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訃報

敬愛する作家の陳舜臣さんが亡くなりました。慎んでお悔やみもうしあげます。

大ショックです。
大塚さん平井さんの訃報といい、どうしてこう立て続けに…
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Ayako Uehara The Nutcracker 上原彩子のくるみ割り人形

このところヘビロテなのが『上原彩子のくるみ割り人形』。
4日に観たサーシャ・ガブリシの素晴らしい跳躍とサーシャ・オマールの極上のピルエットの記憶もあいまって、毎朝通勤時はこればっかり聴いて、ワクワクしています。
昨年末に私はamazonで購入したのですが、ヤマハ銀座店ではミニコンサートと購入者対象のサイン会があるそうです。
そういうのは早く教えてほしい。。。もう買っちゃったよ。。。笑


あとは1月24日にくるみ割り人形他を演奏するリサイタルがあります。こちら
モーツァルトのソナタ2曲とくるみ割り人形のプログラムです。
昨年夏の上原さんの言葉の中で、『古楽器を通したアプローチを学び始めたので、1月のモーツァルトのソナタを弾くころまでには自分なりの弾き方を見つけたい』とあったので、どんな感じに仕上がっているのか楽しみなのですが、、、、24日は通し勤務だった、、行けない~~~~。
まことに1月は休み希望を出すのが難しいでござるー。マールイ最優先だからね・苦笑

SOIははなから「行けないものだ」とあきらめているのでいいんですが。


行かれる方の感想を楽しみにしています。

(2月8日は、、、あー?麻実子ちゃんの日?もしかして???うううううむ。困ったなー。)


キングレコード Topics
上原彩子のくるみ割り人形CD発売記念イベント決定!!

チャイコフスキー・コンクール優勝から12年、
ピアニスト上原彩子のニュー・アルバム「上原彩子のくるみ割り人形」CD発売イベント決定!!

日時:2015年2月8日(日)15:30~
場所:ヤマハ銀座店1Fポータルステージ【入場無料】


キングレコード移籍 第1弾CD発売記念ミニ・コンサート&サイン会を開催!
ヤマハ銀座店にて新譜「上原彩子のくるみ割り人形」をご購入の方には演奏後のサイン会参加券をもれなく差し上げます。
是非、この機会に上原彩子のチャイコフスキーを生演奏でお楽しみ下さいませ!

●イベント参加対象作品●
『上原彩子のくるみ割り人形』 2014年12月24日発売


【収録曲目】
チャイコフスキー:くるみ割り人形 Op.71(ピアノ版)(上原彩子編曲、M.プレトニョフ編曲)
序曲/行進曲(P)/クララとくるみ割り人形/くるみ割り人形とネズミの王様の戦い/Intermezzo(P)/スペインの踊り/中国の踊り(P)/トレパーク(P)/
あし笛の踊り/花のワルツ/金平糖の踊り(P)/タランテラ(P)/Andante maestoso(P)/終幕のワルツとアポテオーズ (全14曲)
※(P)は、プレトニョフ編曲版、無印は、上原彩子編曲版
18の小品Op.72 より子守歌/田舎のひびき/煌めくワルツ/悲しい歌

KICC-1164 定価3,000円+税 【SHM-CD仕様】

イベントに関するお問い合わせ:ヤマハ銀座店 03-3572-3135



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待ちに待った「くるみ割り人形」ピアノ編曲の全曲盤、、、、にはならず、プレトニョフのトランスクリプションに上原さんのものを7曲プラスという形なのと、グラン・パ・ド・ドゥ→タランテラ→金平糖という曲順ではないのだけが残念というか、無いものねだりではあるのですが。。。。

それでもネズミキングとの闘いや最後のコーダを入れてくれてあるので「そうそう、これを聴きたかったんですよーーーーー」と涙目になります。
雪のワルツが無くても許しちゃう(←あんた何様だよ)

上原さんのお子さんはバレエを習っているそうですが、お子さんのためにもバレエファンのためにも、いつの日か、プレトニョフのでも自作でもなんでもいいので、『眠り』ピアノ版を録音してほしいです。


