えた。手前の道の駅。ここでスタンプをもらう。
ようやく県境を目前にすることができたが、思っていたよりばてている。
トイレ、水分補給、出発。
大三島は橋から離れたところにチェックポイントがあるので、余裕がある人はそこに立ち寄る人も多いようである。そのためか、橋の方へ行く道がよく分からなくなり、距離にして1キロ弱ロス。
しまなみの景色はどれもいいが多々良大橋が一番という声を何度か聞いた。
でっかい橋である。自然のすごさ、人間のすごさを想う。ゆっくりと進む。
県境越え。
市町村合併でもう尾道市らしい。ちなみに、愛媛と広島は、平成の大合併で合併率が1位と2位だったらしい。
県境の街である。
少し走ってスタンプをもらうチェックポイントにたどりつく。ここでは、瀬戸田高校の皆さんや婦人会の方々が、おもてなしをしてくださる。レモンケーキを頂戴する。
有り難い。この島はレモンの島。この次の日のDASH村の企画でも紹介されていた。
橋とおもてなしを後にする。
生口島は、かなりでかい。延々15キロあまりを走る。
これよく見えないが野良犬と鳥(種類不明)。
野良犬はよく見た。日頃走っているところではあまり出くわした記憶はない。
食べられそうなものを物色しているのか。励まされた気分で先を急ぐ。
島に掛かったオレンジの橋が見える。高根島を結ぶ高根大橋。
有名な耕三寺(有名なはずだが変換できん)のそばを通りる。美術館もあり、島で一番賑やかなところ。
ここでどうしても腹が減り、コンビニでハンバーガーを買う。この日朝マックのソーセージマフィンに続いて2個目。
いい単車だ。
思ったほどにペースは上がっていない。残りどれぐらい(距離が)あって、どれぐらい(時間の余裕が)あるのか、分からない。でもとりあえず腹が落ち着いたので進む。相変わらず海の近くである。
山側はこんな感じ。
海岸沿いには、何かを意図しているのかよく分からないがオブジェがところどころにあった。
このすぐ後、やっと生口橋が見えた。
橋を渡る。
島の日常が写る。
しばらく町の中、路肩があまりないところを慎重に進む。
この後、途中のコンビニでエナジードリンク(バーン)を購入。写真がないのは気分に余裕がない証拠。100グラムあたりのカロリーが60。ノーマルのコーラの1.5倍。ベリー味が超甘い。
やがて町を出ると、山の方になる。
山を越える。
少し細い道に入る。青い線は続いている。
何という山だったか忘れた。地元の幼稚園児が遠足であそこまで行ったと、民家の塀に貼ってあった絵(ポスター?)書いてあった。頂上になんか見えるな。
フラワーセンター前のチェックポイントに到着。スポドリ感謝。
ここは地元の中学生がサポートしてくれていた。
トイレに入って出発。何とか間に合いそうだなという感じになってきた。
坂を上り坂を下りる。造船所が見える海が近い。
海の近くにはちょっと不思議で楽しそうな石像。
直後、今回最後の橋が見えてきた。
橋の近くの公園の恐竜は、海を見ていた。
恒例。橋の手前の坂。
頑張った。
因島大橋は、「2階建て」である。金網の下の海が、結構怖いでも楽しい。
遠くに見えるのは、岩子島。赤いのが向島大橋。
因島大橋を渡りきる。
階段を下りることにする。これは「しまなみ遠足」の時に通ったのを覚えている。
向島に着いた。橋のそばのチェックポイントでスタンプを押す。ここは無料のサポートはなし。早々に進む。
ここまで来ればあと少し。何とか閉館までには到着できそう。ただ、ここからがなかなかペースが上がらない。安心感か疲労感か。
赤い向島大橋が見える。近づくと付近では工事中とのこと。迂回路は急坂。
さすがに歩いた。情けな。
自販機でアクエリを補給。向こう岸は本州なのか島なのか、そんなことを考えながら進む。
