きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

県道178号経由で高縄山へ

2015-12-07 22:10:30 | 近場の異邦人
約3ヶ月余り前のこと。
まだ夏の頃。いつものように、はっきりとした目的なしで走り始める。

いつもは避ける坂を上ってみる。まだ退院して間もない頃だったので、走ってみたかったのだろうか

毎度のことながら険しい勾配。峠を越え一息つく。まだ5キロも走っていない。

「こつめ」ですな。かわい。道にいたが山に戻す。クワガタ好きの少年、今は結構いるのだろうか。

市営墓地を過ぎ池の傍を通る。ぐうっと下る。

下った先のコンビニでトイレを借り、糖分を補給する。いつもの。

ダムを右手に眺める。

橋を左手に眺める。

もう少し上ってみる。まだ国道。

振り返れば旧道。まだM市。といっても長い長い水ヶ峠トンネルまではずっとM市。

石手川を越えるともうすぐ。

いつもここを通ると手を合わせる。それぐらいしか儂にはできん。自身の無力さを嘆くわけでもなくただ祈る。

やがて、分岐にさしかかる。水ヶ峠トンネル越えて隣のI市に抜けるか、はじめて左に曲がるか。

特に下調べはしていないが何となく、こちらに曲がるだろうなというのは感じていた。脇の小道を見下ろしつつ、やはり上り坂。

しかしここまで2時間以上かかっている。バスが通るところまでたどりつくのにどれぐらいかかるのだろう。

廃校後。旧H市という文字にびっくりする。

何となく気になっていた「九川」には分岐からあまり距離がなく、すぐ着いた。

以前フリーペーパーで読んで、見てみたかったという、ただそれだけ。

集落は、すぐに終わり、本格的に山道になる。どれぐらい上りが続くのか予想できない。

山が幾重にも重なる。

緑以外に何も見えない。

結構高くなっているのを感じる。

これは何を撮ったのか忘れた。何かを感じたからだろうが。

後になって写真で見ると、感じが違うな。

似たような景色で飽きている筈だと思うのだが。

似たような景色を相変わらず撮っている。何かを感じたからだろうが。

自転車が通り過ぎる。この坂はチャリも大変だろう。

分岐点。そんなに体力的には余裕はなかったが、折角なので高輪山方面に。

そんなに距離はないらしいし、この勾配、この先また来ようと思うかどうか不安だったのが正直なところ。

何かの電波塔が見える。あそこか。遠いな。

めったに見ない源流碑。凄い。

ここで別ルートからの道も合流。

まだ頂上まで1キロぐらいあるらしい。余裕がないので、勝手にだまされた気分になる。

まいいかと上る。

脇道も多いようであるが、獣道っぽい。一本道なら行くこともあるが、なあ。

お寺。車が止まっている。ご住職はやはり住んどるのかな。

鳥の種類が多いということは、あまり人も訪れないのかもしれない。

でもうすぐらしい。さっきの自転車が通り過ぎる。

電波塔が大きくなった。

電波塔の辺りは、思ったより狭い。とりあえず先へ先へ。

思ったより展望は望めないなあ。

狭い電波塔の敷地内で一息つく。

方向を変えても展望は開けず。

ただまあ、986メートルという数字に満足する。次来ようとはなかなか思えん。

降りることにする。写真で見ると今一つだが。

2まいも撮ったということは、今日一番の景色だったのかもしれないと思う。

元来た道を帰る。

行きには気にならなかった、というより気が付かなかった大きな木。

この後、さっきの分岐のところまで戻って、どちらから降りようかしばし迷う。さっきの県道に戻り、最後まで走るというオーソドックスな選択で落ち着く。

これまでと少し雰囲気が違うのかなと思いつつ。

それでも飽きずに走る。

多分、既に4時間ぐらいは過ぎている。

でも下り坂なので、それほど切迫感はない。ただ、疲れてはきたか。

林道の起点。チャリでも躊躇する。ここはやはり単車か。

水の流れにちょっと和む。そういえば夏だった。

史跡の立て看。現地はかなり先だが。

どんどん下る。道が広くなる。車もポツポツ通っている。

持参した水分は、こんな感じになった。国道沿いの川を越える手前の自販機で購入。予想通り、県道に入ってから、一度も自販機は見なかった(と思う)。

おお、滝。

集落が見える。

静かである。

椎茸の栽培か。結構たくさんあった。

ここで一気に里に下りた感。

ここまでが、結構険しい道だったことがよく分かる。

自転車が上っていくのを見る。今の時間からでも行くんやなあと感心する。

しばらく広い道を走る。遠くに海が見えた。

やっとここまで帰ってきたか、という感じ。

広くて長い海に続くまっすぐな道。

振り返れば、986メートル。ふぅーん。

何度か仕事で使っているJRを越える。バスで戻ることにする。

折角なので、立ち寄る。近くにある学問の神様。

バス停着。予想していなかったが、傍にドラッグストアがあり、ラッキーという感じで。

いただく。このタイミングで慰労できるとは想定外。有り難い。

時間はかかったがよう走った。

ただまあ、アップダウンきついコースを安いナイキのDSLで走ったこともあり、しばらく脚が痛かった。計画してなかったから。

先週、この近くに外回りで出向いた。風が強くてフィールドコートとダウンジャケット重ね着してもまだ寒かった。
それでも、まだ山は白くなかった。
約3ヶ月余り前のこと。
24耐走が近かったこともありドキドキしたのを覚えている。