ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

年相応のきものは破棄します。

2014-09-10 08:32:59 | きもの新陳代謝


衣替えに伴い、お手入れに出すものや自分で洗うものなどを分別。

ついでに箪笥の肥やしになっているきものを、断捨離、というか「生前整理」しました。

そのなかで、最初に始末したのは、「年相応」ということで購入したり、買わされたりしたものです。

「年不相応」の間違いじゃないの、と思われるかもしれませんが、いいえ、「年相応のきもの」です。

P9095801_2とてもいいあられ小紋、友人に譲っていただいたものですが、着る機会がないまま数年。

 

P9095804

薄紫の、 紫苑というネーミングと違ってまったく似合わない地味な羽織。

P9095863

きもの着始めの頃、「年にふさわしい落着きある色だわ」と購入したきものなどなど~~数枚。



きもの着始めの頃は、さまざまな掟、決まりごとに縛られておりました。

若い頃、母と一緒に呉服屋に行き「その年でそのきものは~~」と言われたり、年を重ねれば重ねたで「年齢にふさわしい落着きを」なんて、雑誌の特集を気にしたりして~~。

でも私にとってきものは遊び。

仕事で着用することもたまにありますが、そのときでも、やはり遊び。



にもかかわらず、着ていて楽しくないきものは、もう着ている時間はない
と、思い至った次第です。

年齢で着るものを決めるより、好きと似合うかどうかで決めるほうがずっといい。

こんな当たり前のこと、気づいてはいたものの、手放すには抵抗、未練、もったいない、があったのです。

考えてみれば、似合わない、楽しくないのに、持っているからと着るほうが「その時間がもったいない」



それでも派手過ぎると処分したものも数点。

これはやはり着始めた頃のオレンジ系。

2008年頃?

002_img_1014oshougu

 

「明るいほうが似合うよ」と言ってくださる方もいるのですが、着ていて落ち着かないものもNG。

きものは回数を重ねて着るほど、自由に着られるようになると思います。

 

 

初期の頃は、人の視線が「まあ、あの人、着付けが変」、あるいは「まあ、あんなきもの着て」と言っているような気がして、おっかなびっくり。

「あれはいけない」「これはいけない」との決まり事も、単に自分で自分を縛っていただけなのかもしれません。



50代後半、残りの人生がどのくらいあるのかわかりませんが、場所の掟、空気もわずかながらわかるようになったので、その感覚に合わせ、好きなものをチョイス。

それが「その人のセンス」、なのでは?

センスこそを磨きたいと思います。


 

年齢にふさわしいきものがあるのではない。

その人にふさわしいきものがあるのでは~~?

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コメント (4)
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