やっとここまで来た。3キロの文字が重い。
だんだんと街になる。ここで渡船の乗り場の方へ。尾道大橋、徒歩だから渡れなくはないがかなり大回りになるし、自信がなかったので迷わず船の方へ。
ここにも乗り場が。
なんか城が見えるなあ。
と思っていたら、あっさり着いた。
渡船は60円。船が来るまで、ちょっと時間が掛かった。10分少々。でもとりあえずこれも計算済み。この時点で、9時間弱。
船に乗り込む。向こう岸に着く。本州だ。
彼はあっちを通ったのかな。たぶん。儂は駅に向かう。
で、最後のスタンプを押してもらって終了。
自転車じゃなかったんですねすみません押しちゃいましたけどいいですかそれから徒歩のハンコしかないんですけどといいながら、証明のハンコ。そして記念品までいただく。伯方の塩と野菜生活の柑橘バージョン(季節限定)そして今治タオル。申し訳ないけどうれしい。
帰りのバスの時間までまだまだ余裕はある。ゆっくりとバス乗り場に向かうことにする。
帰りは、行きに見かけた向島渡船で、100円。
到着すると、沢山の自転車が駆け込んできた。5時5分前。この船の人達は間に合うかな。
で、来たはずの道をまた間違えてとんでもないところに行きかける。
スーパーで、麦酒とつまみを買う。高速バスの乗り場に向かう。
バス停に着く。やったー。
この道も四国に続く道。
最終チェックの駅前から距離にして約2キロ。よう歩いた。
バス待ちで夕日を見ながらまず一本。
見たことない珍しいやつ。至福の時。
腹が減っていたので弁当っぽいのを選んでしまった(でもおかずだけ食べた)。
帯同したニューヨーク2160は、前の日に16キロ試走しただけで今日走ったが、ここまで減った。長い距離走るというのは、いろいろ負担が掛かるということなんだな。
いろいろな思い出や思い入れを反芻しつつ走ってみたかったから走った。そういうのがなければこの距離走ろうとは思わんなあ。
最後に、このイベントを走って参加してみることについて興味を持った方へ。
このイベント、ずいぶん前から行われているらしい。参加料は無料。しかも完走賞のおみやげも付く。コースは、サイクリングロードに設定されている道なので景色も良く楽しい。但しアップダウンはそこそこ多い。走っている人は、自転車の1割にも満たない(但し反対方向の状況のみでは)。
どこからスタートしてもどこで終わってもいい。路線バスもそこそこ本数はある。少し頑張れば店や自動販売機もある。トイレもある。ポイント通過はスタンプを押してくれる。
だから、誰でも楽しめる。フル走ったことがある走力がある人ならもっと楽しめるはず。
但し制限時間は10時間。これがネックかなと。10時間で71キロ(主催者発表で)というのは、余裕がありそうで実はそうない。最後の渡船は10分待ちだったし、大会ではないので、そこまでいっぱいいっぱいで走ったりはしないし。荷物も結構持つし。
それでも、あくまで儂は、だが、高い参加料払って大会に出るよりいいと思う。こうこうウォーキングやらサイクリングと併せてでいいから、イベントとしてこういう大会が増えればいいと思う。ウォーキングのイベントで走るのは顰蹙だが、自転車がいるから走っても全く文句は言われない。儂としては二重丸というより花丸あげたいぐらいの優秀な「大会」だった。ただまあ、大会に出るほどのモチベーションの高まりは期待できない。練習以上本番以下という感じ。
たなみに、かかった費用は、往復の交通費と途中の飲食のみで5500円ぐらい。
そして。
チェックポイントで、お世話になった方々ありがとうございました。
早朝。
JRの出発時刻は5時58分。ここから波止浜という駅へ行く。波止浜からサンライズ糸山までは約2キロ。
