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ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

久留米のうさぎとたくさんのお月様

2014-09-11 09:00:09 | きものコーディネイト

先日の「中秋の名月」

東京はあいにくの曇り空。

お月様は見ることができませんでいた。

でも、次の日には空にお月様が。


P9095856

ドラマチック・モードで撮りました。 



「中秋の名月」 って、満月には少し足りないそうです。

だからこそいいのかしれません。

満を待つって意味で。で、次の日の月です。


その日、近場で知人と食事をする機会があったので、なかなか着用にできなかった久留米のうさぎきものを着ました。

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久留米ですが機械織りです。

珍しいのと可愛いので反物を購入、自分でチクチク縫いました。

仕立てが悪いので、ちょっと着にくいです。

背中にシワが寄っているのは、もちろん着付けのせいです。

写真を見てあとで直しました。(写真は便利)



帯も、自分で作った二部式です。

前には「秋の雪」とネーミング。

P9095809

月に因んだ黄色。

今回は帯の水玉を、童話「たくさんのお月様」に見立てました。



「たくさんのお月様」という童話は、子どもの頃に読んだ忘れられないお話です。

ある国のわがままな王女が、空にある月がどうしても欲しいとねだる。

困った大臣は、「月とはどんなものですか」と逆に姫に聞くと、

「金貨みたいな大きさかな」と答えたので、金貨を月と称して渡したのです。

王女はたいそうご機嫌です。



ところが、次の夜にも空には、当然お月様が。

「私はお月様を持っているはずなのに、どうしてまだ空にあるの?」と問い詰められたら困ると心配した大臣は、逆に問い返します。

「空にまだ月があるようですが~~、はてさて、どうしたものでしょう」



すると王女、そんなこともわからないのと、得意げな表情で

「まあ、それは当然だわ。花だって取れば、また咲くわ。歯だって抜ければまた生えるわ。お月様だって同じでしょう」



子ども心に、なんてウイットに富んだやり取りだろうと、P9095853

思ったものです。



そこで、私もたくさんのお月様を~~。

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その日のコーディ。
帯揚げは紫。

帯締めは辛子と紫の格子。

帯留をお団子に見立てて。

可愛い過ぎて着るのをためらっていたのですが、先の「年相応のきもの破棄」で吹っ切れました。

これは娘も「可愛い!」というので、縫いの甘いところを直して、次は娘に。

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ヘアももちろん、お団子。


食事には残念ながらお団子はなかったの、旅行先の赤福のお団子を。

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ああ、美味しそう。

そして旅先で撮ったススキで、せめて遅ればせのお月見を。

そうそう、今の私なら姫に訂正しなくちゃいけないことがあります。

「王女さま、ある程度年を重ねると、歯は抜けても生えくなるのですよ」

「じゃあ、お月様もそうなるの?」と姫は訊くかな~??

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コメント (4)
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