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バーミンガムロイヤルバレエ「眠りの森の美女」2011年5月21日ソワレ感想③
幻影の場の、オーロラと王子の踊りや、リラの精や妖精さんたちを交えての踊りも素敵でしたが、
そのときはね、素敵だわ!という思いとともに、
「上手だよな~。やっぱり今のBRBで技術的にトップなのはこの2人なんだろうなあ~。」
というふうな、感じ方だったんですけども。
オーロラが王子のキスによって100年の眠りから覚めて、
普通だったら、みんなが目覚めてハッピーハッピーるんるん(だって音楽だってそんな感じだし。シンバルや銅鑼がジャジャジャーン!!!!だし。)、そんで幕!
じゃないですか。
そして休憩はさんで第3幕、ロイヤルウェディングになるわけで。
でもこのライト版では、ジャジャジャジャジャーン!!!!!
のあと、宮廷の人々が優しげに、静かに退場していって、
そこからオーロラと王子の目覚めのパ・ド・ドゥなんですよね。
音楽はパノラマで場面転換した後に使われる、ヴァイオリン・ソロが優美な幕間の綺麗な曲。
楽曲そのものが持つ魅力もさることながら、演出・振付、そしてそれを表現する奈緒さん&チーの踊りが大変叙情的で美しくて、感動しました。
物語の流れとしても、オーロラと王子の気持ちの高まりがここで描かれるのはとても自然ですよね。
ほら、「眠りから目覚めて→いきなり結婚式」ってのは、
観客としても、御伽噺バレエを観に来ているから、そこは素直に受け止められるし、
そういうのは慣れっこです。
そして無理に「演劇的リアリズム」とか「ドラマ性重視」とか、拘る気持ちはないですけども、
この「目覚めのパ・ド・ドゥ」はBRBにとって、とても素敵な宝物ですね!
これを大事にしたい気持ち、すごくわかります。
だって、とても感動的なんだもの!
こう、古典の全幕バレエの最終幕で踊られるグラン・パ・ド・ドゥっていうのは、
それ自体がお約束的なものですし、もちろん、そのバレエ全体を通して一番の見せ場であり売り物でなくてはならないんですけども、
じゃあ物語の流れにきちっと沿っているかっていうと、
必ずしもそうではないわけで。
だから、今回のライト版の、オーロラと王子の踊りの一番のハイライト、ってのは、
この美しくて涙をさそうような、心に何かを訴えかけてくるような、2幕のラストを飾る、二人の踊りなんじゃないかな~、と感じました。
3幕のグラン・パ・ド・ドゥはおっきな、おっきな、スペシャルなオマケ、ってな感じで。
ええ、そりゃ、もちろん、超スペシャルなプレゼントですけどもね!
話は前後しますが、王子(&リラ)とカラボスの対決は、剣と魔法使いの杖との戦い、という図式ではなく(チャンバラでの演出もわたしは好きです・笑。あれはあれでワクワクするのよね~♪)
あくまでも、「善の力」対「邪悪な力」という描き方。
善良なる王子の愛の誓いで呪いに打ち勝つ、というのが、リラの精とカラボスのマイム・お芝居でものすごくよく伝わってきました。
この2人の演技・マイムの雄弁さは、さすがはイギリスのバレエだな~、と感心いたしました。
(あ、もちろん、王子の愛もちゃんと伝わってきましたよ!)
第3幕
・・・・・。
・・・・・・・・!!!!!
男の人たちは、華やかなりし、ロココ鬘(モーツアルト鬘)。
女性は、、、、、モモモモンブラン~~~~~~~!!!!!!
けっこうなボリュームの鬘でした。
サニーの被っていた鬘のインパクトに通ずるものがあるといいますか。
王妃さまも、赤ずきんちゃんも、それに順ずるというか、同じくらいのボリューム。
似合っている人も、微妙な人もいましたが、セリーヌ・ギッテンスはそんな鬘でも美人だった。
それはそれですごいと思う。
カタラビュットはめちゃ豪華なローブだったよ~。
イメージは太陽王ルイでしょうか????
