10年前、きもの熱にかかって以来、
とにかく買いまくり。
プチプラから、自分では高価と思うもの、
紬に柔らかモノに、琉球、米沢、紅花~~。
で、今思うのは、
着物はプチプラで十分ってことでした。
きものも帯も千円台。
お茶をやっていたって、お稽古のときには
汚れるから、何でもOK。
気をつかうお茶会用に、鮫小紋、付け下げなど
何枚か持っていればそれでOK。
「見栄」張るように買ったものは、
一度使っただけで、たんすの肥やし。
見栄に値段はつけられないから、
お金かけられる人はどんどん~~、
ファッションに見栄はつきもの、
見栄、見栄え(みばえ)、
と書くくらいだもんね。
初期の着付けも満足にできない頃のほうが
いいキモノ買ったね。
キモノは高価なものとの思い込みがあったから。
これだって、きものはそれほど高くない~~。
おしゃれオフ会は、それはそれは楽しかった。
しかし今なら、もっと工夫します。
いまや万札一枚で結構、いいものが買える時代に。
→男着物の紹介ですが、とてもいい本です。
この精神でいきたい。
① 普段使いには、気軽に着られるものがいい。
② 着物は一年、二年着なくても持つから、
持っている枚数によるけど、
ワタシは3回くらい着て元が取れたと思う値段でOK。
ゆえに、人によってプチプラと思う値段は
それぞれってことですね。
③ 夏物の麻や木綿の絞りなど、流行り廃れのない、
洗えるものは、多少高価でも元が取れる。
竺仙の麻。
これは次の代まで~~??
④ いいものは目が肥えてから買う。
でも、目が肥えるといい着物を安くゲットする目も肥える。
⑤ 洋服と違い、キモノは素材それ自体はいいので、
安くても見劣りはしない。
⑥ 着付けはちゃんとする。
着物の一番の難点は、なんといっても汚れ。
どんな高級着物でも、わずかでも汚れがついたら
アウト、という世界。
ワタシは少しくらいの汚れなら着ちゃいますけどね。
オークションでね、
「汚れがありますが、夜の集まりにはわかりません」
という説明があって、思わず笑った。
そんな言葉も本気にしていたほど無知だった。
今や着物の贅沢さは、きもの自体の高級さではなく、
着付けにかける時間や余裕、ゆとりにあると思う。
今や、どんなプチプラでも、
着物を着ている人は「ゆとり贅沢」「ゆとり美人」
だと思う。
今回の「きもの売るときにはこんなお値段?」で
着物は一度でも着たらプチプラ
未着用の着物だって売れば安い。
それがわかったから、
これからは汚れを気にせず
どんどん着ることにしましょうか。
というわけで、
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