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Корсар  2015年1月8日 ミハイロフスキー劇場「海賊」初日

もはや自分でも何日目なのかちょっと怪しくなってきた頃合いでしたが、頑張ってお花をピックアップし、新幹線でレッツゴーしてまいりました。

夏の時点でチケット購入ですから、いったい自分がどれだけ見られるかわからず、全部買っていましたけども、こうして今年はたくさん観られて、感謝しております。
シフト作ってくれた上司を拝む毎日。偶然なんですよ、ほんとに、奇跡的に早番が続いて。


さて、チケットを買うときに、真ん中の人は、超大好きな人は入っていないので、そこはまあいいんですわ、気楽で。
ですが、誰が日本に来るか定かでない購入時点でさてどの席にしよかー、ってなった時、まあ一回くらい1列目でもいいじゃーないかと。
幸い今回はオーチャードがなかったですし、文化会館なら1列目でも足は見えるし、でもなあ、ジゼルはやっぱり真ん前てのもなー、、、

てんで、海賊なら良かろうと、そして8日の木曜日ならば、休めるかな?などという期待もあって、一か八かの1列目にしたのでした。

結果としては両方とも観ることができたのでうはうはでしたが。

やはり、背が低いのと、コンタクト使用している身としては、ストレスフリーで観賞できる日があるのは嬉しいし、海賊なら近くでも許される?許してもらえる???いいよね、たまには。


タイムマシンがあるなら、子どもの頃の自分に言ってやりたい。視力は大事だよ、と。夜中に暗闇の中懐中電灯で本を読むなよ、と。

Хореография Мариуса Петипа и Петра Гусева в редакции Фаруха Рузиматова, новая хореография — Георгий Ковтун.
Художник-постановщик Валерий Левенталь


Партии исполняли: 2015_01_08
Медора — Екатерина Борченко
Конрад, корсар — Фарух Рузиматов
Гюльнара — Анастасия Соболева
Али — Леонид Сарафанов

Исаак Ланкедем, хозяин базара — Александр Омар
Бирбанто один из главных корсаров — Михаил Венщиков


Сеид-паша — Алексей Малахов
Три девочки —
Ольга Семёнова  Кристина Махвиладзе   Нина Османова

Подчиненные Бирбанта —
Николай Арэяев Роман Петухов

солист Алжирского танца — Алексей Кузнецов

Классическое трио —
Валерия Запасникова  Светлана Бедненко  Анна Науменко





ミハイロフスキー劇場バレエ
旧レニングラード国立バレエ
「海 賊」
―全2 幕4 場―
プロローグとエピローグ付
2015 年1 月8 日(木)19:00 開演 東京文化会館 大ホール
<キャスト>
メドーラ :エカテリーナ・ボルチェンコ
コンラッド(海賊の首領): ファルフ・ルジマトフ
アリ(海賊):レオニード・サラファーノフ

ギュリナーラ:アナスタシア・ソボレワ
ランケデム(奴隷商人):アレクサンドル・オマール
ビルバント(海賊):ミハイル・ヴェンシコフ
セイード・パシャ(トルコの総督):アレクセイ・マラーホフ
3人の娘:
オリガ・セミョーノワ
クリスティーナ・マフヴィラーゼ
ニーナ・オスマノワ
ビルバントの仲間:
ロマン・ペトゥホフ
ニコライ・アルジャエフ
アルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフ
オダリスク:
ヴァレリア・ザパスニコワ
スヴェトラーナ・ベドネンコ
アンナ・ナウメンコ

指揮:パヴェル・ブベルニコフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
第1 幕約60 分 休憩20 分 第2 幕約30 分


Корсар (Михайловский театр (СПб)).mp4

こちらは古いほうです。
懐かしい円卓やベール。。。。


ワタクシは海賊の全幕を初めて観たのは、キーロフのビデオでしたが、最初は寝てしまいました。ははは。(パ・ド・ドゥは星の数ほども観ておりましたが)
キーロフ版だって、けっこうサクサク削ってあったんですが、それでもですねぇ、海賊独特のあの無駄なところが、ね。
でもあの無駄をみんな愛してるんだよねー。