衣装の模様がずばり、太陽!!!でしたから。
3幕のエントリーで、猫ちゃんや宝石ちゃんたち(ライト版は、ロイヤル同様パ・ド・カトルですが)、青い鳥とフロリナ姫と出てきて、その後で童話の登場人物たちと狼と赤ずきんが一緒くたに登場。最初は狼ってわかんなくて(何しろ彼だけ妙にでかかったし)、ほかの童話のキャラと一緒だったから「美女と野獣」なんだと思いました。
青髭と花嫁、美女と野獣を入れてくるバレエ団多いですからね。
ほんで赤ずきんと狼はどこにいるんだ~って思っていたのですが、
もしかして、あれが赤ずきんと狼なのかなー。
キャスト表には赤ずきんと狼って、なってたしなー。。。。
とまあ、いろいろ考えつつ、
奈緒さん&チーがいったいどんなでかい鬘&衣装でエントリーすんのか、とドキドキこわごわしていましたが、
この版ではそれは無かったのだった。。。。
ちょっとウェディングっぽいのも観たかったなあ。。。。
さくっとパ・ド・カトルに。
ダウエル版(マリア・ビヨルソンの奇抜な衣装・装置のあれ)の強烈なキンキラ・金の精の踊りを思うと、ほーんと、こちらの2人の男性によるデュエットは清らかに慎ましく見えちゃって(笑)
男女2組によるパ・ド・カトルは、曲のはしょりもなく、きちんとソロもあって、なかなか素敵でしたが、もうちょっと華やかさがあったらいいかな、と思いました。
イギリスのバレエ団(とくにロイヤル・バレエ)にとって、「眠りの森の美女」に対する思い入れはものすごいものがあるでしょうし、(ある意味、「白鳥の湖」より大事にしているし)
わたしは「イギリスのスタイルの眠り」も「ロシア・スタイルの眠り」も両方とも全くの別ものとして、楽しめるし、好きだし、どっちがどうのこうの、、、というのはあまりないのですが。
BRB自体が、こう、若返りの時、中堅が育ちつつある時期、というのもあるかもしれませんが、
こういうクラシックの「お約束的なディベルティスマン」となると、
ソリストの舞台を支配するオーラ、キラキラ感が、もうちょっとあるといいのにな、って思いました。
このパ・ド・カトルでは、ちょっとそれを感じちゃいましたね。。。
ボリショイの昔の映像で、新人の頃のグラチョーワが踊っていたサファイアみたいな煌めきとかが脳内を巡ってしまいました。
白い猫と長靴を履いた猫の踊り、こちらはなかなか楽しかったです。
長靴を履いた猫が踊りの前だったか、エントリーのときだったか、
長靴を自慢げにぺしぺしってして、アピールしていたのが楽しかったな。
赤ずきんちゃんは赤ずきんではなく、オレンジ頭巾だった。
マイムが上手かったな~。
狼は「ちょっと縮尺まちがってる?」ってくらい、他と比べて彼だけがでかい造りだったような、
もしあれをマラトとか、コープが被ったら、それだけで反則っていうか、みんな負けるだろ!
と思っちゃうくらい、妙に大きかったよ!
妙に大きくて、まがまがしいんですが、、、それでもなんとなくマヌケっぽいんだな、不思議。
青い鳥&フロリナ姫もしっとりたおやかな雰囲気。
アンバラ・ヴァッロはプロローグよりこっちのほうが素敵でした!
オーロラと王子のグラン・パ・ド・ドゥはとても素晴らしかったです!
もっともっとゴージャスでキラキラになるとなお良いかと思います!
そこらへんが、抑制が効いていて、ロイヤルスタイルといえばそうなのかもしれませんが、
技術的には、この2人はもう、ものっすごいレベルにあるわけだから、あとはそういう魅せ方や押しの強さがもっとあればいいと思いました。(別に物足りない、って言ってるわけじゃないですよ・笑)
音楽性の素晴らしさやきっちりした踊り、その先にあるものって、届きそうでなかなか届かないものなのかもしれませんが、この2人なら、きっとできると思うので。
全体を通して、とても感動的で温かみを感じる舞台でした。
カンパニーの纏まりのよさを感じましたし、ベテランさんが要を担っているのも素敵でした。
ダンサーのみなさんが、とても、心を込めて、主役のために、そして観客のために、踊ってくださっているのが伝わってくる、良い舞台で、涙がちょっとウルウルしちゃいました。
帰りはニコニコ、幸せ、優しい気持ちに包まれました。
3幕最後のアポテオーズの際、上から降ってくる金色の紙ふぶきがキラキラキラキラ、とてもゴージャスでしたね~。あのときの観客のどよめきも、いい思い出になりますよね。
こういう、素敵なびっくりって、嬉しいものですよね。
来日キャンセルが相次ぐ中で、予定通りに来日、というより、追加公演までプラスしてくださり、
チャリティーにも力を入れてくれて、
ほんとに、カンパニーみなさんへ、大きな感謝の気持ちでいっぱいです。
まだ、今度の金曜日の「真夏の夜の夢」「ダフニスとクロエ」を観る予定ですが、
そのときには、ダンサーやスタッフさん、みんなにお花を差し上げたいくらい!
