きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

どなりからかもじまかみいた

2016-05-10 21:02:48 | 遠くへ~少しだけ非日常
3時に目が覚めた。睡眠時間は3時間。

無事に始発に乗る。

珈琲とパン。腹は減る。まだ呑むわけにはいかないし、暇といえば暇。

ようやく外が明るくなってくる。讃岐富士かいやいや似たような山が沢山出てくるしどうだか。

高松で乗り換え、ちょこっと走り、源平の合戦で有名な名前の駅から特急に乗り。

海の近くのこの駅へ。遠くまできたな。でも時刻はまだ9時。

駅の名前は、三本松という。徳島県境はすぐ近くである。

古くからあるような和菓子屋さんを見ながら国道へ。

国道をしばらく東に向かい、川を越える。

越えてすぐ進路を南へ。いよいよ山越え県境越え。

道は広いが長閑である。長閑であるが先に進んだ感はなかなか得られぬ。

町から遠ざかり、山里というよりもう山。

と思えばこんなところにコンビニが。田舎でよく見る山崎系。儲けあるんかなと思いきや、割合客は入っている。

川を越える。どんどん山へ。

で、記憶に間違いがなければ、ここは単車で通ったことがある筈。

前に立ちふさがる山をこれから上らなければ向こうには行けない。長閑だが気が重くなるような風景。もう午後のいい時間のような感じさえしてくるが実際はまだ午前中。

さらに山。ここはもう商売はしていないんだろうか。

山だが道幅は広くて、大型車もよく通る。思ったより「幹線」のようである。

右手に何故かかつらの宣伝。しかも隣県の。この辺りなら、ばれないって確かにそうかもしれないが。

それほど気分が落ち着いている訳ではないが、天気もそこそこ良くてしかも温いのでまあ何とか走っていられる。

545坪の温泉旅館。興味はあるが現実的にはねえ。

さていよいよ峠へ、という雰囲気。

勾配も9になってくる。違った急に。ちなみに勾配は8%である。

香川から徳島へ。但し山越え。

トンネルが見える。ようやく上らなくていいということで一息。

糖分補給。

鵜の田尾トンネル内。この中で県境越えをしたのだが暗くて旨く撮影できず。

徳島側へ。こちらは、香川側よりもっと穏やかに晴れていた。気温も上がってくる。

トンネルを出てすぐ、トイレを借りる。こういうところにあるのは珍しい有り難い。

山が綺麗である。紅葉というにはどうだろう少し遅いか。でもこの年は暖かかったから、丁度良かったといえば良かった。

下りは楽だし、気分も変わる。とっとことっとこ先を急ぐ。

久々。御所神社。昔単車で来たときは、この先の土成からさっきのトンネルの手前にある白鳥の辺りで西に向かい国道を琴平かどこか辺りまで走ったか。土成の前は脇町辺りか池田だったかそれとも高速使わんかったか覚えていない。

ただまあ、何もないところをひたすら走ったことだけは覚えている青い空。

景色を見て物思いに耽りながら走るのはなかなかそれはそれでいいもんだが、実際問題腹は減る。持ってきたゼリーがなくなる。

パンダ焼。なんだろ。

銅像の主は三木武夫さん。高速道路を越えたか越えないかの辺りだったか。もう記憶が曖昧。

越えてなかったらしい。この辺りが土成。
ここからははっきりと決めていなかったが、時間もあるので大回りして目的地に行くことに。

コスモス畑。強い横風に四苦八苦する。向かい風でないだけマシというもの。

おお。

結構この辺りもきつかったか。遠くに目指す川が見えた。

山がない。降りてきた感がある。

橋にたどり着く。

こっちは脇町池田の方か。

とりあえず鴨島方面へ。橋を渡る。

でかい川である。普段から見ている分にはそうでもないんだろうが。

やっぱりでかい。

川を越え、JRを越える。ぼちぼち国道に出るはず。

目指すT字へ。ここを左へ。

伊予街道。池田から徳島に向かう場合は、川の手前の撫養街道かこの伊予街道を使うことが多い。単車なら撫養街道の方が面白い。今回ここまで来たのは吉野川が見たかったから。
人が多い車が多い。気温が高い。さてどれぐらい走ればいいんだろうか。

しばらく走って、コンビニで水分補給し現在位置を確認。
残りの距離と、帰りの特急の時間を計算する。勿論駅での慰労時間も。

ここから北に向かうことに。牛島の手前。再び川へ。

JRを下から越えるもとい潜る形。

さっきより道幅は広く、車は少ない。風は強い。

橋が見えてくる。緩やかな上り向かい風。

橋はさっきより短い。

橋を降りて、県道を東へ。

道は狭いがバス通り。パトカーがにらみを利かす。

雰囲気がまた変わる。ここは昔からの街道筋か。

車は少ない。えっちらおっちら。

街道筋右手には神社がいくつも見えた。これはどれだったか。乳保だったように思うが。

これは地元のコンビニ。こういうところ、どんなモノを置いているのかとかお客さんは入っているのかとか、めっちゃ興味はあるんだが。とりあえず興味のみ。

道路案内のところを左に。さっき確認したルート。

しばらく北向きに。

しばらくして右に。

その前に、左手のファミマで補給。さっきの道路案内の右手にあったローソンには反応しなかったのに。それからまだ30分経っていない。

東へ。ここは県道14号。

何か記念碑みたいな感じになっていた。

そういえば思い出した。この辺り、石の看板というか石柱というか、結構よく見た。

でもう一度北へ。

小さな川を越えて、ようやく板野へ。

橋が二つあった。メインの方を渡る。

そういえば、さっきの石柱の他に、道路を修繕したり作ったところには、こうしてプレートが埋められているのもこの辺り特有のものと思われた。

T字路を右へ。撫養街道県道12号へ。

鳴門まで20キロ。びみょーやな。行ける気がせん。

鳴門は無理としても板野の駅までは。後少し感が出てくる。

左手に高速道路が見えてくる。

やがて高速道路が県道と交わる。

その先さらに別の県道と交わる。住宅地やら県の施設やら結構賑やか。

目指すマルナカが見えた。

目指す駅も確認できた。ようやくゴール。

マルナカで着替えて買い物をして、駅へ。

高徳線の特急停車駅はこぢんまりしている。

ホームには西日が射す。夕方一歩手前。

空を見上げる。来れて良かった。

電車に乗り込み。おくつろぎ。

パンプキンは大外れだったが、鳥皮は大当たり。

高松駅で乗り換え。一個300円の饅頭。高い。

特急乗り放題の安い切符にあやかろうとすると、どうしても行き先が18切符辺りでは来るのが難しい四国の東側になるか。

鴨島とか、板野とか、深く関わった訳ではないが、知り合いのまた知り合いぐらいの関係の人が行った「施設」があるところ。
元気なんだろうか。元気であるはずはないのだが、元気だろうかと、この地名を耳にする度に条件反射のように思い出したりする。

暖かだった去年の初冬のこと。