何回か挫折しつつも観たおかげで、キーロフ版の海賊はものすごく頭に刷り込まれていますが、、、、私の心を一番とらえたのは、大好きなアスィルムラトワでもなく、世界最高のアリとたたえられたルジマトフでもなく、エフゲニー・ネッフのコンラッドでもなく、、、、

ビルバントの鉄砲の踊りおよびフォルバンでした。(だいたい寝てて、この場面で起きる、っつーパターン)


しかし今や海賊で検索するとザクリンスカヤの名前とか出てきて、はーもー、子どもの世代になってるー、と、なんだか感無量でした。

全幕を初めて生で観たのはマールイだったので、以来日本でこれをやってくれるたびにワクワクし、愛してやみません。


ルジマトフがこれを変えてしまったときは、そりゃーもう哀しくて哀しくて、わら人形五寸釘ものでしたが、まあ仕方ない、過ぎたことを申しましても。

古い海賊について語るときりがないのでここでは書きませんが、ムラムラ我慢ならなくなったらまたいつか書きます。

le Corsaire. Irina Perren

サクサク削った短縮版で、良いところを挙げるとすれば奴隷市場のお客の衣装が豪華になったこととか、アルジェの踊りというもので男性凄腕ダンサーの見せ場を作ったところでしょうか。
花園の衣装も美しいと思います。
最後があっけないので(最後あまりにもいろんなことが同時進行で起きてるのがいかんのよね)あと5分、、、3分余分に欲しいね。

しかしだ。
ギリシャの漁村の娘を表現してるのか、、、貝殻ですか?何をモチーフにしたのかわかりませんが、ルイバチカちゃんたちの衣装の地味さに対して、ギュリナーラはやたらと豪華というのが。
ギュリナーラはトルコのお嬢さんという設定でしたか?
まあいいんだけど、全く知らない人が見たら、ギュリナーラが主役かと勘違いするよね、絶対に。

せっかくストレスフリーの最前列なので、ご贔屓さんたちを堪能しようとして、あまりボルチェンコやソボレワを観る暇はありませんでした。すいません。
カーチャは美人だし、静止した時のポーズは美しいんだけども、そこへ行くまでの動きがあんまり好みじゃないんだよね。なんででしょうか。
3年前は、ちょっといいかなー、って思いかけたんだけど、やっぱり変わってないような、、、、ううううむ。
ソボレワはちゃきちゃきさとキラキラさが圧倒的に足りない!

そういうわけで、ほとんどヒロインとサブヒロインは観ていませんでした。

☆サーシャのランケデム
これですよこれー。このランケデムが観たかったんだよ~。
小芝居炸裂。
お目目くりくり。
アイパッチは今回無しだったので、よけいにお目目の表情が見えて楽しかった。私は眼帯フェチなんだけども、まあやっぱり、無いほうがお顔がよく見えますね。
匍匐前進で眠り薬を盛るところとか、お客に奴隷を売りつける演技とか、ちゃっかりコンラッド暗殺計画に潜り込むところとかー、楽しすぎる。踊りはもちろんきっぱりくっきりシャープで気持ち良かったです。
でも乙女というか、、、この日のメンバーの中で、もしかしたら一番ギュリナーラ役が似合いそうな、、、そんな感じでした。

☆ミーシャのビルバント
善意の塊のようなミーシャが悪魔とかビルバントを演じるのがこれまたなんか面白いキャスティングだと毎度思います。
3年前にミーシャのビルバントを初めて観た時はあまりにも芸風と見た目がクリギンそっくりでイスから転げ落ちそうになった記憶がありますが、今回はちょっと違ったかな。
クリギンの乙女ちっくなところはなく、かといってツァルみたいなワイルドなところはなくて、底からじわっとくる暗ぼったさ、という感じ。
クールさとか、ボスを陥れようとする卑怯な感じとか、今回はそっちに重きを置いた感じの役作りで、まあ実にかっこいいからいいんですけども(フィリモーノフ系のビルバントでした今回は。)、手下たちとのちょっとアホっぽいやり取りも好きなのでそこらへんは復活してくれるとうれしいなあ。


☆フォルバン
今回のツアーでまともに踊っているロマン・ペトゥホフとニコライ・アルジャエフを観られるのはここだけなので、ガン観しました。
めちゃくちゃ上手かったー。
そして前回も思ったけど、あまりに上手いからね、も少し遊びというか、ボス暗殺計画を練っているときのそこ穴だらけじゃんねぇ、みたいなアホっぽさが欲しいような気がします。
でも上手かった。