上原彩子のくるみ割り人形

1. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 序曲
2. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 行進曲
3. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より クララとくるみ割り人形
4. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 戦闘(ねずみと兵隊の戦い)
5. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 間奏曲(冬の樅の森)
6. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より スペインの踊り(チョコレート)
7. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 中国の踊り(お茶)
8. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より トレパック(ロシアの踊り)
9. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 葦笛の踊り
10. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 花のワルツ
11. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より こんぺい糖の踊り
12. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より タランテラ
13. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より アンダンテ・マエストーソ
14. バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71より 終曲のワルツとアポテオーズ
15. 「18の小品」作品72より 子守歌(第2曲)
16. 「18の小品」作品72より 田舎のこだま(第13曲)
17. 「18の小品」作品72より きらめくワルツ(第11曲)
18. 「18の小品」作品72より 悲歌(第14曲)
キングレコード


from the Ballet"The Nutcracker"Op.71 P.I.Tchaikovsky
#01 Overture Transcription by Ayako Uehara
#02 March Transcription by Mikhail Pletnev
#03 Clara and the Nutcracker Transcription by Ayako Uehara
#04 The Battle Transcription by Ayako Uehara
#05 Intermezzo(Scene:The Forest in Winter) Transcription by Mikhail Pletnev
#06 Spanish Dance(Chocolate) Transcription by Ayako Uehara
#07 Chinese Dance(Tea) Transcription by Mikhail Pletnev
#08 Trepak(Russian Dance) Transcription by Mikhail Pletnev
#09 Dance of the Reed Pipes Transcription by Ayako Uehara
#10 Waltz of Flowers Transcription by Ayako Uehara
#11 Dance of Sugar-Plum Fairy Transcription by Mikhail Pletnev
#12 Tarantella Transcription by Mikhail Pletnev
#13 Andante Maestoso Transcription by Mikhail Pletnev
#14 Final Waltz and Apotheosis Transcription by Ayako Uehara

from "18 Pieces" Op.72 P.I.Tchaikovsky
#15 Berceuse
#16 Echo rustique
#17 Valse blutte
#18 Chant elegiaque



バレエのくるみ割り人形を観ていて、あのコーダの部分が大好きな人にはたまらないのが#14「終曲のワルツとアポテオーズ」です。
徹底的な悲劇だ何もかもむしりとられて奪われて帰るような芸術鑑賞とか、映画だって、たまにはそういうを味わうのもいいですけども、
それでも、家路につくときに笑顔になれるような作品はいいですよね~。幸せに包まれて、おうちでまたそのCDやレコード、ビデオを反芻するあの時間がたまらなくあたたかい。
今回のアルバムでの、上原さんの編曲ではこのコーダと#4「戦闘」、#03「クララとくるみ割り人形」が特にお気に入りです。
そしてプレトニョフの編曲した部分は、、はやり冬のモミの森とタランテラ!
タランテラがこんなに魅力的な音楽と言うのは、正直プレトニョフの編曲版に出会うまで気づきませんでした、、、って、いつだったか書いた記憶があるけど思い出せない、、まあでも、ほんとにこんなに深みのある素晴らしい楽曲っての、子どもの頃はわかんなかったんですよね。。。

18の小品では一番好きな「田舎のこだま」が入ってて嬉しいです。

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カタルシスや浄化やチャージなど


バレエやクラシックのコンサート、ときに映画やほかのエンタテインメントに触れて、いろんな感じ方があるのですが、最近感じるのは奪われる形の舞台とチャージされる形の舞台とあるな、ということです。

わたしがマールイを好きなのは圧倒的に「チャージされる」感覚があるからなのかな、、。そればっかりじゃないんですが。
同じ演目でも、同じ舞台に立っていても、個々のダンサーによっては奪う・持って行っちゃう系の人もいるし、こちらに惜しみなく与える系の人、同時に舞台にのってるんですよ。
それでもマールイを観た後は確実にチャージされている自分がいます。



それは受け取る人の年齢やコンディションによっても違うし、演目やそのカンパニーによっても異なりますが、、私の感じ方ですと、旧ソ連やロシア系はだいたいチャージ系が多いかな。。。。
1人ずつピンで観ると奪われて魂連れてかれてるのに、でもチャージされてるという不思議。
スーシャとルジマトフの「ジゼル」は心鷲掴みなんですが、でもチャージ、なんですよね。


