
木綿きもので行ったのは
伝通院から、善光寺に向けて
幸田文さんの愛読者なら
すっかりおなじみの、
あのクスの大木周辺です。
「ここから伝通院まで近いよね」
後楽園で会った友人とこんな話。
「~~そうだ、近くに幸田文の家があるはず。
一度は見てみたい」と相成った次第。
「これこれ、ひかえよ」
春日の地名の由緒となった「春日の局」の像。
意外にも?清楚なお顔立ち。
この辺りは学生時代、友人がいたのでおなじみ。
伝通院も。
子供たちのいい遊び場になってるみたい。
感心なことに、帰るとき、「ありがとうございました」
とご挨拶。
この方々に。
ワタクシめも、
昭和の雰囲気、セピアにしてみました。
「静かな生活が送れますように」と挨拶ついで、
欲深にもお願い事を。
で、向かうは善光寺方面のクスノキ。
おお、
あったぜよ。
文さまの時代のクスノキ。
「日本文学アルバム・幸田文」(新潮社より)
文さまの「小石川の家」
この大木のほんと、目の前にあるのですよ。
ちゃんと表札ある。
ファン心理でつい、まじまじと。
おうちの前の文さまと玉さま。
この角のところ
おうちの間取り図。(文学アルバムより)
あの縁側も、お庭も、このなかにあるのね、と思うと
感激、感慨もひとしお。
で、すぐ隣が神社なんだけど、
東京都内とは思えない鬱蒼とした場所。
山奥を歩いているみたいで
ちょっと怖かった。
というわけで、クスノキの前で
記念写真。はい、ぱちり。
歯切れのいい文体、きっぷのいい性格。
父露伴に尽くしぬく、愛情の細やかさ~~。
遠く及ばない人がいるもんだ。
きものだけではなく、すべてが憧れ、
幸田文さま。
近くにあったのに、なぜか行かなかった
小石川蝸牛庵。
ああ、これでいつ死んでもいいわ。
願い事にあらずよ、神様。
あの方の作品の数々、
再読してからでいいかな。
傑作いっぱいあるからね。
長~~い時間かかりそう。
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今回は写真多数の
長い一幕になってしまいました。
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