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Steve Farris @ Y KANT TORI READ

Where’s Steve?~スティーヴを探せ~

本日とりあげるのは、トーリ・エイモスの黒歴史なのかどうかは知りませんが、トーリの若いときに作った、バンド形態のアルバム。
バンドの名前アルバムタイトルも Y KANTO TORI READ

Y KANT TORI READ(Unreadable Tori)は
ヴォーカル&キーボード;トーリ・エイモス
ギター;スティーヴ・カートン
ドラムス&パーカッション;マット・ソーラム(カルトやガンズ・アンド・ローゼスなどのドラマー)
ベース;ブラッド・コブ
の4人編成。


トーリがこんな恰好してるのってこれしかないと思うのですけども、わたし、このアルバムけっこう好きなんですよねー。

日本未発売、US盤も絶盤なので、新品未開封のアトランティック盤はすごい値段で出回ってるらしいですけども、わたしはAmazon USで中古で買いました。(25ドルだったかな?)


これはね、スティーヴの参加したレコーディングリストの中で気にはなってたけども、絶盤だし、中古でもめちゃ高くて「そんなん買えんがな」と津に住んでた頃レコード屋でいつも溜息ついてたんですよね。
(あのころは輸入盤は高かったんだよなぁ。。。。。)

それにまあ、バンドにギタリストがいるんだから、そんなにたくさん弾いてないだろうからって後回しにしてたし。


その後15年以上たって、ネット使うようになって、Amazonなんかでもチラチラチェックしてても 「買えんがな!!!!」  状態は続いてて。


そんなある日、、、いつだったかなあ?
たまたまリフトウォー・サーガ・シリーズを読みたいという、職場の後輩たちに、古いハヤカワ文庫を貸してて(字が小さいと文句言われた・笑。私が持っているのは米田さんが表紙を書いてた頃のバージョン)
リフトウォーって今でも人気あるのかな???(アタシはマーティン、アルサ、エイモスと、、、ガイが好き)ってんで、登場人物の名前でテケトーに検索していたのですよ。

わたしはもちろん、日本語版で読んでましたが、検索のときは、これもテケトーなアルファベットで検索してたんだけど、そしたら、エイモス・トラスクのときにスペルミスしたのか、Y KANT TORI READの画像がぼよーんとたまたま出てきて(ほかにトーリ・エイモスのソロもいっぱい出てきたけど、目に留まったのはもちろん Y KANTのほう・笑)
『ああそうか、あっちのamazonか。。。。USのほうが絶対にたくさん出回ってるじゃ~~~ん』ってことに気づき、そしてそんなに高くなかったので(アナログ盤や未開封は600ドルとかあったけどね・苦笑)速攻ゲットです。

エイモスありがとう!提督のおかげっす!

そして、スティーヴ・ファリスはたくさん弾いてて大満足なアルバム。
ほかにもキム、セセ、ダコスタ、ロビン(ここではゾビン・ランダー名義)、メリー・クレイトン、ヴィニーが参加してるので、うっひょい!でした。

絶盤だし、海賊版もいっぱい出回ってますし、まあグルーヴシャークなんかでも聴けるのですが、、、、これはCDでゲットできてうれしかったです。


Y Kant Tori Read
 日本のアマゾンに載ってるほう。クリエーター情報なし
Atlantic


わたしが持っているのはこちら
バーコードナンバー Barcode (UPC code): 0 7567-81845-2 9 のパシフィック盤。

6曲ボーナストラックがついています。
ボーナストラックのほうはライナーには特に書かれてないので(たぶんアトランティック盤のライナーをそのまんま使ってるかと)データはわからないです。


1 The Big Picture words and music: Tori and Kim Bullard
2 Cool On Your Island words: Tori music: Tori and Kim Bullard
3 Fayth words: Tori music: Tori and Brad Cobb
4 Fire On The Side words and music: Tori
5 Pirates words and music: Tori and Kim Bullard
6 Floating City words and music: Tori
7 Heart Attack At 23 words and music: Tori
8 On The Boundary words and music: Tori
9 You Got To My Head words and music: Tori
10 Etienne Trilogy
  10a The Highlands music: Tori and Kim Bullard
  10b Etienne words and music: Tori
  10c Skyboat Songs traditional