まあそれは、とてもアタクシの財力では無理なので、
せめてもの、、、の気持ち分を募金箱へ。
実は眠りの公演の日は、はからずもお昼(というか夕食)をさるお方にご馳走になってしまいましたので、もともと寄付するつもりだった金額にお昼代を加えて募金箱へ入れさせていただきました。
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悲喜こもごも
シニアのシーズンが延びてしまったために、オフといえども、いろいろ忙しいスケーターさんたち。
楽しい話題は、織田くんの結婚式のニュースでしょうか
世界選手権が延期になったので、挙式も日程がずれこんでしまいましたが、
5月22日にめでたいよき日を迎えられたそうで。
おめでとうございます!
結婚式の模様は、織田くんの応援サイト Smile Windさんにレポとお写真が紹介されています。
奥様、、、、とても可愛らしい方ですね~
それから織田くん、早く怪我が完治するといいですね。
(藤森さんもおっしゃっていましたが、ワールドの頃は、スケーターがシーズン終盤でテーピングだらけの身体でほんとに大変そうだ、、、と。みんなどこかしら痛めていますからね)
ドリーム・オン・アイス2011の公式サイトもオープン
タチアナ・ボロソジャール&マクシム・トランコフもファンタジー・オン・アイスに続いてこっちも出てくれる模様です。ありがたやありがたや。
そのファンタジー・オン・アイス
福岡公演サイト
金沢公演サイト
両方ともフィリップが出てくれる!嬉しいですね~。
切ないニュースは引退や解散、などの話題。
シニード&ジョンの引退はかなりショックですね。。。。
哀しいですが、アイスショーなどには出てくれるみたいなので、
全く観られなくなっちゃうわけではありませんけども。
なんとまあ、平井&水谷組も解散なんですねえ。
え?今さら?って感じ?もうとっくに発表になってたのかな?
(というか、弟くんのほうは、どうなっちゃってるんでしょうか?)
平井さんのパートナー募集のページ
水谷くんのパートナー募集のページ
日本でカップル競技って、なかなか難しいのかもしれませんが、
五輪での団体戦などの話もありますし、
スケートを習っているお子さんも決して少ないわけではないのですから、
是非、アイスダンスやペアを志す生徒さんが増えるといいな、、、って思っています。
川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ選手の応援ブログで、
タマラ・モスクヴィナ&イーガリ・モスクビン コーチ夫妻の伝記出版の記事がありました。
ブログの管理人さんが、もしかしたら、川口選手に関する章だけでも翻訳・紹介してくれるかも、、、というお話でしたが、
もちろん悠子ちゃんの章も気になるのですが、
アタシ、歴代モスクビン氏、モスクビナ先生の教え子スケーターさんたちがとっても好きなので、
全部読みたい!!!!!と思って。
ナウカ・ジャパンに問い合わせしたら、今は在庫は置いていないけれども、
ロシアから取り寄せてくれるそうなので、さっそく注文しちゃいました~♪
今月はワタクシ、もうすぐお誕生日ですし、自分へのプレゼントってことで(笑)
しかし、来月からなんと、介護保険を引かれるそうな!ひえー、そんな年だよ、40歳って(笑)
Jスポーツでは引き続きフィギュアスケートの放映があります。→こちら
四大陸以外は、録画に失敗した方、チャンネルによっては初めてご覧になる方ともども、
カバーできるようになっていますね。
6月から一挙に放映されますのでHDDの整理頑張りましょ~(←って、自分だろぅ)
わたしは、間違って消しちゃった女子シングルの第一クループを今度こそきちんと録画しないと!
シーズンオフだからって抜かりなく!!!!
