忙しくて、きものを着るゆとりのないが日が続いています。
少し時間ができて、ジムにいくかきものを着るか迷った末、
気持ちアップのため、きものを着ることにしました(喜!)
気分転換、というより息継ぎという感じです。
気分転換用に着たのは型絵染のきもの。
見たばかりの「婦人画報」(ハースト婦人画報社)の連載
「きもの遺産」の二月号で真野響子さんがお召になっている
型絵染めのきものに触発されたわけです。
もちろん、格、質ともの雲泥の差ではありますが。
この連載のなかで、真野さんは型絵染めきものを
着ることの難しさを語っていらっしゃいます。
「洋服もきものも大好きな私は、あるときから、
置いてあるのを見ただけでそれを着た感じを逆算できるようになっていた」
この言葉を逆にとれば、
「置きコーディ」と、実際に着た感じは違う、
それができるのは修行あってのことなのだと、わかります。
「--ただ、このお二人(作家・岡本紘子さんと岡本隆志さん)のきものだけは違っていた。置いてあるときは、作品自身の主張が強いのが、着るとこちらに馴染んでくるのだ」と続きます。
型絵染めのきものって、着るが難しい、と思っていました。
それはきものの主張が強いからなんですね。
着たときに、着た本人より、きもののほうが目立ってしまうことがありますが、
それは、私のきものの理想ではありません。
模様のある洋服に慣れていない私は、きものも模様が入っているのは、
なかなか着こなせません。
紅型や型絵染めで持っているのは帯が多いのもそのためです。
しかし、購入したものの、一度も袖を通していないきもの、
「もう娘用かな」と思っていたきものを、今回着てみました。
帯は伊勢型染めです。
帯揚げは黄色をチョイス。
帯締めに灰色です。
型絵染めに型染とくどいような気がしていたのですが、
意外になじみます。
気をよくして(?)、もう一つの追加パターンにお召し替え。
ポーズを変えてみました(汗)
緑の紅型帯。
浅葱色の道明。
帯揚げは黒地にドットのスカーフで引き締めてみました。
というわけで、今回も、真野さんとは雲泥の差ではありますがお許しください。
息継ぎきもの、のあと、また海(仕事)に潜ります。
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