では、謎解き。
昭和四十年頃、オキクルミカムイの伝承に着目したUFO研究団体が、この場所にUFOを呼ぶための基地を建設。
実際に、この辺りで多数のUFO目撃情報があったとかなかったとか。
しかし、このUFO研究団体、基地建設途中で資金難に陥り建設を断念。
この場所は町有地だったため、町に移管され、ハヨピラ自然公園として整備された。
そして、現在は崩壊の恐れがあるため立ち入り禁止になっている。
平取周辺に住むアイヌの人々は、オキクルミカムイが住んでいたこの地に住むことを大変誇りに思っていて、他の地方のアイヌの人に会う時は、挨拶でこう言う。
わたしは、オキクルミカムイという、天国から降りてきてわたしたちアイヌに生活文化を教えてくれた神の村、その村に住まい、生活している何の誰それというアイヌです。
すると相手は、懐かしそうに一歩前へ出て、あぁ、オキクルミカムイの住んでおられた村からおいでになった誰それ様か・・・と言って丁重に迎える。
結論。平取は素敵な所だ。アイヌの誇りと、UFOと、でっかいカツ丼。
歴史と伝統と伝承と来るべき未来。
北海道のオススメポイント。平取のピラミッド。これで決まり。