☆サラファーノフのアリ
素晴らしかったです。
わたしの好みのアリではないですが(アリはモスクワ系が好きなのよ)でも美しくて端正で爽快で、、、サラファーノフのファンが多いのがよくわかったというか、
今回のツアーは比較対象がレベデフくんしかいないので、(マトヴィはまた別ですが)とにかくまあサラファーノフの偉大さがよく分かりました。


☆奴隷市場のお客
これは翌日じっくり見ることにする

☆パシャとお付き
これも翌日見ることにする。とにかくマラーホフさんのパシャがすごすぎるのは知ってるので、初日はサーシャとミーシャとニコライとロマンをガツンと観る日と決めてあったのです。
ここを観ちゃうと、目が離せなくなるのはわかってるので、なんとか見ないように気をつけていました・笑

☆ルジマトフ
さらにさらに上手いことコンラッドの踊りを短縮というか、、、ルジのファンの方は悲鳴あげそうなくらいの踊るパートの少なさでしたし、、、あれ、今、振りを確認してました?ってなところありました・苦笑
何回横目でリョーニャとミーシャを観てたでしょうか。
それが「コレグラファー」だとか「芸術顧問」としてのまなざしではなく「こうだったっけ?」ってなお目目だというのは隠せませんよ。

それでもあの年齢であのお腹ですよ。
あの踊りのラインですよ。
ひれ伏しますね。もうびっくりしますよ、ほんとに。
でもたぶん翌日の方がいいんだろうなー、って感じでした。
ルジマトフは2日目に神が降りますので、毎回。

☆花園
ここは美しいし大好きなのですけども、、、、ちょっとみなさんお疲れというか、笑顔が無いのが残念でした。
一回も笑ってない人もいた。。。。
ああもう、クズメンコやフィルソワやカミロワやスホワがいればなーーーーー!泣きたくなってしまった。


☆船が最後出なかった、、、袖でゆらゆらしてて悲しかった


☆クラシックトリオ(オダリスク)
ザパスニコワはキレキレなんだけどもやっぱりちょっと速すぎかも。ベドネンコとナウメンコは綺麗だったけどもすこしアピールが欲しいですね。
3人とも薄いタイツでホッとしました。どぎついブルーだけはご勘弁願いたい。


☆アルジェリアの奴隷
クズネツォフが凄すぎて、周りをあんまり確認できなかった。アパシキン、ヴィノグラードフ、ガヴリシ、、、とえーと、ブイコフもいたかな?確認せねば。




なんだかんだで、ご贔屓さんは堪能できましたので、幸せな気分で帰ることができました。
ダンサーのみなさん素敵な舞台をありがとうございます。
あなたたちの踊りが大好きです。

ついでに3年前の感想 初回・東京 と 千秋楽・兵庫

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Giselle - Mikhailovsky Ballet 2015年1月7日ミハイロフスキー劇場「ジゼル」2日目感想


ジゼル初日を見終えて浅草の某ホテルに宿泊しました。
東京駅起点(フォーラムか文化会館)で活動するときは最近はもっぱらここ。
最初はふつうに会員だからってんで使ってたんですけども、同じ系列のホテルの中では一番好きです。
働いている人がなんとも気持ちいいんですよ。
あとはレストランに来る常連のおばあ様の勝手なファン。粋でかっこいいんだわ。


運動不足になりがちなバレエやスケート観戦の時はなるべく乗り物を使わないようにしていますが、浅草から上野というのも、お散歩に丁度いい距離なんですよ。
しかし今回は早朝仕事して新幹線飛び乗りバレエそのあとは夜行バスみたいなのの繰り返しだったので、大人しく地下鉄使いました。

でですねぇ。
ホテルでぐうたら休んで寝だめして、そして上野(銀座線の出口の方)に着いたのが開演30分前くらいだったかな?
そこでばったりバレエ仲間のN氏に遭遇。
遭遇はいいんだけども、なんかもう、超ご機嫌で(一杯飲んできたみたいな・笑)。

あははのはー、ばははーい!って感じでお別れ。

甚だ不安になりながら、坂を上りましたよ、ワタクシ。


もしかして、ホテルでぐーぐー寝てたけどさ、時間勘違いしてたのかな?もうバレエ終わっちゃってるとか?どうしよう!!!!!!!


