1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

暗譜のテスト

2005年06月06日 | Weblog
娘は明日、暗譜のテストというのがあるらしいです。今月の体育祭で演奏する曲を、ずらりと並ぶ3年生の前で1人づつ吹かされる。結構長い曲を2曲続けてやるそうです。

娘は私と違って暗譜は得意で、ピアノの発表会も苦労したことがありません。
でも、吹奏楽ではバリトンサックスなので、メロディーのあるパートと違って覚えるのは難しそうです。
同じパターンが何小節か続いたり、全休符の小節がいくつかあった後にいきなり変わったリズム(?)がフォルテであったり・・・。
テストに合格できなければ、体育祭では演奏に入れてもらえないらしいです。がんばれ。

今日は、マードレの練習の前後に、二重奏のリハーサルが2組ありました。
昨日のリハーサルと場所は違いますが、至近距離で仲間が注目しているのは同じです。
かなり緊張したようですが、終わったあとは笑顔でした。二重奏っていいなぁ。

毎年思うことですが、マンドリン独奏という地味なジャンルに、真摯に取り組んでいる仲間がたくさんいるというのはなんだかうれしいです。

人数が多い演奏だと、音楽面以外での魅力もあると思うんです。
サークルとしての楽しさ。たとえば、練習帰りの飲み会等のレクです。

独奏の場合は、自分対先生の関係しかない。
自分の目標に少しでも近づくことが、独奏の楽しみなんだと思います。
仕事や学校、家事や介護など、日常のあれこれに翻弄されながらも(大げさかな)、楽器と向き合う時間を持つ努力をみんながしている、ということに胸が熱くなるんです。
本当に、みんな真面目だなぁ、と人ごとのように感心してしまいます。

発表会だって、出るのも出ないのも自由なんです。
でも、舞台袖で気持ち悪くなるほど緊張するのがわかっていても、こんなにたくさんの人が敢えてそれに挑んでいる。
家でのんびりテレビを見ながらお茶を飲んだり、友達と遊びに行ったりして休日を過ごしたっていいのに、わざわざ冷や汗をかきながら楽器を弾いてる。
そんな生きざまって(これも大げさかな)いいなぁと思います。
コメント (2)
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「つもり」じゃ、だめ。

2005年06月06日 | Weblog
発表会のリハーサルでした。
このリハーサル、どんな本番より緊張します。あまりあがらない私でさえ、この日は特別です。

どうしてかというと、観客が全員門下生だからだと思います。
同業者というのもヘンだけど、マンドリンを弾く知り合いばかりが、1メートルも離れてない場所から真剣に演奏を聴いてくれるんです。しかも横には先生。
緊張はどんどん伝染するので、弾く側も聴く側もすごく気持ちが張り詰めて、なんだか特別な雰囲気なんです。

で、私はごっそり暗譜が抜けました。
のだめのコンクール本選のように、すっぽりと。でも彼女のようにアドリブもきかないので、3小節くらい固まってしまいました・・・。

暗譜はこれからなんとかしますが(遅い・・・)、問題は「遠浅」です。
前回のピアノ合わせで、ピアノの先生に「もっと深く深く歌いこむように」とアドバイスされました。
その後、自分ではやり過ぎかと思うくらいしつこく歌ったつもりなんですが、それでもまだ足りないそうです。

「つもり」じゃだめなんですね。
人に伝わらなければ、表現できたことにならない。
深く掘り下げたつもりでしたが、結果としては、まだまだどこまで行っても浅い、遠浅の海のような演奏だったんだろうと思います。
ふぅ。

リハーサル後は高円寺でアンサンブルの練習でした。
私は神戸音楽祭に参加するために、テスタカルドの臨時メンバーになっています。
今日、初めてみなさんに合流しました。
片岡マンドリンアンサンブルとして今まで一緒に演奏しているメンバーも多いので、他所の団体にトラで入るようなのとは違って、弾きやすいです。

発表会で演奏するのは、「フリック フレックス フロー」というコンチェルトです。
独奏は、望月さん。
やはり彼は歌いこみ方が深いようです。
本番まで、あと1回しか練習がありません。がんばろう。
コメント (8)
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