1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

出演人数と演奏会場の関係

2006年02月28日 | Weblog
演奏会に出演するとき、自分の呼びかけで何人くらいの観客を動員できるでしょう。

オケやアンサンブルの一員として出演するなら、1人あたり10人くらいが、達成できそうな目標値ではないかと思います。
そうなると、出演人数×10くらいの客席のところが、ほぼ満員の入りを期待できるホールということになりますね。

アメデオはここ数年文京シビック(1800席)を利用しています。
1800人もお客さんが入るなんてすごいようですが、何しろステージ上の人数が多いんです。140人くらい。
そう思うと、特に動員力があるというわけでもない。

先日のテスタカルドは、補助席を出しても足りないような満員御礼でしたが、ルーテルは客席が200席しかありません。メンバーは30人弱。
満席というととんでもなくすごいようですが、会場が小さすぎたかも。

日曜日の“未完成』は、ちょっと空いていると思ったんですが、リリアの音楽ホールは600席もあるんですね。
ステージ上は確か35人くらいでしたから、あの雨の中6~7割の入りというのは、動員力があると思うんです。

演奏会に足を運んでいただくというのは、大変なことです。
お休みの日や仕事の帰りに、わざわざ電車に乗って、チケット代を払って、何時間かを費やすんですから。
でも、演奏する側としては、客席は埋まっているに越したことがありません。
空席が目立つ会場はさみしいです。

ホール選びは、音響や立地条件も大切だけれど、出演人数に見合った大きさの場所を選ぶというのも大事なことだと思います。
そう考えると、マードレはルーテル以外にはいいところがなさそうです。
自分が二重奏の演奏会をするなんてことになったら、どんなにがんばっても動員は50が限度でしょうねー。
そんな場所見つけるのは大変そうです。

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たいせつなものに限って

2006年02月27日 | Weblog
昨日、うっかり食器を割ってしまいました。
結婚祝に会社の人からいただいた、ジノリの大皿。
とても気に入っていて、重宝していたんです。
「上等な食器」を飾っておくだけの方もいらっしゃると思いますが、私はどんどん日常に使います。

マグカップを洗っていたときに、うっかり手が滑って、お皿の上に落下。
こういう場合、マグカップは割れずにお皿が割れてしまうものなんですね。
逆だったらよかったのに・・・と思いながら、しょんぼりと破片を拾い集めました。悲しかった。

先日、アメデオの1stの反省会をしました。
反省会といっても、ビデオを見ながらゆるゆると飲み食いする会でした。
錦糸町近辺の地区会館のような場所(とてもきれいでした)を使わせていただいたので、飲食+会場代含めて、一人あたりの負担はたったの1300円でした(つまみ類は持ち寄り)。

同じアメデオでも、2ndの反省会は原宿で開催だそうです。
まぁ、おしゃれー。
「でも、おしゃれと、1300円とどっちがいいの?」と言われたら、全員迷わず1300円のほうを取るのでした。

私がお勤めしていた時、海外1部(欧州・米州)と海外2部(アジア・中近東)という部署がありまして、私は2部に所属していました。
で、忘年会の時期になると、1部はいつもフランス料理、2部は「何が何でも靴を脱ぐ!」という趣旨で、お座敷系だったんです。
当時の私は、スマートな1部がうらやましかった。上司もダンディーな人が多かったし。
今はもちろん座敷派です。ふふ。
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冷静と情熱のあいだ

2006年02月26日 | Weblog
そんな小説がありました。
江國香織と辻仁成。
この二人の人気作家が、主人公二人の10年に及ぶ愛の軌跡を、女性側(Rosso)と男性側(Blu)、それぞれの視点から描いた作品です。
映画化もされ、それも見ましたが、ケリー・チャンがちょっと背が高すぎる(竹之内豊に対して)のがなんだか妙に印象に残っています。
ミラノやフィレンツェの映像がきれいでした。

生まれ変わったら一緒になろうね、と言った芸能人カップルがいましたが、10年後にこの場所で会おう、という約束はなんとも素敵です。
それがフィレンツェのドゥオモなんて、かっこよ過ぎですね。