スタンプ用紙をもらい記念ワッペンをヒップバックにつけ出発。この時7時半。この30分は正直痛いが仕方がない。
ここから尾道の終点まで約72キロを休憩込みで9時間で行く。1時間に8キロペース。キロ7分半。ゆっくり目に走るときの通勤ランのペース。ウルトラの「大会」ならまあまあ確実に行ける時間だが、イベントなんで、着替えやら食べ物やらも自分で担いで持って行くのとか(今回ヒップバック使用。荷物はかなり減らしたが最後はベルトがあたる部分が痛くなった)、写真撮りながら進むのとかも考えると、ギリギリになりそうな気がしている。
まずは来島海峡大橋。つい先日「かじった」ためか、ここは立ち止まらずにどんどん行く。
まだまだ肌寒い。
朝の海は穏やかである。漁船が沢山出ている。
想定していたペースでまずは大島着。チェックポイントには飴が置いてある。有り難く頂戴する。
ここからは、自転車はもちろんランでも未知の領域。さっそく楽しい交番発見。
以前記したようにしまなみには、いろいろ思い出がある思い入れがある。本当にいろいろ、いろいろあるところであるウチの家族にとって(今回のしまなみ走は、本当は、そのいろいろ、いろいろを自分でトレースしてみたいという、そういう気持ちがあって、機会をうかがっていた)。家族だけでなく、個人的にもである。
海宝ロードプランニングというところが毎年行っている「しまなみ海道ウルトラ遠足(とおあしと読む)」に参加したのが、初ウルトラで初しまなみ。福山から橋を渡って今治まで100キロ。初ウルトラは13時間44分だった。大島に入ってからはほとんど歩いていた気がする。
その時は海岸沿いのルートだったのでここは初めてということになる。今回は、道に延々と刻まれた「青い」サイクリングロードを走る。
自転車の人、徒歩の人、それぞれが好きな場所から好きな時間に始めるというルール。チェックポイントは16カ所で、島と橋に一つずつ(最後の尾道大橋は、路肩が狭いらしく、コース設定はされていない。複数設けられている島は1カ所でいい。チェックポイントが開いているのは7時から17時の10時間。
もちろん行けなくても、スタンプは次の年も有効だという。
参加料もいらない。のんびりとしたイベントである。こういうの大好きである。後はどうぞ御自由にみたいな。
大島は石の産地である。
石を切り出した山があちこちにある。大島のコースだけでなく、最後までこの細かなアップダウンに体力を消耗させられたが、自転車の人は案外大変かもしれない。
やがて橋が見える。島も見える。
伯方・大島大橋。
橋を渡り、道の駅で島でのスタンプをもらう。
飲み物まで用意してくださっている。感謝。
しまなみは造船所が多いなと思いながら進む。ちなみに伯方島名産って、やはり塩なんだろうか。
広くてのんびりとした雰囲気のコースを進んでいく。伯方島の区間は短くて、高架の下に入るとすぐに左手に曲がって大三島を目指す。
大三島橋。
ここは昔小学6年生の時に宿泊学習でここを訪れた時、すでに出来ていた。この時、ぜんそくの発作で校長先生の車の中で、級友が橋を往復するのを眺めていた。本当に体が弱かった。
遠くに多々良の橋が見える。この橋は最後の方にできたはずだ。
大三島は、高校の部活で「合宿」したところでもある。合宿と聞いていたのに、全然卓球の練習をせず、ずっと海で泳いでいた。そういうトレーニングだったのかも・・・。
泊まるところも民宿とかではなくて、納屋みたいなところ。近所かどこかのおばさんが3年前ぐらいのコーラを持ってきてくれた記憶がある。この辺、先輩の話を十分に聞き取っていないためか曖昧。でも、やたらと楽しかったのを覚えている。その時は、今治まで自転車で行ったか。40キロもは走っていないはずだが。
梅桃桜区別はできない。できなくてもきれいなもんはきれい。
