私の着付けの大きな課題は、未だに「襟周り」です。
特に衣紋の抜き方がなかなか思い通りになりません。
襦袢の段階で抜いていた衣紋は、きものを着ているうちにどんどん上がってきてしまいます。
以下は悪い例。
着ているうちに衣紋が詰まってきています。
そうならないためには、「きものを着るときに体をあまり動かさないようにする」らしいのですが、どうしてもあちこちいじってしまいます。
そんなとき見つけたのが、「美しいキモノ」(三月号)のこの記事です。
「襟芯の先に足し布をして、長襦袢の衿に紐を付ける」とあります。
衿芯の先に足し布をする方法は、先の「初心にもどって・襟周りのこと」で、ご紹介したのと同じ方法です。
次の「襦袢の衿に紐を付ける」。
これは子どもがきものを着るときに着ける紐と同じなので、ちょっと抵抗あったのですが、試してみました。
この方法プラス「衣紋抜き」用の布を付けました。
すると、襦袢を着たときのまま、きものを着ても襟元が安定して、とてもきれいな襟周りになりました(万歳)
大島に型染め帯で練習
ちょっと抜きすぎ感もありますが、いつもはこのくらい抜いてもすぐに詰まってくるのに、この方法だと詰まってこなかったためです。
そしてもう一つの懸念の帯芯ですが、これは古い「七緒」(「木綿と仲良し」)の「目からウロコの半襟つけ」の記事を参考にしました。
大久保信子先生の方法です。
190センチくらいの帯芯をバイアスにカットしたもの二本を、三角の部分を重ねて補強し襟芯にする方法です。
私には、この襟芯では少し柔らかいので、これに洋裁用の芯地を重ねました。
大久保先生は、帯芯がない場合、やはり洋服の硬めの芯地がいいと書いていました。
というわけで、当分は襟周りの心配をしなくても良さそうです。
気になるかた、試してみてください。
特に、襦袢の衿に、、は簡単で効果抜群です。
動いても、襟周りが崩れないのが素晴らしい。
試しに一日おうちきもの。
あまり襟が上がってこない(喜!)
これで、また跳んだり跳ねたりできそうです(??)。
★いつもためにあるコメントをくださる和日和さんから、またまた有益なコメントをいただいたのでアップさせてもらいます。
私は習った教室が仕立て襟を使っていたので今もたまに使います。最初から、衣紋抜きと紐がついています。
でも、衣紋抜きを使うと、肩に負担がかかるのかものすごく肩が凝って疲れるのです。長襦袢の生地がモスだと摩擦で止まってくれるので、普段にはおすすめですよ!
励みになります。
どれか一つ応援ポチ嬉しいです。
でも、衣紋抜きを使うと、肩に負担がかかるのかものすごく肩が凝って疲れるのです。長襦袢の生地がモスだと摩擦で止まってくれるので、普段にはおすすめですよ!
いつもためになるコメントありがとうございます。
モスの襦袢持っていないのですよ。でもモスだと滑らないのですね。なるほど、モスも試してみます。静電気起きませんか?
自宅でモス長襦袢を洗うときに柔軟剤をつかって、沢山歩くときは静電気防止スプレーも念のためにしています。裾よけはベンベルグにしたらさほど気になりません。
ただ、裾さばきは良くないので、活動的ではないですね。
なるほど~
自分で着付けているからそう苦しくないはずなのに
やっぱり1日着物で過ごすと、首回りが少し凝ります。衣紋抜きのせいだったのですかぁ。
紫苑さんはきれいに衣紋がぬけていますね。
素敵!
お褒めのお言葉、ありがとうございます。
でも、これもたまたまかも(笑)。
そうなんですか、衣紋抜きって肩が凝るんですね。
和日和さんのブログ、ためになる情報が多いです。ぜひ覗いてください。