いまさらですが、漫画「JIN-仁」(村上もとか著・集英社)全10巻を再読しました。
テレビで見ていたときには、大沢たかおさんや綾瀬はるかさんの恋愛ドラマ&医師としてのヒューマンドラマの面白さに圧倒されていたのですが、このたびの再読は、「八重の桜」の「幕末の攻防」に触発されたからです。
というより、「八重ー」を見ている娘は、わからないことがあるとメールしてきて、
「西郷隆盛は長州の味方じゃないの」
「あれはあとから」
「じゃあ、会津を裏切るわけ?」
自分で調べて、自分で、と言いたいのですが、この際勉強しようかなと思ったわけです。
「まあ、会津からみたらそういうことになるわけで~~」
「じゃあ、彼は悪い人?」
とまあ、小学生みたいことをいう。
まあ、そういうこちらも似たようなもので、官軍から見れば「いい人」も賊軍からみれば「悪い人」
西郷さん、大人物でありますが、それは後からの評価です。
歴史ドラマには後付評価が多いですから、幕末の混乱のなかでは、今日の味方は明日の敵。
「篤姫」も「龍馬」もそちら側の視点で描かれているので、「仁」確かニュートラルだったよな、と幕末のところを読み直したわけです。
本日24日放送の「蛤御門の変」では、西郷さん、会津の味方して長州藩を撃退したわけですが、この先、いかにして「会津を追い詰めていく」のか、描き方に興味があります。
ドラマで、覚馬たち会津の武士は、京都の町人に「会津の鬼!」と罵られます。
会津が鬼というより、武士たち皆鬼!なのでしょうね。
それでも、彼らがいなかったら、日本の未来はどうなっていたか。
「立場は違えど、みな日本の将来を真剣に考えていたのだ」とは仁の言葉。
会津の白虎隊で亡くなった少年たちの写真が鶴ヶ城に掛けてありました。
何枚も、何枚も、写真の展示がずっと、ずっと続いていました。
16、17歳の若者、もっと若い子どものような顔もありました。
わが家のアルバムにあったこんな写真。
日本の勝利を信じていた「銃後の女性たち」。
「大日本国防婦人会」のタスキをかけて、どこか誇らしげです。「贅沢は素敵、もとい、敵だ」なんて言ってたんでしょうね。
何年後かには原爆を落とされてしまいます~~。
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