勿論ダンチェンコの「エスメラルダ」ではチャージされたとは感じないです。
打ちのめされます。(5月はもちろん観に行くよ!)
エイフマンバレエも観終わって笑顔で帰途につくことより、何か思い詰めての家路、ってパターンが多い。
それに演目でも変わってきますよね。
例えば、もう救いようが無いくらいの悲劇のクランコ版のロミジュリや白鳥を観た後は「搾り取られた」くらいに奪われてしまうし、オネーギンなんかだと魂引っこ抜かれてしまうから、とてもこれで3連ちゃんとかできないわけです。
でも日本で観る機会がないから、無理やり3連ちゃんとかする。
そんな無茶するから、2日目とか疲労困憊でついて行けなくて、せっかくのエヴァン・マッキーの日なのに「なんだかのれない」自分がいるのかな、なんて反省してます。


ロシアだからってチャージ系ばかりではありません。
ヴァイオリンなら、クレーメルとかハイフェッツは確実に持っていく人だと思う。ヴェンゲーロフもそうかもしれん。
フェドートフ、オイストラフ、、、レーピンはチャージ系なのかな。

クレイスラーは間違いなくチャージ系。彼の弾いたベートーヴェンさえあれば、もう死んでもいいくらい天国とはまさにここー。

一時期のチョン・キョンファや五島みどりとかはほんとに根こそぎこっちのものをひっつかんでく人だった気がする。今はあんまり彼女たちの実演に触れる機会がないからわかんないですが。
ムローヴァもそんな感じ、、ムターは違ったかなあ。


映画だとね、、、なんちゅー悲劇だよ、というのを描いていつつもチャージしてくれるのはイタリアン。
古くは「自転車泥棒」でも、新しくは(そんなに新しくはないし、前半はコメディだが)「ライフ・イズ・ビューティフル」でも、あんなに泣いても浄化される。心の中のグラスがなみなみあふれるわけですよ。
でも頭が痛くなるくらい泣いて泣いて吐き気がして困る、いい映画なんだけども、観るのには凄く勇気(と万全の体調、かつ翌日の休み)が必要なのは「愛を乞うひと」。。。。この映画の中で、中井貴一と原田美枝子がつかのまいちゃこらする場面がありますが、ほんと、ああいうのが無かったら、救いようがないとういか、こっちが休む箇所がないくらい、あまりにもいろんなものが詰まりすぎてて息が止まりそう。
こういう映画からは全然カタルシスなんて得られないけど、、、でも素晴らしい芸術作品なんだよねぇ。


奪われる系でもチャージ系でもどっちが優れているとかいいとか悪いとかじゃないんですけども。

そしてどっちも好きなので、、、結局全部観たくなるし。。。。。。
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Корсар  2015年1月9日 ミハイロフスキー劇場「海賊」2日目

Хореография Мариуса Петипа и Петра Гусева в редакции Фаруха Рузиматова, новая хореография — Георгий Ковтун.
Художник-постановщик Валерий Левенталь



Партии исполняли: 2015_01_09
Медора — Ирина Перрен
Конрад — Фарух Рузиматов
Гюльнара — Татьяна Мильцева
Али — Виктор Лебедев

Исаак Ланкедем —Сергей Стрелков
Бирбанто один из главных корсаров — Владимир Цал

Сеид-паша — Алексей Малахов
Три девочки —
Кристина Махвиладзе  Мариам Угрехелидзе  Анна Новосёлова

Подчиненные Бирбанта —
Николай Арэяев Роман Петухов

солист Алжирского танца — Алексей Кузнецов

Классическое трио —
Ирина Кошелева   Валерия Запасникова  Анна Науменко









ミハイロフスキー劇場バレエ
旧レニングラード国立バレエ
「海 賊」
―全2 幕4 場―
プロローグとエピローグ付


2015 年1 月9 日(金)19:00 開演 東京文化会館 大ホール
<キャスト>
メドーラ:イリーナ・ペレン

コンラッド(海賊の首領):ファルフ・ルジマトフ
アリ(海賊):ヴィクトル・レベデフ
ギュリナーラ:タチアナ・ミリツェワ

ランケデム(奴隷商人):セルゲイ・ストルコフ

ビルバント(海賊):ウラジーミル・ツァル

セイード・パシャ(トルコの総督):アレクセイ・マラーホフ
3人の娘:
クリスティーナ・マフヴィラーゼ
マリアム・ウグレケリーゼ
アンナ・ノヴォショーロワ
ビルバントの仲間:
ロマン・ペトゥホフ
ニコライ・アルジャエフ
アルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフ
オダリスク:
イリーナ・コシェレワ
ワレーリア・ザパスニコワ
アンナ・ナウメンコ