自転車の中にはペットを乗せて走っている人がいる。丁度牽引する感じで。いいな。でも結構速いぞわんこは酔わんのかな。
多々良大橋が見えた。手前の道の駅。ここでスタンプをもらう。
ようやく県境を目前にすることができたが、思っていたよりばてている。
トイレ、水分補給、出発。
大三島は橋から離れたところにチェックポイントがあるので、余裕がある人はそこに立ち寄る人も多いようである。そのためか、橋の方へ行く道がよく分からなくなり、距離にして1キロ弱ロス。
しまなみの景色はどれもいいが多々良大橋が一番という声を何度か聞いた。
でっかい橋である。自然のすごさ、人間のすごさを想う。ゆっくりと進む。
県境越え。
市町村合併でもう尾道市らしい。ちなみに、愛媛と広島は、平成の大合併で合併率が1位と2位だったらしい。
県境の街である。
少し走ってスタンプをもらうチェックポイントにたどりつく。ここでは、瀬戸田高校の皆さんや婦人会の方々が、おもてなしをしてくださる。レモンケーキを頂戴する。
有り難い。この島はレモンの島。この次の日のDASH村の企画でも紹介されていた。
橋とおもてなしを後にする。
生口島は、かなりでかい。延々15キロあまりを走る。
これよく見えないが野良犬と鳥(種類不明)。
野良犬はよく見た。日頃走っているところではあまり出くわした記憶はない。
食べられそうなものを物色しているのか。励まされた気分で先を急ぐ。
島に掛かったオレンジの橋が見える。高根島を結ぶ高根大橋。
有名な耕三寺(有名なはずだが変換できん)のそばを通りる。美術館もあり、島で一番賑やかなところ。
ここでどうしても腹が減り、コンビニでハンバーガーを買う。この日朝マックのソーセージマフィンに続いて2個目。
いい単車だ。
思ったほどにペースは上がっていない。残りどれぐらい(距離が)あって、どれぐらい(時間の余裕が)あるのか、分からない。でもとりあえず腹が落ち着いたので進む。相変わらず海の近くである。
山側はこんな感じ。
海岸沿いには、何かを意図しているのかよく分からないがオブジェがところどころにあった。
このすぐ後、やっと生口橋が見えた。
橋を渡る。
島の日常が写る。
しばらく町の中、路肩があまりないところを慎重に進む。
この後、途中のコンビニでエナジードリンク(バーン)を購入。写真がないのは気分に余裕がない証拠。100グラムあたりのカロリーが60。ノーマルのコーラの1.5倍。ベリー味が超甘い。
やがて町を出ると、山の方になる。
山を越える。
少し細い道に入る。青い線は続いている。
何という山だったか忘れた。地元の幼稚園児が遠足であそこまで行ったと、民家の塀に貼ってあった絵(ポスター?)書いてあった。頂上になんか見えるな。
フラワーセンター前のチェックポイントに到着。スポドリ感謝。
ここは地元の中学生がサポートしてくれていた。
トイレに入って出発。何とか間に合いそうだなという感じになってきた。
坂を上り坂を下りる。造船所が見える海が近い。
海の近くにはちょっと不思議で楽しそうな石像。
直後、今回最後の橋が見えてきた。
橋の近くの公園の恐竜は、海を見ていた。
恒例。橋の手前の坂。
頑張った。
因島大橋は、「2階建て」である。金網の下の海が、結構怖いでも楽しい。
遠くに見えるのは、岩子島。赤いのが向島大橋。
因島大橋を渡りきる。
階段を下りることにする。これは「しまなみ遠足」の時に通ったのを覚えている。
向島に着いた。橋のそばのチェックポイントでスタンプを押す。ここは無料のサポートはなし。早々に進む。
ここまで来ればあと少し。何とか閉館までには到着できそう。ただ、ここからがなかなかペースが上がらない。安心感か疲労感か。