BONUS TRACKS
11 Ode To The Banana King (Part One)
12 Song For Eric
13 Happy Phantom (Live)
14 Ring My Bell
15 The Happy Worker
16 Workers

Recorded by Joe Chiccarelli

Mixed by Ed Thacker

Co-Produced by Kim Bullard

Executive Producer: David Kershenbaum


Musicians:

Acoustic Piano: Tori except on Fayth -- Kim Bullard
Drums: Matt Sorum, Vinny Coliauta- "That Etienne Drummer"
Bass: Tim Landers, except on Fayth, Floating City, and Pirates -- Fernando Saunders
Guitars: Steve Farris
Additional Guitars: Steve Caton, Gene Black
Acoustic Guitar: Peter White, Steve Farris
Mandolin: Eric Williams
Bouzouki: Richard Bernard
Percussion: Paulinho Da Costa (Courtesy of Pablo Records)
Programming and Keyboards: Kim Bullard
Additional Keyboards: Tori
Background Vocals: Tori, CeCe Bullard, Zobin Rander, James House, Merry Clayton, Nancy Shanks, The Valentine Brothers and Rick Nelson
Bagpipes: Devon Dickson

アコースティック・ピアノ;トーリ・エイモス キム・バラード(#3)
ドラムス;マット・スローン  ヴィニー・"That Etienne Drummer"・カリウタ 
ベース;ティム・ランダース(#1、2、4、7、8、9、10) フェルナンド・サウンダース(#3、5、6)
ギター;スティーヴ・ファリス
エディショナル・ギター;スティーヴ・カートン ジーン・ブラック
アコースティック・ギター;ピーター・ホワイト スティーヴ・ファリス
マンドリン;エリク・ウィリアムス
アイリッシュ・ブズーキ;リチャード・ベルナルド
パーカッション;ポリーニョ・ダ・コスタ
キーボード&プログラミング;キム・バラード
エディショナル・キーボード;トーリ・エイモス
バック・グラウンド・ヴォーカル;
トーリ セセ・バラード(セシリア・バラード) ゾビン・ランダー(ロビン・ザンダー) ジェイムス・ハウス  メリー・クレイトン  ナンシー・シャンクス
ザ・ヴァレンタイン・ブラザース  リック・ネルソン
バグパイプ;デヴォン・ディクソン

ヴィニーはエティエンヌ組曲で叩いてる、、のかな?こう書いてあるからには???



ほんとに豪華なアルバムだけども、バンドプロジェクトとしては、あんまり売れなかったみたいで(笑)バンドはこれぽっきり。
(まあ、時期的に、、、このころはマドンナやシンディが凄かったから、こっち方面は難しかったと思う。若しくは菊池桃子@ラ・ムーみたいな?←怒られるかしら。。。。)
だからよけいに今のトーリの成功もあって、高値で取引されてるんだろうなあ。



#1 y kant tori read the big picture video 1988

アルバムからのシングル第一弾




#2 Y Kant Tori Read - Cool On Your Island (Music Video)



#3 Fayth
これは好きですねー。ベースラインがすごく好き!
Y Kant Tori Read - Fayth



#4 Fire On The Side



#5 Y Kant Tori Read - Pirates



#6 Y Kant Tori Read - Floating City (Music Video)

なんか「リヴン」(セガサターンの暗号解きゲーム。ミストの続編)の世界だわー。


#7 Heart Attack At 23
この時期ならではのトーリというか。 もろ80'sっちゅーか。


#8 Y Kant Tori Read - On The Boundary (HQ)



#9 You Got To My Head


#10 Etienne Trilogy

エティエンヌ組曲
これなんかは今のトーリに近いというか、これは今もライヴで歌ってます

Tori Amos - Etienne (Glasgow, May 2014)



ボーナストラックの印象は「やのあっこちゃんみたい?」あっこさん、じゃなくて、あっこちゃん、という雰囲気です。

インナースリーブからの引用

Well, I'll start the thank-yous with the Reverend Pirate Ed and his devoted wife Mary Ellen (my parents) for having the foresight to get me piano lessons before I could talk back -- not knowing it would become a priority over algebra homework... what a ploy. I Love You. To Mr. Doug Morris for sharing his tuna fish sandwich with me and for letting me make the record I wanted to make.