指揮:パヴェル・ブベルニコフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
第1 幕約60 分 休憩20 分 第2 幕約30 分




le Corsaire. Irina Perren





海賊2日目です。
この日はよくいるRでした。近いけども時々オぺグラ大活躍ー、な日。
今年のマールイのツアーで、ワタクシの席の周りで、主役以外な人の時にオぺグラでガン見率が高かったのはミリツェワ、コシェレワ、ツァルでした。
全体ではルジ、レベデフ、ペレン、、、でしょうか。
レベデフの時は皆さんのオぺグラを構える静かな音がさざ波のように広がるような雰囲気でした。
こう最初っから、「レベデフを観なくちゃ」という層と
「おっと、この子は観とかないといけないんだったっけ」という人たちと、
「おりょ、そうですか、観るべきっすか?じゃあいっちょ、観ますかのぅ」っていうのがさささささーっと伝染していくようなあの感じ。
いや、ワタクシのいる席近辺なんて、ソリストクラスを観るにはオぺグラなんて全く必要ないくらい近いところなんですけどもね。。。でも使うんだわよー、ファンてのはー・笑
こういうのを気楽に楽しめる演目なのが『海賊』の良さでもありますね。

☆イリーナ・ペレン@メドーラ
華やかでキラキラゴージャスで、踊りはハラショーでいうことありません。ルイバチカ衣装の地味さもなんのその!
やっぱりペレンはこういう明るい華やかな役が一番いいなあと思うのでした。

☆タチアナ・ミリツェワ@ギュリナーラ
涙涙涙。。。またこうしてターニャの踊りを観られる日が来るとは。ほんとに嬉しい。
3年前はツアー中足の怪我があって、不安定な踊りだったり、降板とかあって、ものすごく心配したのですが、3年前より断然素晴らしくかったです。
やわらかい感じと、音の使い方がやっぱり大好き。
バレリーナって、こうじゃないとーーーーーー!

というわけで、2幕のパシャの豪華船での『花園』場面はバレリーナの底力や真ん中の人の「プリマ力」が初日と全然違ってて、惹きこまれました!コール・ドもノリノリでパステルトーンのピンクのチュチュも美しくてうっとりしました。ここはプティパ版に手を加えなかったルジマトフ、大正解だと思います。
ピチカートはカットされていますがね・・・そこは五寸釘だな・・・・


☆ファルフ・ルジマトフ@コンラッド
ルジマトフは二日目というか、ツアー後半になればなるほどよくなるルジマジック健在です。
初日の「踊り省略しましたね」みたいなものはなく、ちょびっと増えてました。ちょっとだけですが。
ボヤルチコフ版の白とゴールドが基調のコンラッド衣装はザ・包容力な雰囲気のダンサーが似合うと思います。
シャドルーヒンはガラで観たんだったかなー。初めてボヤルチコフの全幕を観たときのコンラッドはウラディーミル・リュートフで、もうあんまり覚えていないのですが、そのあとだとプハチョフ兄貴とミーシャ(ヴ)率が断然多いし、マラトのも1回観たかな。みなさんとてもよくお似合いでした。。。その頃はまさかアリを踊ってたルジマトフがコンラッドをおどるようになるなんて全く予想してなかったんですよねぇ。
ルジマトフ版のこの海賊のコンラッドは、、なんつーか、どこのパイレーツなんとかですかっちゅーか、ジョニデ、、モゴモゴ、、、、鍛え抜かれた肉体美とけしからんくらいワイルドでかっこいい兄貴ーな衣装で、今のところ生ではルジマトフしか見ていませんけども(写真やリハーサル動画ではプハチョフ兄貴)、今後これをやれる、着こなせる人はいるんでしょーか。
このままルジで封印なんでしょうか。
ワイルドさと海賊らしさでは3年前より良かったと思います。3年前はなんちゅーか、ソロルがダブって見えるようなコンラッドだったから。