などと言いつつ、DOIもFOIもThe Iceもまだチケットを手配していないワタクシ。
ってか、DOI、もうチケット入手できないような気もしますけども。
実は明日から新しい勤務内容が加わることになっていて、
来月からはそれがもっと増えると思います。
まあ、異動前の店舗でも似た様な内容の仕事はやっていたから、
全く初めてっていうわけでもないのですが、今のお店のほうが取り扱う商品の種類が多いし、
初心を忘れず、気を引き締めていかないとなあ、、という状況。
願わくば、NHK杯(チケットとれるかどうか、そしてきちんと開催されるかどうか、って心配もありますが)と冬のバレエで休みは絶対に欲しいので、この時期は「休みの希望」をなるべく出さないようにしているんですね。あはは。
(バーミンガムは有休消化しなくちゃいけないという上手い理由があったの)
だから、もし公演の日がお休みだとか早上がりにあたっていたら、なんとかしてチケットを取りたいな、と思っています。(そんな消極的、かつ出遅れでどうするんだよ!って感じですけども・笑)チケット取れなかったら、その時はその時ですね。
わたし、これまでけっこう好きなこと思い切りやってこれたのは、
そうさせてくれる家族や仲間がいたからなんだと、改めて実感しています。
まあ、亡くなった父にしても、弟・妹にしても、それから「まだ嫁にいかないのか」などと心配してくれていた親類たちも、家事を担当して、仕事もしていた「働く時は働く!でも遊ぶときはとことん遊ぶ!」(この場合遊ぶってのは、スケートとかバレエのことね・笑)というわたしに対して、文句を言いたくとも言えなかったんだと思います。
仕事場でも、ようは自分がお店のトップだったから、やることやってさえいれば、あとはけっこう自由といいますか。
スケジュール組むのはアタシだったしね(笑)
そのかわり、倒れるまで働いたから許して~♪
今は、いろいろあって、転職して、イチから仕切りなおしの時期だから(しかも異動でまたスタート地点に戻っちゃったし・笑)、我慢のしどころかな、って思っています。
それから、出て行っちゃってた、母が戻ってきていますが、その母が家事をやりたいそうなので、もうすっかりおまかせしちゃっているのですが、
それだって、いつまたわたしにお役目が回ってくるか、わからないですよね。
母は、家のことをするのがとても大好きな人なので、元気なうちは甘えさせてもらおうと思っています。
なんとなく、「家を出て行っちゃったこと」が負い目になっているのは確かだし、
(うちの兄弟は別に責めちゃいませんが)それが、今、いろいろおうちのことをやるってことで、
母の気が済むのなら、大いにやっていただこうと。
いつの日か「アンタ、いつまで母親に働かせるのよ!もう動きたくない!」という日がくるまではお任せしちゃおうと。
そんなこんなで、自分なりに、今まで働いてきたなんやかやを振り返って、
それなりに家事も仕事も一生懸命やってきた、という思いはあります。
家のことを理由に仕事に穴をあけるのもいやだったし、
その逆の、仕事を理由に家に迷惑をかけるのもいやでした。
でもそれって、やっぱり、うちが特殊だったから、家族が大目に見ていてくれたというのもあるでしょうし、仕事にしても自分の働き方が通用するような仕事に出会えていたから出来たことだったんですよね。
今現在は、世の中の「一家の稼ぎ手」のように、
「あんたは働く人」みたいな立場になっていて、
ちょびっとは家のことを手伝うにせよ、とりあえずは仕事に100%集中させてもらえる、というなかなか恵まれた立場なんですね、ワタクシ。
もし普通に(普通って言っていいのかどうか、ためらいもありますが)、
学業を終えて、就職して、結婚や出産などの理由で離職などする人生だとしたら、
そういう仕事に集中できるのって、もっと若かりし頃だったと思うのですが、
私の場合、今現在がそうなんだな~、と感じています。
まあそんなわけで、ちょっといろいろと、我慢のしどころ、、、、といいますか、
ひとつひとつのことに、集中していこうと考えています。
別に我慢じゃなくて「行こうと思えば行ける」というものなので、ストレスではないですし。
これが
「チケット買ったのに、病気になっちゃった!」とか
「台風で電車が止まった!」とか
はたや「寝坊した!」とか、
「誰かと休日希望がカブって、負けて、出勤」とか
そもそも「金がない・・・・・」とか(笑)
そういうのだったら、なんだか、「お星様のバカ~!!!!!!」となりますけどもネ。
ま。
そうそういつまでも、「お仕事大事にします・うふ」という状態が続くとは思えませんし、
全てはNHK杯とマールイのため!(※開催するか、来日するかどうかはおいといて)
来たるべきソチ五輪のため!
適当にガス抜きしつつ、頑張ろうと思ってます。
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生まれて1週間後
ちょっと人間らしい顔立ちに。
生まれて1週間後くらいの写真。
義妹と甥っ子は、ただ今実家で養生中。
弟はせっせと通っている模様(笑)さみしくてたまらないらしい。
わたしも母も、(弟には悪いけども)できるだけたくさん実家で過ごして欲しいと思っています。
だって、お産は大変なんだからさ。
なにしろ、弟たちの家と、義妹の実家は、同じ清水地区なんだからさ。
いつでも会えるじゃないか。会いたいのなら、せっせと弟が通えばよいのだ!
(違う県に住んでいる人のことを思えば、なんてこた、無いと思うよ。)
新生児ケアってのは確立されてると思うけども、
産後の奥さんのケアっていうのは、まだまだ日本は遅れていると思うんですよね。
我々が次に甥っ子に会えるのは、おそらくかなり先だと思いますが、
きっとすごーく大きくなっているんだろうな~。
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