志村ふくみさまのとてもかわいい本を
みつけました。
「私の小裂たち」(ちくま文庫)
志村さんがこれまで何十年も染め、
織ってきた布の端切れを集めたものですが、
あるときは藍に凝り、
あるときには、集中しすぎて
倒れるほど蘇芳に狂い~~。
でも、常に格子に惹かれ~~。
それらの小裂をざくざく入れておいた箱を改めて
取り出したのは、
「病を得て、二度と織りはできないかもしれない」と
あやぶんでいたとき。
ベッドの上で、これらの裂細かく切り、
子供のようにお菓子の箱に張り、
ついにはきものの雛形を作るようになったとか。
作った雛形は50枚から百枚に~~。
先の「志村ふくみ」展でも
これらの雛形が飾ってありました。
そうか、あれはベッドの上で
作られたものだったのですね。
その「手仕事」が志村さんを救い、
元気になり、
また織りが続けられるようになった~~。
小裂たちに救われたとも。
手仕事が人にパワーを与えるのはなぜなんでしょう。
無心に目の前にだけ目をやるのは
瞑想につながるのか、
手は脳につながっていて、
特別な物質を分泌させるのか。
私自身、やり始めたらもう止まらない。
線をひくのがメンドウでじかに刺していく地刺し。
もう針目も大きさもむちゃくちゃ。
これを見た愚息。
「~~リハビリのためにやる作業みたいだね」
確かに。
リハビリかも。
何からのリハビリ?
老いからのリハビリ、ならうれしいな。
心が沈むときも、いやなことがあっても、
やり始めると、すべて忘れる。
座禅みたい~~。
志村さんほどの方でも、「手仕事」で癒され、
元気になる。
うまい、下手はこの際関係ない。
暇暇にせっせと手を動かして、
どんどん若返りたい~~。
いや、集中しすぎて、ちと肩が凝るけど~~
というわけで、
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
かわいい本ですね~(*´艸`*)
志村さまのしっかり大きなご本は買うまで行かないのですが、これは手元に置けそうなので今すぐ本屋さんに見に行きたくなりました。
そういえば、『下田直子 アトリエ』という本はもうご覧になりましたか?
下田直子先生のアトリエやスクラップブックの写真がたくさん載っていて、ワクワクしました。
お値段がちょっと高めだったので、見るだけで買わなかったのですが…(^▽^;)
もしまだでしたら、本屋さんに行かれた時に手芸本のコーナーをご覧になってみてくださいね♪
可愛いコメントありがとうございます。志村さんの本は「一色一生」など、同じちくまからとてもいい本が出ていますよ。
下田さんの本、早速見てみますね。素敵な情報、ありがとうございます。