いやしかし・・・秘湯っていうのは、いいもんですな。
やっぱり、秘湯っていうのは、無料だと尚更秘湯感が増しますな。
多分、人が秘湯って言うのは、行くのが大変だったり、あまり知られていなかったり・・・まぁ、きちっとした定義なんて無くて、人それぞれの解釈と感覚で語られるんどけど・・・。
たまに教えてもらう秘湯ってのが、温泉宿のお湯だったりして、泊まらないと入れなかったりすると・・・なんとなく秘湯感が薄れるっていうか、なんというか。
然別峡、鹿の湯。
秘湯感満載でした。
小道を進んでいくと、河原に出る。向こうに見えるのは・・・湯船。岩で作った湯船。ワオ。川の流れは急である。急流のすぐ脇に、湯船。ワオ。
キャンプ場が閉鎖されて、管理者がいなくなったため、お湯に入ると苔が舞う。でも・・・そんなのは気にならない。
寒い中、一時間バイクを走らせ。人影のない林の中をトコトコと進み、誰もいない河原の湯船、熱いお湯に浸かる。・・・なんともいい気分だ。そして、上流下流共に、絶景である。
鹿の湯、地図にも載ってるし、キャンプ場のすぐ奥にあるし、先に言った秘湯感とは少しずれているような気もするが・・・。
来た時期が良かったのか、なんなのか・・・秘湯感は満載なのだ。
然別峡に、何も無いこと。然別峡で道が行き止まりになること。つまり、何かのついでに来られる場所ではないこと。秘湯が好きな人しか来ないこと。・・・そんな感じかな。
心身共に温まるまでお湯に浸かり、景色に浸り・・・結局半日、こんな山奥で過ごしてしまった・・・というわけでした。