でも文化会館に着いたら、ちゃんと19時開演だった、安心した。




ミハイロフスキー劇場バレエ
旧レニングラード国立バレエ
「ジゼル」
―全2幕― 
2015 年1 月7 日(火)19:00 開演 東京文化会館 大ホール
<キャスト>

ジゼル : アナスタシア・ソボレワ
アルベルト :ヴィクトル・レベデフ

ミルタ : イリーナ・コシェレワ
森番ハンス : アレクサンドル・オマール
ぺザント・パ・ド・ドゥ : ヴェロニカ・イグナチェワ、アンドレイ・ヤフニューク
ベルタ(ジゼルの母) : アンナ・ノヴォショーロワ
バチルド(アルベルトの婚約者) : アーラ・マトヴェーエワ
公爵: アレクセイ・マラーホフ
アルベルトの従者: ロマン・ペトゥホフ
ドゥ・ウィリ: タチアナ・ミリツェワ、ヴァレリア・ザパスニコワ

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団

Гастроли Михайловского театра в Японии
2015 01 07 в Токио (Ueno,Tokyo Bunka Kaikan)

Жизель, или Вилисы
Действующие лица

Жизель/ Анастасия Соболева
Берта, её мать/ Анна Новосёлова
Граф Альберт/ Виктор Лебедев
Батильда/ Алла Матвеева
Ганс, лесничий/ Александр Омар
Вильфрид, оруженосец/ Роман Петухов
Герцог/ Алексей Малахов
Крестьянское па-де-де/ Вероника Игнатьева Андорей Яхнюк
Вилисы:
Мирта/ Ирина Кошелева
Монна и Зюльма/ Татьана Мильцева Валерия Запасникова





ソボレワは白鳥の時も思ったのですが、なんてまあ細いのでしょうか。太ももというものが存在しない。股間からくるぶしまで同じ細さで足と足の間に隙間が、、、、
ベルタがおうちから出てきたとき、アルベルトの後ろに隠れる場面がありますが、細いレベデフの後ろにすっぽりでした!

で、なんだかんだで背が高い。
そしてもう見るからに不幸を背負っていそうというか、幸薄い感じが最初っからありありで、全く死にそうな気配がない元気なジゼルよりは断然ナチュラル。

それに対するレベデフのアルベルトが、、、、超のーてんきなアホぼんに見えるくらいニッコニコで頭にひまわりやたんぽぽが生えてそうな青年。
身分違いの恋というか、もう絶対結ばれないんだろうなーというのがとても説得力ありました。

レベデフ、もともとがにっこり系のお顔だからさ、その自然な笑顔でいいと思うんだ。
そんなに満面の笑みじゃーなくても、どこかのロミオな○○ゲルさんじゃーあるまいし、と思わなくもないですが、
あれですよ、きっと、ジゼルが好きで好きでうれしくて仕方ないんだよ!
そういう役作りなんだよ、きっと!

お二人とも、華麗なる大根というか、演技はもうちょっと伸びしろがあると思うのですよね。先生は誰なのでしょうか。どうぞよろしく。
ソボレワはいくら心臓が弱くて死んじゃう役だからと言っても、もちっとアルベルトに恋焦がれてる感じが伝わってくるといいと思う。
だって、物語バレエだから、こう、ジゼルとアルベルトの会話が聞こえてこないとちょっとつまんないんだもんよ。
でもなんていうか、一生懸命やってる感じとかは伝わってくるし、アホじゃなかろうか、ってくらいの満面のキラキラ笑顔のレベデフを前にしたら、なんか応援したくなるじゃないですか。


この日は真ん中が若手投入応援モードなのか、二日目だからか、周りのダンサーのノリも良かったし、物語としての流れも初日よりいい感じでした。
お客さんが少ないのが申し訳ないくらいでしたが、
観る側も会社が始まったりでなかなか難しい日程でしたね。
(そうそう皆さん、身内の不幸が、、家族が病気で、、、とか、禁じ手使えませんから。
今までみなさん、何人殺しました?)