Jason Flom, well, it was either adopting me or getting me a record deal -- you're the best, honey.

Larry Kruteck, my manager, for saying "I'll Stand Behind You" when nothing had been proven.

Al "Pop" Schlesinger, I owe you a store full of ice cream not to mention my gratitude for you being able to read -- in between the lines.

Joe "Check The Tuning" Chiccarelli -- who understood my music, my alien friends, and who became the ears of this project, my mentor and my friend.

Kim Bullard -- My Pirate Comrade, My Right Arm, You must've been Haydn in your last life... maybe I was your maid.

David Kershenbaum, for teaching me how to eat Sushi and how to look into my heart.

Van Wyckoff, WEP the Homefront support, for telling me the bestest, sickest jokes when I was the lowest.

Mike Elmer, for looking after my songs like children.

Mike, my brother, for teaching me to write them.

Marie, Sister Tigger, for teaching me strength.

Eric, my love, for mirrors, passion, and truth.

The Earth Angels who have taught me to fly: Carol Carol Jones, Cindy "Rugburns" Marble, Lo Rae "Doodie" Fleming, Ce Ce, Connie, Lexie, Jenny, Merry "The Diva" Clayton, and not leastly Nancy Shanks.

To all the musicians on this record and everyone involved in any way -- Special Thanks: Brad, Caton, and Matt; Dan Nebenzal, Steve "The Resident Guitar Hero Nebraskan Love God" Farris; Everyone at Pacific East and West -- Paul Cooper, Bob Defris, Dorothy Sicignano, Tune Baby, Nick Maria, and the rest of you Atlanteans; Steve Himelfarb -- Big Big Hugs; Michael Jaworek, All the studios and staff; Jesse Frederick; Lisa Roy; Richard Landis; Paul De Villers, Narada Michael Walden for believing; Michael Verdick; Linda Debbie, Wes and phil; Tom and Coty; Ross, Barbara, and Michael; Ron Anderson-voice; Frank Moran-swords; Lou Molino; Clay; Murray; Dale and my friends at the LAX Marriott; my pals from Maryland and D.C. that I grew up with; the coolest A.A. Michael, Merlin, and Sananda.

Thank God for music and the sword of truth.

Tori (Dink to Joe and Crew)


ロビン・ザンダーはなにゆえゾビン・ランダー名義?

スティーヴのことはレジデント・ネブラスカ・ギター・ヒーロー”LOVE GOD”だそうで。(スティーヴはネブラスカ出身)なんで愛の神なのかは知らんがな。

そしてメリー・クレイトンのことはザ・ディーヴァと!そうだよね~。

メリー・クレイトンの声も好きだけども、メリーときたら、サム・クレイトンも忘れられない!

また今度リトル・フィートやボニー・レイットのアルバムについて書きたいと思います。


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Steve Farris - A Guitar Is A Creative Weapon


別の記事で「なんで楽器をオークションに出すのですか?おロシア人さんはそれに抵抗があるからこの動画に興味ないのですか?」という質問があったので、今回はちょっとだけ背景を説明。

抵抗があるわけじゃなくて、この動画を見ると水浸しになった楽器や、日本の震災のことを思い出してしまうので、あまりブログでは触れないようにしておりました。



こちらがNashO2のメディア・インフォメーション
ヴィンス・ギルやエイミー・グラントらCCMのアーティスト、ナッシュビルやテネシーが拠点の人はもちろんですが、楽器工場に機材や楽器を預けていたミュージシャンは数知れず。
グラミー賞獲得アーティストの楽器もかなり被害を受けていますが、それらの楽器の修復プロジェクトなどはテレビでも取り上げられたのでご存じの方もいらっしゃると思います。