前置きが長くなりました。
本題は、演奏会に行った話です。

雨の中、“未完成』の演奏会を聴きに、川口まで行ってきました。
川口まで、と書いてしまうのは、やはり「結構遠い」という感じがするからなんです。
実際は、横浜から京浜東北1本で行けるのでラクでした。ホールが駅前というのも、雨の日にはありがたいです。

開演時間になっても、意外と空いていました。
雨の影響か、マンドリンの演奏会が重なった影響か・・・。
開演後、1部の間に入ってくる人が相当数いまして、最終的に6~7割ぐらいの入りのような感じに見えました。

1部は、劇音楽「アルルの女」より抜粋 (ビゼー)。
舞台にナレーターさんがいて、曲間にストーリーを語ってくれるという演出でした。
プログラムにも詳しい解説が載っていましたが、臨場感溢れるナレーションで、より一層曲が理解できました。
フィナーレの前に、ハゲシクお芝居が盛り上がったんですが、曲(フィナーレ)が始まったら予想外に短くて、「あら、もう終わりですか?」って雰囲気になったような気がします。
だから拍手も一瞬遅れたような感じで・・・。
でもそういう曲なんですよね。それは仕方ないですよね・・・。

2部の1曲目は、組曲「ドリー」作品56(フォーレ・伊藤敏明編)。
実は初めて聴きました。
特に、2の Mi-a-ou と、5のTendresse 優しさ が印象に残りました。
弾いてみたい。

2曲目は、プロヴァンス組曲(ミヨー)。
これも初めて聴きました。
あぁ、私って・・・。
でも、ちゃんとタテラッツィさんのブログで予習しました。休憩時間にもプログラムを再度しっかり読んで。
難しそうでしたが、これが一番好きでした。
第1曲 【Guardians(牛の番人)】、 第4曲 【Pecheurs(漁師)】、 第6曲 【Venanges(ぶどう収穫期)】 に丸印をつけたので、この演奏が特によかったんだと思います。

アンコールは、パヴァーヌ(フォーレ)。きれいでした。

私はそんなに顔が広いわけではありませんが、マンドリンの演奏会に行くと、たいてい客席で知り合いに声をかけられます。
ステージの上には、一緒に演奏したことがある人、あるいは名前や顔を知っている人が数人はいることが多いです。

でも今日は、あのホールの中で、知り合いはタテラッツィさんたった一人でした。
なんだかそれがとても特別な感じがしました。

オケの全体的な印象としては、とても真面目で上品。
選曲からして、他とちょっと違いますし。それを真面目に練習した、ということが伝わってきました。
逆にいえば、ちょっと押し出しが弱いような・・・。
ここをバシッと決めてくれ、というようなところであっさり無難に済まされてしまう感じもしました。
アクが無いというか、1枚ベールがかかったような。

心の中は情熱で溢れてるのかもしれないけれど、見た目にはとても冷静で、「ここを訴えたい」というような強い主張があまり感じられませんでした。
きっとみなさん、普段でも和を重んじて心穏やかな方ばかりなんだろうなぁ。
「1stがこう弾いてるのに、ドラにそんな風に弾かれたら台無しだ!」なんてケンカ(いや話し合い)はないんだろうなぁ。

それはおいておいて、パーカッションも大きすぎず程よいバランスで、全体的にいい演奏会だったと思います。
選曲も独自路線で新鮮でよかったです。

でも、曲中の調弦は必要なのかな。
あれは無いに越したことはないと思いました。狂ってもなかったようですし。

終演後、デパートの閉店の時のように、出口で丁寧に送り出していただきました。
こんなところも、とてもお上品だと思いました。
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天ぷら

2006年02月25日 | Weblog
夕食のメニュー、自分で確固たる意志がないときは、家族からリクエストを募ります。

決めてもらえるのは助かるけど、それぞれの意見がまとまらないと、かえって面倒なことになるんです。誰かの希望を抹消するわけにもいかないし・・・。

今日はそんなわけで、天ぷらとすき焼きを作ることになってしまいました。
しかも娘は天そばを強く推したので、ごはんも炊き、そばも茹でました。

天ぷらを揚げるのは久しぶりで、意気込みが強かったせいか、ちょっと作り過ぎ、そして食べ過ぎ、今とてもぐるじいです。

こういうの、関西では「胸悪い」って言いますよね。
そしてもうひとつ最近知った言葉なんですが、「かっこいい顔の男性」のことを「顔がしゅっとしてる」って言います?
しゅっ、って、すっきり、ってことかしら。

