ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

シマリス君、僕はここにいるよ。

2012-10-11 17:31:42 | Weblog
雨の音を聴きながら本を読んでいた。何かの気配を感じ顔を上げると、すぐそばにシマリスが来ていた。
大きな尻尾がクルンと丸まって、なんとも愛くるしい。

シマリスは小雨の中、僕の前を横切って、ちょっと向こうにある果樹にひょいひょいと登っていった。

雨の音を聴きながら本を読んでいた。
パタパタと音がするので顔を上げると、僕の横に置いてある緑色の椅子に、四十雀みたいな小鳥が止まっていた。
少し緑がかった小さな身体。キョロキョロと辺りを伺う姿が可愛らしい。

僕が身体を動かしたことに驚いたのか、小鳥は空中を滑るように羽ばたいて、ちょっと向こうに立っている樹木に止まる仲間の所へ飛んでいった。

なんとも・・・何もない一日だ。ただ、薪ストーブの火がユラユラと燃え続けている。
なんとも・・・退屈な一日だ。朝から日暮れまで、まるで眠っているかのような時間が流れていく。

どんな一日も、大切な一日だ。
二度と還らない、大切な一日だ。

暗くなって、何も見えなくなってしまった。
なんとも・・・何もない・・・一日だ。

ハニー、瞬間をつかまえていてね。

2012-10-11 11:35:01 | Weblog
雨を見ながら一日を過ごせるなんて・・・なんて幸せなんだろう?

今日も富良野にいます。
朝早く起きて、雨に備えてタープを張りました。廃バスの裏にある薪の山から、使いやすい薪を集めて、薪小屋に避難させました。
梨を一個食べて、裏の川にマスでも釣りに行こうかと思ったところで雨。予報よりずいぶんと早い降り出し。
備えあれば憂いなし。転ばぬ先の杖。昔の人はよくいったものだ。
珍しく、バイクも、荷物の何一つも濡れずに済みました。

久しぶりの雨です。やはり、雨が降ると寒い。朝から薪ストーブに火を入れます。
時折吹き込んでくる雨が気にならないわけではないのだけれど、屋根のある外での生活は快適です。

そういえば、朝起きた時から喉が焼けるように痛い。風邪かな?と想ったのだけれど、多分・・・風邪ではないと想います。
そういえば、何日か前から異様に寒くて、熱いお風呂に入っても身体の芯が寒く感じ・・・風邪かな?と想ったのだけれど、多分・・・風邪ではないと想います。
念のため、朝、梨を食べた後に風邪薬を飲んだのだけれど、多分・・・風邪ではないと想います。

旅をしていて風邪を引くなんて、あり得ないことなので、多分・・・風邪ではないと想います。
だって、旅をしていて風邪を引くなんて・・・辛すぎますもの。つまらな過ぎますもの。

寒いので、上下ダウンを着て過ごしています。
いやぁ、富良野は寒いなぁ・・・。まるで風邪を引いた時みたいに寒いなぁ。

それはそうと、今日も僕は幸せです。
薪ストーブと熱い紅茶。降りしきる雨と読みかけの小説。旅の思い出と立ち昇る煙。・・・望むべくものが他にないくらい・・・僕は幸せです。