☆番外編 托鉢僧@ルジ
どこのパイレーツさん、より実はこっちのルジマトフのほうが私はドキドキします。不思議なもんです。
フードからのチラ見せがたまらない。鼻血ブーですよ。

まあこれはー、受け取る側の女子限定かもしれません。
バレエ仲間のN氏はたぶんこういうのは全然ぴんと来ないんだろうな。
逆に彼は花園の場面の「前から○○番目、左から□□番目」の誰それがどうのこうの、と熱く語ってくれましたー。

まあ私にとって、この托鉢僧というかフードの場面(奴隷市場へレッツゴーのところも奴隷市場でも2幕でも)は、栄養補給の場、でした。
ルジマトフ&リョーニャ&ミーシャ、の初日も、ルジマトフ&ヴィクタル&ツァルの日も、彼らのザ・営業を思う存分受け取ってチャージされてまいりました。
フードとかマントにはとことん弱いんだなあ。
だから、たぶん、前の白とゴールドのダボダボなコンラット衣装がよけいにツボなんだよね。。。


☆ヴィクタル・レベデフ@アリ
さんざっぱら我々バレエ仲間同士の間で「ニコニコ笑い好きすぎ」「演技が全然駄目ー!先生連れてこいー!」「あのメイク(アイシャドウ)はどーにかならんのかー」とか言われっぱなしの彼ですが、そんなこと言えるのも彼が金の卵で踊りに突っ込みようがないからです。
だって、くるくる回るのもぴょーんと跳ぶのもとっても素晴らしいんですから。
この素直なキラキラ感を思う存分味わえるのがアリ役なので(何しろ演技がどうのこうのとか、基本的に無いからね、、この役は、、、、)、こちらも素直に栄養補給。
いいよ、可愛いし、受け取る立場によっては「かっこいい~~~~~素敵~~~~~」なんだろうし!
一言申し上げるならば、、、奴隷じゃーないよね。どっかからさらわれてきた某国の王子で、でもちゃっかり海賊船生活も楽しんじゃってるよーギュリナーラみたいだよー、なアリでした。


☆ウラディーミル・ツァル@ビルバント
素晴らしく実にかっこよくてウハウハでした。
周囲のオぺグラガン見の熱の入り方が半端なかったです。
どうか怪我することなく、少しでも長く、一日でも長く、、、彼の踊りを観ることができますように。そう願ってやみません。


☆フォルバン
そうなんだよねー。アンナさんが組むのはロマンなんだよねぇ。
だから、困るというか、真ん中のツァルも見なくちゃいけないし、アンナさん&ロマンからも目が離せないし、おお、彼女がマリアムなんだね、ってんでウグレヒリーゼ&アルジャエフも、、、と、まことにこの場面は観るもの泣かせでございました。
チャンバラソードの部分はツァル&ロマン&ニコライを観てしまうと、ミーシャにはもっと頑張ってーと言いたくなるのでした。


☆セルゲイ・ストレルコフ@イサク・ランケデム
実演で観るのは初めて、、、(たぶん。ライモンダに混じってたかもしれませんがわからなかった)ですが、うわー、すごーーーーく上手なダンサーですね!
びっくりした。
お芝居に関しては、サーシャのランケデムを観た後だとそんなに「彼のランケデムじゃなくっちゃ!」とまではいかないけども、踊りはとても堅実で丁寧で、トロワとか観てみたくなりました。
というか、トロワ観る気満々で勘違いしちゃったくらい(ターニャと踊るのは彼だと思い込んでた)
コンラッドに眠り薬を盛る場面ではグラスを忘れちゃったみたいで、ルジマトフがラッパ飲みしてましたけども。(浜辺の水やりシーンが短縮されてるから、ここで水差しぐいのみを観られて満足???)

