きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

バリアフリー、まだまだ

2018-08-23 19:21:50 | 徒然に2018-2020
今日も一昨日に引き続き、職場承認で研修を受けに県立図書館へ。合理的配慮とか読み書き障がいとか、そういう類の。読書に関するバリアフリー、を一歩進めたような話。

台風が近付いていて、どうなることかと思ったが、案外天気はまだ良くて。昨日に引き続いて虹を見ながらスタート。

因みにこちらが昨日の退勤時に見た虹。「根元」がくっきり見えて、思わずそこまで行こうかと思った。

で、電車に乗ったつもりで市駅まで一気に漕いでいった。

内容は結構良かったが、会場の県立の施設が今ひとつ。建物の前のスロープはきつすぎる。

トイレは古いタイプで、以前広島で入ったときに、尻が痛くて身体が保持できなかった昔のタイプのやつ。

なので、隣の美術館に行ったら、建物は立派なのにトイレのウォシュレットはないし、5分後に自動消灯してしまった後に(コンビニとかにもあるやつ)身体を動かしても手を動かしても再点灯しなくて、暗闇で導尿して浣腸した。センサーは、入り口まで行かなければ動作しなかった。車椅子の人間にそこまでやれというのだろうか。

これ投書もんよ本当に。15分経つと、施錠が解除されるっつうし。
目的外使用やいたずらが多いのは何となく想像できたが、それで本来の利便性を損ねては困る。儂は15分でトイレを済ませることはできません(実際解除されて、結構大変だった)。

障がいがいろいろあると、紙の本は読みにくい。だからそれに変わる手段をというのは当たり前。努力してもできないのが障がいなのだから。そういう大切な話を聞いた一方でこのトイレの出来事。やっぱり当事者にしか分からんのだろうなあ、と思うことがいっぱい。
バリアフリー法のお陰でどんどん環境は改善しているが、足下でこんなことがあるとは思わなかった。
お金がないというのは分かるけど、公の施設がそれを理由にしては、バリアフリーは広まりませんって。

もう一つ余談。明日は、仕事続きのF君(別の職場にいる方なのだが一昨日から3日連続で一緒になった)には悪いがお休みをもらう予定でいる。明日は、バスに乗ってどこかに行こうかと市駅のチケット売り場へ。いろいろ確認して、大丈夫そうだというのが分かって、さて、どうするかと思ったが、予約で便を決めなければならないのとか、行き先のトイレのこととかいろいろ調べていくと面倒になって、結局何も決めずに帰ってきてしまう。こういう些細なことも、まだ完全フリーではないなと思う要因。
自分自身も、割り切りというか、まだまだこの状態に慣れていないなとつくづく感じる。