今日は、日野にレッスンに行ったら、フィギュアのエキシビションの話でもちきりでした。
みなさん早寝早起きだから、リアルタイムで見てるらしいです。
で、ロシアからヴァイオリニストが来て生演奏で、とても素晴らしかったとのこと、帰宅後録画したものを見てみました。

そしたら、イメージしてたヴァイオリニストの雰囲気と違ったんですが・・・。
ロシアを代表する(ロシア1の実力の)ヴァイオリニスト、と聞いたんですが、なんとなぁく、葉加瀬太郎さんみたいな感じですよね。
いや、いいんですけど。
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不室屋

2006年02月24日 | Weblog
NHKの「知るを楽しむ」という番組の話を書こうと思ったら、「汁を楽しむ」と変換されておかしかったです。

「汁」といえば、不室屋のお吸い物。
加賀麩のお店です。

見た目は懐中汁粉に似ています。
懐中汁粉って何かといいますと、最中のようなものの中に粉末状のお汁粉が入っていて、お椀に入れてお湯を注ぐとお汁粉ができる、というものです。

不室屋のは、これのお吸い物版のようなもので(お味噌汁バージョンもあるらしい)、麩の中に乾燥した出汁や具が入っているんです。

説明書通りに、麩の真中に穴をあけてお椀に入れ、穴をめがけてお湯を注ぐと、噴火のようにカラフルな具材が出てくるんです。
大げさに書いているようですが、本当に笑っちゃうくらいおもしろいです。

いただきものなので値段はわかりませんが、これがひとつあるだけで、食卓が高級な和食やさんのような雰囲気になります。
ぜひ一度お試しを。

さて、やっと「知るを楽しむ」の話ですが、今日は山本一力さんが出ていました。内容も興味深かったのですが、私は以前から山本さんの声に惚れているんです。
声を聞いているだけでしあわせ、そんな感じでした。

ところで、やっと金メダルの話。
荒川選手の滑走中、アナウンサーの「長野から8年間の想い」という言葉がとても印象に残りました。ちょうど音楽も盛り上がるところで、本当にいいタイミングでいい言葉でした。
つらい時期があったからこそ、今があるんだろうと思います。
演技も、インタビューの受け答えも、立ち居振舞いも上品な大人で、そこが特にいいですね。
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2006年02月23日 | Weblog
ブログにコメントをいただくのは、とてもうれしいことです。
読んでくれてる人がいるのを実感できるし、別の視点からの見方も知ることができて。
これからもよろしくお願いします。

今日は高円寺で個人レッスン。
先生宅の玄関には、お雛様が飾ってありました。
私も家に帰ったら押入れから出そうと思ったのに、結局今日は出来ずじまい。
明日こそ、飾ります。と、ここに宣言します。
大げさなようですが、そのくらい勢いをつけないと取り掛かれないんです。

我が家のお雛様、着物がとても気に入っています。
着物は自分が着るのも好きなんですが、ここ数年着てないです。
温泉の浴衣どまりで。
たまには着物もちゃんと虫干ししないといけないんだろうなぁ。
とは思いながら、まるでやってなくて、もうこうなると広げるのが怖いです。


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幼稚園ママ時代の思い出

2006年02月22日 | Weblog
昨日の合唱コンクール、終演後にホール(関内ホールでやったんです)を出る時には、多数の生徒がいつものスカート丈になっていました。
丁寧に、すそ上げしてないものをステージ用に持ってきて着替えていたり、化粧室でウエスト部分をくるくる巻いて短くしたり。
とにかく短くなければ外は歩けないようですね。

ということを最後に書こうと思って忘れてました。


滋賀幼稚園児殺害事件のニュースを見て、自分の「その頃」を思い出しました。

公園デビューというような言葉があるくらい、母親同士の付き合いというものは特別なものです。
デビューするのは子どもではなく、母ですから。

主に母親、そして子どもの服装や持ち物等、まず見た目から共通項のありそうな人を探る。
何度か公園で顔を合わせるうちに、まずまず親しくなればお互いの家を訪問し合う。
そんなことを繰り返し、生活レベルなどがあまりかけ離れていない人同士で数人のグループ結成、とこんな感じに進んでいきます。