(そういや、今急に思い出したんだけども、旧版で、アフメットとランケデムと両方あったときですが、、、確かマトヴィがランケデムで客演していたような記憶が。。。フィリピエワと一緒にいた記憶が、、、。ユーリ・ペトゥホフが踊らない日だったかと!)

☆レオニード・キシル&イヴァン・グレヴェンシコフ@お小姓
こわもてガツン&人の好さげ若者がやるのがデフォなんでしょうか、このパートは。
相変わらず楽しいアルプス一万尺やらあっち向いてホイてんこ盛り。


☆アレクセイ・マラーホフ@セイド・パシャ
初日も二日目もノリノリで、初日はとにかくマラーホフさんを観ないようにするのが大変でした。
葡萄を食べてるところは観られなかったんですが、(一口目は大好物の葡萄と決まっているらしい)みかん(それともオレンジか?タマラ先生はみかん大好きなんだよね)や苺を食べまくっているところが可愛いし、メドーラの美しさにびっくりしてぴょこんと飛び上がるところで笑いを誘っていました。
2日目はキスしまくった苺をストレルコフにメドーラをさらってきた駄賃代わりに?あげてました。ストレルコフもこれを拒否ッたら、お金もらえないのかも、、、ってんで仕方なく食べてた・笑
マラーホフさんのパシャだと、ギュリナーラも仕方ないからしばらく付き合ってあげようかな、悪い人じゃないしね、、、ってなりそうですね。


☆イリーナ・コシェレワ&ヴァレリア・ザパスニコワ&アンナ・ナウメンコ@クラシックトリオ
コシェレワが入ってたからどうこうではなくて、この日のほうが3人の踊りとしても気持ちがそろっている感じで観ていて心地よかったです。
ここの3人の衣装、ちょっとずつ背中や袖のデザインが違ってて、それも好き。
写真欲しいなあ、、、、。
最近ダンマガは全く買ってませんが、でもねぇ、オダリスクの写真一人ずつ載るなんてことはなさそうかな。載ってたら買っちゃうよ。


☆花園
昨日はなんだったんだ!!!!!
というのは、マールイではよくありますが、ほんと、このたびも、真ん中オーラのおかげなのか、とても素敵な花園で幸せでした。


☆兵隊さんはポドショーノフやラプシャノフ
ラプシャノフはアルジェかとも思うのですが、たぶんアルジェのバックは身長が高い人で揃えている感じですね。ラプシャノフは是非ソロをやってほしいです。
あとサーシャ・オマールのソロも観てみたい。絶対凄いと思うのだわよ。


☆ワシーリー大聖堂&タマネギ頭の奴隷市場のお客さん
シヴァコフ、モロゾフ、サーシャ、ミーシャ、、、の動きを追っかけてるのが楽しかったです。
サーシャとミーシャは賑やかしな感じで(買い物に失敗しそう)、冷静にいい奴隷を吟味しているのはシヴァとモロゾフ、てな雰囲気。面白かった!

☆海賊船
今回はきちんと最後に出てきました。
初日は何らかのトラブルなのか、それともスタッフが「え?もう終わりなの?」と、ルジ版の短縮バージョンについて行けなかったのか・笑
そうなんだよねー、とにかく最後がさー、紗幕もいけないと思いますが、あまりにもいろんなことが、いっぺんに起こるからいけないのですよ。
コンラッドVSビルバント、アリVSランケデムってのが端の方でさらーっと。
ほんとにさらーっと。
この傷、このナイフの傷を見て!!!!ってのは全くない。(あったのかもしれませんが、全くわからん)
ほんと、あと5分、あと3分が欲しい。
こんな不親切な終わり方なので、よほどの真ん中オーラのある日じゃないと、、、満足できないっていうか「あれ?終わっちゃった?」ってなるんですよね。


しかしまあ、ルジ2日目マジックで、この日はおおむね観客のみなさま『笑顔笑顔笑顔』でした。

カーテンコールもスタオベ続出。

レベデフがぴょーんと跳んでクルクル回れば、、、そりゃー、ルジもやるよね?やらいでか?????
との観客の無言の要求に受けて立つのがルジマトフ。ハラショー!


ダンサーのみなさま、楽しい舞台をありがとうございました。
お疲れさまでした!!!!!!


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