2010年5月、ナッシュビルの洪水では大きな被害が出ましたが、ナッシュビルといえばアメリカの音楽の都。
ライフラインはじめ、ミュージックホール、シアター、そして楽器工場も多大な損害を受けました。

さまざまなアーティストがナッシュビルの音楽工場への資金提供呼びかけのために、被害を受けなかった自分のビンテージ楽器をオークションに出しました。

Steve Farris - A Guitar Is A Creative Weapon


この映像ではスティーヴ・ファリスは、6年生の時にFMでジミ・ヘンドリクスを聴いて「お口あんぐり」だったこと、
ギターは音楽創造における大事なアイテムであるし、恋人のようなものであること
そして洪水の前では全く無力だったことなどを述べています。

スティーヴ・ファリスも他のミュージシャン同様、自分の楽器にダメージを受けました。 Salvaged instruments revive Music City's soul  痛々しいグレッチの写真。。。(でもこれはまだましなほうの写真です。もっと悲惨なのがいっぱいある。)


楽器は水をかぶったら致命的だと思いますが(涙)。。。。
洗浄や部品交換で修復できた楽器もあったようです。




Steve Farris - Aqua Strat

こちらはMr.Misterに在籍した最後の頃、スティーヴ・ファリス・カスタムのヴァレーアーツ製のフェンダーストラトキャスター。
1989年のロッド・スチュワートのとの南米ツアー(ロッドのアウト・オブ・オーダーツアーの一環)ほか多くの場面で使用されました。
アクアカラーの美人さんギターです。
音も美しいです。
こちらは現在はマイケル・キャスウェルが所持しています。→マイケルのギャラリー写真ページ

わたしにとっては、オレンジがかった、ナチュラルカラーのシャーベル・ストラトかこのアクア・ストラトを弾いてたスティーヴが「動くスティーヴ・ファリス」としての印象が強いので
(レスポールやテレキャスとか、派手な真っ赤なストラトを弾いてるのもいいんだけども)ほんとにこの美人ちゃんギター、、、好きなんですよねぇ。
お嫁に行ってしまったのは切ないけども、ナッシュビルのために役立つのなら、それもまたよきかな。



Steve Farris - Black Strat


こちらはスティーヴ・ファリスモデルのブラックストラト。マイク・マグワイア(2012年に引退)が手掛けたモデルでシリアルナンバーは458。
この映像では、LAに出てきた最初期の思い出、セッションワークでラリー・カールトン、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサーたち、そしてヴァレーアーツのマイク・マグワイアと出会ったことなどを述べています。

これもマイケル・キャスウェルが今持ってるのかな?



マイケル、是非ステージで使って下さい。音を出さなきゃ楽器は死んでしまう。


楽器のオークションについては、投機目的だとか、誰それのファンというだけでその楽器を弾けない人がどうしても手に入れたい、そういうのは、、ちょっと切ない。弾いてあげてほしい。
博物館に飾っちゃうのも、、、1日1回は弾いてほしい。。。
だから、プロアマ問わず、楽器を弾く人が手に入れて、ちょっとでも使ってくれればいいなと思います。




アクアストラトのチャリティーオークション時の写真

同、ブラックストラト


Mr. Mister "The Border"

愛しのアクアさん生まれたての頃(ところでこの赤ちゃんは、ジェームスでしょうか?こんなころから水に縁があったのかねえ。)



ロッドのツアーで
ROD STEWART LIVE IN CHILE 1989 - PASSION

オトコマエなロックなアクアさん  女番長(いつの時代だよ)って感じ


ROD STEWART - LIVE IN CHILE 1989 - INFATUATION

爽やかにひずむアクアちゃん  普通に健康的なロック音


ROD STEWART LIVE IN CHILE 1989 - SAILING

Mr.Misterのラストシングル、ボーダーのように、他の楽器に可憐によりそうアクアさん。乙女である。
このセイリングはロッドの歌とトッド・シャープのアコースティックギター、そしてオーディエンスが主役ですが、そこにこそっと重なる美音が好き。
(最後のソロはまあ、普通にでかい音だけど。)


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