近場でうまくいかなければ、公園を変えたり、育児サークルに入ったりいろいろ工夫するようですね。

私の場合は、5人くらいのグループで家の行き来をしていました。
いい面もあれば、わずらわしいこともいろいろありました。
書いたらとても1日では終わりそうもないくらい。

で、幼稚園です。
幼稚園選びで、グループには転換期がやってきます。
勉強(早期教育)、保育時間の長短、給食や園バスの有無、園の方針(宗教など)、見学に行って、比較検討します。

こうなるとさすがにグループの全員が、同じ園を希望することはありません。
当時の私は、子どもに手間ひまかけるのがいい母親だと思っていたようなところがあって、バス無し、延長保育無し、給食無しの園を選んだんです。
バス無しですが、歩いて通えるような距離ではなく、免許を取って車を買いました。

5人のうち、結局3人が同じ園に決めました。
私以外は車を持っている人だったので、乗せてくれるとも言われましたが、毎日のことですし対等な関係でないとよくないと思って。
入園したら新しい友達もでき、いつも3人一緒ではなくなりました。
あんまりべったりした関係は、面倒なんです、私は。気が楽になりました。

入園前は、子ども同士(もちろん母親付き)で家を行き来(というか昼から夕方まで入りびたり、ということも多い)していて、誰かが伝染病にでもなると、もう大変。
うつされてないだろうかとか、今からでも予防接種をしたほうが軽く済むとか、電話がばんばんかかってきて・・・。
伝染病なんて早くやっちゃったほうがいいし、そんなに心配なら家から出さなきゃいいのにとか、私はいつもテンション低かったんですが。

もう子どもも大きくなり、母親同士の関係も以前よりぐんと希薄になっています。
でも、私は未だに母親だけの集まりが苦手です。
話題が、子どもや先生のこと(噂話)、受験のことしかない。
自分の趣味や最近見た映画やコンサートの話をする人なんてまずいません。

この前、中学の授業参観に私の代理で娘に行ってもらいました(確かアメデオの練習の日)。
娘のほうが、私よりずっとお母さん方とうまく付き合えるようです。
如才なく雑談等こなせるらしい。


だらだらとまとまりなく書いてしまいましたが、結論としては、誰とでも仲良くしようなんて思う必要はないってことです。
グループ登園っていうのも、私だったらいやだなぁ。
まずそういう園は選ばない。
子どもが関わる関係は、さらりと表面的な付き合いに終始していますが、私はそれでいいと思ってます。
「○○さんのママ」ではなく、「シルベス」として付き合ってくれる人が大事ですから。

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音量と音質

2006年02月21日 | Weblog
高校の合唱コンクールを見に行ってきました。

娘の通っている学校では、吹奏楽部は制服の着方や髪型に非常に厳しい。
スカートを短くしていれば即呼び出し、説教になるそうです。
というわけで、身なりを見れば吹奏楽部員は一目瞭然なんです。

でも、今日は学年の生徒全員が吹奏楽部員のように制服を着ていました。
スカートのたくし上げも腰パンもゼロ。
というのも、合唱コンクールでは歌はもちろんステージマナーも点数に入るので各クラス一丸となって、「正式な着方」でした。
見ていて本当に美しかった。

クラスによってかなり人数にばらつきがあり、その上どのクラスも男子と女子のバランスが悪い(男子が少ない)ので、男子がきちんと声を出すか、そして男子がきれいに歌うか、が勝敗の分かれ目になったようです。

各クラスとも熱心に練習した成果を発揮していました。
それでもやはり差はつくものです。
マンドリンのコンクールでも、思うことですが、難易度の低い曲を丁寧に完璧に演奏するか、無理目の曲にチャレンジして、見どころもあるけれどミスもあるか・・・。
選曲はやはり難しいです。
今日は、曲はやさしくても完成度が高いほうが上位に入っていました。

吹奏楽部の指揮者の先生が講評で触れていたのが、音量と音質の問題でした。

譜面にフォルテと書いてあるから、と、ただ声を張り上げたのでは乱暴になってしまう。
そしてピアノになると、途端に音質が下がってしまうのが残念、という話。

強く伝えたい気持ちが最初にあって、それが自然と力強い表現になり、ピアノでもただ音が小さいのではなく、音質は保ちながらきちんと芯のある響きで歌うこと、それが大切だとおっしゃっていました。

