ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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樹木希林さんのきものとがん告白

2013-03-17 22:27:22 | 健康・病気

 

樹木希林さんが日本アカデミー授賞式で、

全身がんの告白をなさいました。

乳がんで知人、友人を三人も

失っている身としては、

その経緯に他人事ではない思いを抱きました。

二人は友人、一人は仕事関係の知人です。

友の命日に想う

みな40代。一番多忙な年代です。

希林さんは、御年70歳。

10年前に乳がんが発覚して手術、

5年後に転移がみつかり、

現在では13か所にもあるということです。

P1040694

「別冊太陽 昔きものと遊ぶ」(平凡社)

私は、この本の希林さんのきものを

見たとき、衝撃を受けました。

2001年の発行とありますから、12年前。

希林さんが58歳くらいのときですね。

古本屋で購入しました。

雑誌掲載のきものといえば、

どんな雑誌でも着付けはきちんとしている、

がお決まりなのに、彼女は自分で着付け。

本人は対丈だし、

お嬢さんの也哉子さんの着付けは、

おはしょりはユルい。

敢えてむかし風に着ているの

かもしれませんが~。

お孫さんの黒いきものは、留袖を縫い直したもの。

その上、紹介しているきものはすべて、アンティークで安く(いや、ほんとに安い!)買ったものだそうです。

 

P1040695 也哉子さんとお孫さんのこの写真、大好き

振袖は「半端な黒い布とで片身替りにして、残りで帯作った」とか。

振袖にビニール傘、お孫さんの服装は、まるで昭和の幼児みたいです。




それでも絵になっているのは、

俳優一家のオーラでしょうか。

この斬新さにKOされました

 

 

希林さんは、映像でも私生活でも、とにかく存在感があり、演技でさえ演技とは思わせない自然さ。

私生活では、夫との派手な喧嘩や他人の情事を打ち上げパーティで暴いたり野放図な言動で知られてもいます。

「もう物はいらない」と贈り物もお土産も「お持ち帰りいただく」とか。

P1040698_5

この写真もいいですね。一番奥の写真を見て。

飛び上がっています

きものは、やはり着る人の性格を現しますね。

 

今回の告白でも

「がんはゆっくり死に向かえるから、

私にはいい」などと言い、

もう手術もしないとか。

「がんにならなかったら、

もっと野放図(違う言葉だったかな?)に生きたい」とも。

「もっと、ですか」と

凡人は突っ込みを入れたくなります。

希林さんの発言や死に向かう態度は、

がんに対する認識を変えるかもしれません。

それとも彼女だから、言える、

できることなのでしょうか。

見続けていきたいと思います。

皆さまも、お身体、お大事にしてください。

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コメント (8)
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