主役お二人については演技どうのこうのより、踊りを純粋に味わった感じでした。
レベデフはとにかくブラボーな踊りをする人なのですが、そうだなあ、、、あまりにも身体能力が高いから、ミルタに踊らされている場面も「まだ死なないよ、ボク」ってくらい活きがいいかも・笑
そこはサラファーノフくらいやって下さらないと。
なんかあれでした。
えーと、Qちゃんがぶっちぎりで優勝した五輪のマラソン、、ゴール後もまだフルマラソンいけちゃうよ、みたいなくらいのあの余裕さ?あれが感じられちゃうのよね。
それとか、フレディー・マーキュリー(クイーン)もジョージ・マイケル(ワム)も本質的には同じ声質の人だと思うのですが、フレディは常に200%これで死んでもいいに対して、ジョージは100%完璧主義みたいな、、、あんな感じ。
ソボレワは2幕はとても自然でこの世のものではない感じが似合ってました。


そんな感じだったので、よけいに周りのダンサーの身振り手振りから、台詞が聞こえてくるようで、うっとり楽しめました。

ガンス役のサーシャはくどくないお芝居で思いのほか上品。
ツァルを見たあとだからか、サーシャは小さくというか、華奢に見えました。
それにしてもなんで彼はあんなに胸を開けるのか。
ボタンが一個少ないのか。
胸はさておき、ジゼルが死んだ後の、アルベルトとの罪のなすり合いが、若者同士の醜いリアルな「お前が悪い!!!!!」という愚かな感じが伝わってきて、これはこれで面白かった。
最近は芸達者なベテラン中堅の人たちでばかり見てたから、なんか新鮮で良かったよ。
アルベルトのおうちの鍵をこじ開けるところは
ツァルの(自分で開けたくせに)「うわ!」ってびっくりするのに対して、「ちょろいもんさ」という感じで冷静。
後ろの席の方まで分かりやすいのはたぶんツァルの濃くてリアクションがくっきりした表現なんだろうけどね。

サーシャもずいぶん大人の人になりましたよねー。当たり前ですが。
チェスノコフが抜けたあとだったかなあ、2004年の白鳥?
あの時のマズルカで、クリギン、ミーシャ、サーシャ、(もう一人は確かヤン)がいっぺんに出てきたとき、
「偽クリギンがいっぱい!!!!」って、どひゃーってなったのを覚えています。だってそっくりだったんだよ、3人とも。。。。でも音のとり方は3人とも全然違ってたのよね。(芸風は似ていました)


公爵様は本日のほうがノリノリで、ベルタに対してもべったり。別の恋物語が進行していました。

マトヴェーワのバチルダはとても人の好さげな姫で、オシポワとかモストヴァヤみたいな王位継承権とかお妃候補争いに参戦するような一の宮の姫様ではなく、優しかったです。まあとにかく美しい。

ペザントは、イグナチエワは初日のほうが凄かったですが(バレエフェスかと思ったよ)それでもキメキメでした。
ヤフニュークは完璧だった。ビシッとしてました。素晴らしい!良かったー。これが役付きでは見納めだったから余計に嬉しいよ。

タンバリン男子はだいぶ入れ替わって、アパシキンやアントンやニキータやヴィノグラードフは据え置きですが、あれですな、グレヴェンシコフとか混じってましたか。グレヴェンシコフはニコライを濃~~~~~くしたような感じでしょうか。

ロマンのウィルフリードのエレガントで抑制がきいてて、でもくっきりとしたアクセントのある表現を二日間堪能。できれば彼のハンスも見たかったなあ。3日あればよかったのに。
ちなみのロマンも帽子を被る派です。(どうせすぐ脱いじゃうけど)森の人っぽくて好きー。サーシャもちょっとだけでいいから被ってほしかったよ。

コシェレワのミルタは二日目のほうが怖かった。サーシャがミルタに命乞いするところで、足に取りすがった時の「汚らわしい」とても言いうよなあの嫌悪感丸出しの演技にぞくぞくしました。「穢」光線がすごかったよ。

ターニャのウィリも素敵でした。
こういうふうに音をたっぷりつかってくれる方が好きです。


ノヴォショーロワさんのママは大迫力でした。
コール・ドもこの日のほうが素敵でした。

ダンサーのみなさまお疲れさまでした。いつも素敵な舞台をありがとうございます。



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