フォルテとピアノの記号を見て、機械的に音の大小をどんなにつけても、心に響く演奏はできないんですね。
そこをどうするかが、マードレでも課題なんです。
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ウィークデイ・ティータイム・コンサート

2006年02月20日 | Weblog
オペラシティに演奏会を聴きに行きました。

【東京オペラシティ ウィークデイ・ティータイム・コンサート2】

指揮とお話  飯森範親
ヴァイオリン 千住真理子
ドイツ・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
管弦楽のためのファンファーレ(西村朗)
ヴァイオリンと管弦楽のための《ロマンス》第1番(ベートーヴェン)
ヴァイオリンと管弦楽のための《ロマンス》第2番(ベートーヴェン)
交響曲第3番《英雄》(ベートーヴェン)

アンコール
フィガロの結婚 序曲(モーツァルト)
ハンガリア舞曲第1番(ブラームス)


ちょっと気分の重い、雨の月曜日。
しかも今日はマードレの練習日です。
10時に高円寺で音出しとなると、朝は結構慌しいです。

傘を持ってゴミを持って靴をはいて・・・。
ここで楽器を背負ってないことに気付きました。
でも部屋まで取りに行けば予定の電車に間に合わなくなりそうです(そんなに広い家ではないんですが)。

というわけで、楽器は諦めて体ひとつで練習に行きました。
練習には、先生宅のマンドリンをお借りしました(この楽器が装飾も何もないヴィナッチャなんですが、とてもいい音なんです)。
今日も丁寧に練習をして、帰りはメンバーとランチへ。

あれこれ話が盛り上がり、思いのほか長居してしまって、コンサートには5分ほど遅刻してしまいました。
不幸中の幸いは、1曲目が5分くらいのファンファーレだったこと。
タイミングよく客席に案内してもらえました。

それを聴けなかったのは残念でしたが、今日のランチでの話し合いはそれだけの価値があったと思います。

千住さんの著書を読んだこともあり、インタビュー番組やドキュメンタリー等でも、彼女の人生と音楽との関わりについて、とても心を動かされていました。
年齢も近いので、少し親近感も抱いています。近いのは年齢だけで、あとは一切共通点はありませんが・・・。

管弦楽をバックにした演奏ですが、超絶技巧のコンチェルトではなく、ベートーヴェンのロマンス2曲。
それがまたとてもよかったです。
千住さんによると、今日は湿度が41%で、楽器がとてもよく鳴るとのことでした。
ヴェルテンベルク・フィルの音も、ヴィンテージもののワインのように深みがあって、とても気持ちよく弾けるそうです。

コンマスは見た感じ日本人のようでした。若かった。
《英雄》ではかなり熱演で、椅子から落ちそうでした。
ファゴットが素晴らしく、いつになくファゴットに注目してしまいました。
それと、チェロトップの人がとてもかっこよくて・・・。でも、アンコール前に立ったときに、カマーバンドがはずれて床に落ちてしまい、本人も気付いた観客も笑っていました。結局床に置いたまま演奏して、退場するときに拾ってました。
それと、ヴァイオリンの人がかなり長時間激しく咳き込んでいて、本当に気の毒でした。あのつらさ、私にはよくわかる・・・。

いつもなら憂鬱な雨の月曜日が、今日はいいことがいろいろあって、帰宅するまで楽しい気分でした。

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ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏会

2006年02月19日 | Weblog
3月11日(土)の話音倶楽部は、ヴィオラ・ダ・ガンバとリコーダーです。

リコーダーは形も音色も想像がつきますが、ヴィオラ・ダ・ガンバを間近に見たことがある方は少ないのではないでしょうか。

私は、およそのイメージしかなかったので、今調べてみたところ、思っていたより大きかったです。
こちらのページが楽器の形や大きさがよくわかるようです。

解説によると、ガンバとは脚のことなんですね。
私は「ガンバ大阪」は、「がんばれ」からきた名前かと思ってました・・・。

というわけで、主催者側である私もヴィオラ・ダ・ガンバを見るのが(もちろん演奏も)とても楽しみなんです。
リコーダーとの相性も素晴らしいことでしょう。

演奏会に興味をお持ちの方、ぜひお気軽にご連絡ください。
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