花想容にいらしていた一脇さん。
職人さんとのやりとりが楽しくて、
つい長居してしまいました。
きものについていろいろ教えていただきました。
「一脇」さんが載っている雑誌
おそらく皆さん、ご存じのことばかりだと思いますが。
1 靴と違い、下駄や草履って、ときどき
右と左を変えて履くんですってね。
履き方の癖で、下駄のかかとの部分の減り方が
変わってきますが、
ときどき左右変えて履くことで、
それを防ぐそうです。
「へえ、そうなんだ」と、私が感心すると、
友人は、「そうなのよ。知らなかった?」
これって、常識なんですかね。
浅学な自分が恥ずかしい。
きもの雑誌には、草履関係の情報って
案外少ないように思います。
2 足袋で廊下など板張りのところを歩くときには、
湿らせた雑巾の上に足袋裏を少し湿らせるそうです。
こうすることで、滑らずしっかり歩けるそう。
いや、これは草履を履いたとき、
滑らないように足袋裏を湿らせるんでしょう、と
同行した友人。
こちらが正しいようです。
私の聞き間違いだと思います。
済みません。
今度京都まで追いかけていって(!)確かめます。
ご存じの方いたら、教えてください。
3 草履や下駄は、朝下すのが縁起がよくて、
午後や夜に下すときには、「コケッコッコー」
と鶏の鳴き声をかけるんだって。
そうすることで、履物が朝だと勘違い(?)
するそうです(笑)。
これは地方によっていろいろあるとのこと、
頭の上に草履を乗せたり~~するところもあるとか。
へえ、そうなんだ。さすが、職人さん。
こういう言い伝えが聞けなくなっていくのは、
寂しいですね。
みなさん、新しい草履や下駄を下すときには、
ぜひお試しください。
その日にゲットした下駄草履です。
黒の本革に印伝の鼻緒
友人はグレーの台に同じ印伝の鼻緒。
足との一体感があって、履きやすいこと!
はい、「コケコッコー!」、やってくださいましたよ。
友人はアンティーク尽くし。
「妖艶ですね」と褒められていたよ。
「妖艶」とは程遠い~~。
近場だから、と気を抜いてきた自分に冷や汗。
ときには、プロの眼で見てもらうことも必要ですね。
「人の視線がきもの姿を鍛え、
美しくするんですよ」
と一脇さん。
そうなんですよね。
きもの通のいる場所避けていては
ダメですね。
ときには気合をいれて着なきゃね。
目白には、花邑さんやアンティーク好きには
たまらない「LUNCO」もあります。
駅の近くには、目白庭園などもあり、
きもの好きには
おすすめの街です。
関連記事
同じ目白でも、西と東では雰囲気変わります。
励みになります。
どれか一つ応援ポチ嬉しいです。