ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

ブログのお引越し&吉原事情ならこの一冊

2014-09-24 09:18:31 | アート・文化

 

これまで使っていたブログがの廃止が決まり、新しいブログに引っ越しました。

IT音痴ですので、不具合が起きるかもしれませんが、よろしくお願いします。

登録の書き換えなどありましたら(ない?)、合わせてよろしくお願いします。

 

引っ越した最初の記事は、「吉原・花魁」のことなら、この一冊ともいうべき書籍です。

直木賞受賞作(2007年発行)なので、「とおの昔に読んだわ」と仰るかたが多いかもしれません。

「吉原手引草」(松井今朝子著。幻冬舎)

わたくし、時代小説というものにはあまり興味はなく(藤沢周平は別)、浅学にして未読。

このたび、「色っぽいきもの」講座などから「みをつくし料理帖」などの面白い講義と時代小説を経て、では、と読んでみたのでございます。

読んでみると、これが面白い!

というか、この本って、

吉原の表から裏までの、そのすべてを網羅しているんです。

一人の花魁がある日「神隠し」にあったように忽然と消えた。

その謎を追うというミステリー仕立てではありますが、

関係者に話を聞くという形で、女衒、茶屋、幇間、そし

なんと、「指切り屋」などという仕事まで紹介。

「指切り屋」というのはですね。

花魁が客に誠を示すため、自分の指を切って差しだすとき、その指を切る仕事~~、とはいえ、花魁とて商売ですから、そんなに指を切っていたら、いくら指があっても足りません。

そこで、シンコ細工で作った指を渡す。

客はニセモノとわかっていても、それをもらうのはやはり限られた客~~ということで

価値ある「ブランドもの」になるわけでありんす。

謎を追っていくうちに、吉原のすべてがわかるという仕掛け。

それにこの本、目次がすべて吉原にかかわる仕事人になっているのです。

「女芸者~~」とか「指切り屋~~」「引手茶屋~~」といった具合。

だから、自分の知りたい仕事の内容を辞書みたいにすぐに開ける仕組み。

便利な本でありんす。

最後にはどんでん返しも楽しめて一石二鳥。

吉原に興味にある方、必読です。

もう読んだって? 済みません。

 というわけで、初めて使うブログツール、不安なので、今回はこの辺りで。

中谷花魁が、代わってご挨拶させていだだきました

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コメント (3)
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