赤い向島大橋が見える。近づくと付近では工事中とのこと。迂回路は急坂。
さすがに歩いた。情けな。
自販機でアクエリを補給。向こう岸は本州なのか島なのか、そんなことを考えながら進む。
やっとここまで来た。3キロの文字が重い。
だんだんと街になる。ここで渡船の乗り場の方へ。尾道大橋、徒歩だから渡れなくはないがかなり大回りになるし、自信がなかったので迷わず船の方へ。
ここにも乗り場が。
なんか城が見えるなあ。
と思っていたら、あっさり着いた。
渡船は60円。船が来るまで、ちょっと時間が掛かった。10分少々。でもとりあえずこれも計算済み。この時点で、9時間弱。
船に乗り込む。向こう岸に着く。本州だ。
彼はあっちを通ったのかな。たぶん。儂は駅に向かう。
で、最後のスタンプを押してもらって終了。
自転車じゃなかったんですねすみません押しちゃいましたけどいいですかそれから徒歩のハンコしかないんですけどといいながら、証明のハンコ。そして記念品までいただく。伯方の塩と野菜生活の柑橘バージョン(季節限定)そして今治タオル。申し訳ないけどうれしい。
帰りのバスの時間までまだまだ余裕はある。ゆっくりとバス乗り場に向かうことにする。
帰りは、行きに見かけた向島渡船で、100円。
到着すると、沢山の自転車が駆け込んできた。5時5分前。この船の人達は間に合うかな。
で、来たはずの道をまた間違えてとんでもないところに行きかける。
スーパーで、麦酒とつまみを買う。高速バスの乗り場に向かう。
バス停に着く。やったー。
この道も四国に続く道。
最終チェックの駅前から距離にして約2キロ。よう歩いた。
バス待ちで夕日を見ながらまず一本。
見たことない珍しいやつ。至福の時。
腹が減っていたので弁当っぽいのを選んでしまった(でもおかずだけ食べた)。
帯同したニューヨーク2160は、前の日に16キロ試走しただけで今日走ったが、ここまで減った。長い距離走るというのは、いろいろ負担が掛かるということなんだな。
いろいろな思い出や思い入れを反芻しつつ走ってみたかったから走った。そういうのがなければこの距離走ろうとは思わんなあ。
最後に、このイベントを走って参加してみることについて興味を持った方へ。
このイベント、ずいぶん前から行われているらしい。参加料は無料。しかも完走賞のおみやげも付く。コースは、サイクリングロードに設定されている道なので景色も良く楽しい。但しアップダウンはそこそこ多い。走っている人は、自転車の1割にも満たない(但し反対方向の状況のみでは)。
どこからスタートしてもどこで終わってもいい。路線バスもそこそこ本数はある。少し頑張れば店や自動販売機もある。トイレもある。ポイント通過はスタンプを押してくれる。
だから、誰でも楽しめる。フル走ったことがある走力がある人ならもっと楽しめるはず。
但し制限時間は10時間。これがネックかなと。10時間で71キロ(主催者発表で)というのは、余裕がありそうで実はそうない。最後の渡船は10分待ちだったし、大会ではないので、そこまでいっぱいいっぱいで走ったりはしないし。荷物も結構持つし。
それでも、あくまで儂は、だが、高い参加料払って大会に出るよりいいと思う。こうこうウォーキングやらサイクリングと併せてでいいから、イベントとしてこういう大会が増えればいいと思う。ウォーキングのイベントで走るのは顰蹙だが、自転車がいるから走っても全く文句は言われない。儂としては二重丸というより花丸あげたいぐらいの優秀な「大会」だった。ただまあ、大会に出るほどのモチベーションの高まりは期待できない。練習以上本番以下という感じ。
たなみに、かかった費用は、往復の交通費と途中の飲食のみで5500円ぐらい。
そして。
チェックポイントで、お世話になった方々ありがとうございました。